「「ペガサス幻想」は最高だけど……」聖闘士星矢 The Beginning ku-pa-さんの映画レビュー(感想・評価)
「ペガサス幻想」は最高だけど……
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日本のマンガ原作ハリウッド大作の死屍累々たる失敗作の数々に比べれば、遥かに原作へのリスペクトを感じるし、作品としてのまとまりはあるが、手放しで褒めるほどではない。
個人的には聖衣がモッサリしてて今ひとつカッコよくないのが一番の残念ポイント。戦闘シーンにワクワクが感じられなかった。
劇場版「パワーレンジャー」なんかでもそうだけど、マッシブで重装甲なのがあちらでは強さの象徴なのだろうから、これはもう感覚の違いとして諦めるしかないのかも。
日本だとスタイリッシュで美しいことと強いことはイコールで繋がっている気がする。
普段はペンダントになってる聖衣は上手いアイディアだったと思う。ただそこから聖衣が表出して装着するシーケンスがあと一歩。
変身シーンに美学を感じるのは日本人特有の感覚なのかもしれないが、星座のオブジェが分解して装着される映像が見たかった。
細かいところばかり気にしてしまうのがオタクの悪い癖だとは十分に自覚している。
でもそういう細部へのこだわりがあるかどうかが、観ててワクワクするかどうかの分かれ目ではないだろうか。「マリオ」の成功はまさにその一点に尽きるのではと思う。
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YOUさんのコメント
2023年5月5日
同感です!
「マッチョでカラダがデカいほうが強い」
これがアメリカンなんですよね。
当然、「氣」の概念などもなく、
中国武術(カンフー)が初めてアメリカに上陸した際、細見(小さ)なやつがなぜマッチョに勝てるのか理解できなかったそうです(笑)