「せっかく真剣佑が鍛えてるのに驚愕の脚本の粗さ。。」聖闘士星矢 The Beginning リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
せっかく真剣佑が鍛えてるのに驚愕の脚本の粗さ。。
残念。
残念極まりない。
新田真剣佑の、縁やスカーに続く次の作品だったので、真剣佑の鍛えた身体とアクションとアメリカ生まれのネイティブの真剣佑の英語セリフを聴きに&見に行きましたが、
そして何より聖闘士星矢はジャンプで読んでて
フェニックス一輝も
アンドロメダ瞬も
キグナス氷河も
ドラゴン紫龍も好きで。。。
ブロンズ聖衣なのに何故かシルバー聖闘士達を倒せるとかそのうち星矢はサジタリアス(射手座!!)の聖闘士になっていくしゴールド聖闘士達もカッコイイ、好きな作品なので
万一、実写化でコケたらやだな~と不安に思いつつも映画館に行きましたが。。。
大好きなめっっっちゃ好きな作品を、どこをどう改変すればここまで絶望的な脚本になるのか、と。。
公開2日目の土曜日なのに客席まばら(涙)
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冒頭にアテナが人間として生まれて育てられたことなどはざっくりとナレーションだけで説明し、
アテナの育ての父親が実業家なら、育ての母親(別れた奥さん)も、アイアンマンのおじさんもビックリの驚愕の資金力で超絶研究設備を作りどこの軍事組織やねんばりのホバリング可能な戦闘機を作り乗り込む時はスター・ウォーズかいって感じで。。
え、育ての母親もどこぞのCEOでしたか??って金持ち。。??何でやねんとしか言いようがない。
お母さんの暴走をお父さんが止めようとする?
聖闘士星矢を夫婦喧嘩の物語にしないでくれ!!
そして何故かお母さん側にフェニックス一輝がくっついて一応協力していたのは、作中に理由が明かされたからまぁ良いとして、でもなぁアテナに使った機械の機能がイマイチよくわからなかった。知恵の女神ではなく戦いの女神になってしまった!!!って。。?
アテナの力(小宇宙)を奪い取る機械ではなく
どちらの女神になるかを制御出来る機械だったのか??アテナの力を止めるために機械にかけてたように思ったけども。。動作状況91%くらいの時のお母さんの心変わりあったけど、あれで機械を止めた?動き方を変更してたっけ??
すみませんだんだんここらへんの設定や脚本が理解出来なくなりつつありました。。
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それから聖衣まとう時、聖衣のパーツが多すぎる気がしました。まずくっついてる時はそれぞれペガサスや白鳥などそれぞれの形をしていて、体に装着する時に8個くらいに分かれて装備してたような気が。パーツ多すぎてけっこう違和感。
あとマリンはあからさまなワイヤーアクションがなんだかイマイチ。。るろうに剣心とかはわざとらしさあまり無くてワイヤーもカッコよかったのにな~
で、肝心の星矢の心情も無理矢理が酷い。
最初はさらわれた姉さんを探そうとした。
どうやらアテナの育ての父親に協力すれぱ探せそうだ。
途中でこの人は自分を騙してたと気づいた
でもなんか結局すぐアテナを守る気持ちになり。。
君は俺の女神様だ。
(アテナからお姉さんを先に探しましょうと言ってもらう)→そしてアテナに「ありがとう」と言う。。
。。。え?なんか星矢の心情変化が大雑把すぎる。
真剣佑の演技と身体のトレーニングは評価するけど
星矢の心情変化がほとんど疑問なので映画作品として感情移入出来なさすぎて評価出来ない。。。(悲)
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縁はお姉さんのため
復讐者スカーはお兄さんのため
星矢はお姉さんのため
似てるキャラクターだったけど
るろうに剣心の縁はほんとに良かったのにな~
スカーもそれなりに存在感たっぷりで良かったのにな~
「作品 聖闘士星矢」としてはなんだか残念でした。
とりあえずアテナが若くない。
もっと少女を起用してほしかった。
18年前と言うけど18歳に見えない。
27〜28歳のOLっぽくて残念。
真剣佑以外の俳優は魅力的な人が誰もいないし、
真剣佑本人の吹き替えを聴いてみようと
字幕版からの吹き替え版も見ましたが、
まさかの真剣佑が聖衣まとうあたりで一瞬寝落ちしていたという。。マッケンファンの私が眠くなってしまうとても残念な作品でした。。
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フェニックスはゴールド聖衣を奪い取ったから続編やる気マンマンの監督さんだろうけど、続編は興行収入的に厳しいかもしれない。。
映画用に多少の脚本は変えてもいいから、すんなり腑に落ちる、ワクワクする物語のままで創ってほしかったです。
真剣佑の次回作に期待します。。