ナイトメア・アリーのレビュー・感想・評価
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美術スタッフが可哀想D
映画が始まった時は 「なんて豪華で素晴らしい映像だろう」と思って すごく期待してのめり込んだ。 しかし話が進むにつれて 期待は薄れていき 半分ぐらいしたところですっかり意気消沈してしまった 。映画というものは1時間20分でも面白ければ十分満足できるというのに なんでこんな長ったらしい編集にしたんだろう? 長い映画をとってしまったとしても 思い切ったカットを入れて90分にまとめてしまった方が良かった。 そうすればなんだかわからないようなところを 観客が想像力で埋めるので きっとその方が面白くなっていただろう 。最後にとってつけたような ラストシーンがあるが 大体脚本家自身が納得がいっていない場合にこのようなことが起こる。 シェイプ・オブ・ウォーター が傑作だったので期待してみたがこっちは駄作だった。
うつくしい、こわい。みたい、みたくない。
華やかなライト、きらきらした遊園地、不気味なショー、怪しい人たち…美しくも不穏な雰囲気の中「宿命」に引かれ転がり進む主人公の人生。内容は書けないけど、ラストの衝撃がすごかった。いや背筋凍ったわ… めっちゃ怖いけど、大人向けの寓話。すき…
キャストや映像も私は好きです
ちょっと盛り上がりに欠けるかも? とにかく長い作品で引き込み力が弱い気がします 後半から少し盛り返しますが展開が少しわかる感じです でも全体的には私は良い作品だと思いますが評価は普通ですね…
千里眼小悪党因果応報ノ巻
良くも悪くも、トロ監督のグランギニョル趣味炸裂の作品でした。凝りに凝ったクラシックなセットや魅力的な映像で、序盤の見世物小屋のシーンからすんなり映画の世界に入れます。ただ、監督の趣味だけに見世物小屋の世界は面白いけど、やや冗長で主人公が何をしたいのかお話の方向性が見えづらいです。主人公が千里眼の達人になる後半からノワール色が強くなり、ファムファタルのケイト・ブランシェットも加わり俄然面白くなってきます。前半で散りばめられた伏線を回収しながら、周囲の警告や助言を無視して運命の暗転からおぞましいラストまで一直線でした。役者では、ブラッドリー・クーパーがドンピシャのハマり役。ケイト・ブランシェットは、魔女かと思うような迫力ぶりでした。
「外さない」
今年34本目。 ナイトメア(悪夢の)・アリー(小路)に自分も入らないように気を付けたい。ギレルモ・デル・トロ監督は2018年4月の「パシフィック・リム アップライジング」が製作ですが、イェーガーと「KAIJU」の対決が面白く今作も本当に外さないなあと思います。清水崇さんとギレルモが外さない監督で好きです。
「獣人」の作り方、恐ろし〰️
『シェイプオブウォーター』はあまり入り込めなかったけど、この『ナイトメア・アリー』のほうが面白かった。 見世物小屋や都会の建物やオフィス等々、セットが完璧で美しく、独創的でどこか異形なギレルモ・デル・トロ監督ワールドだった。それこそナイトメアみたい。ケイト・ブランシェットはパンフレットのインタビューで『3Dのロールシャッハテストのようなセット』と表現していた。 その、ケイト・ブランシェットはメフィストフェレスみたいだったし……。 『人は必死で自分を表現し、自分をみてほしいのだ』読心術を教えてくれたお師匠さん、ピートが言っていた台詞…… 確かに、観察力と洞察力で人の心が読めたら、的中したら……、そして、そこにお金がからんできたら、なかなか抜け出せないかもしれない。 『シェイプオブウォーター』や『ナイトメア・アリー』みたいな映画を撮るギレルモ・デル・トロ監督自身を心理分析したら面白いかも。 ラストで貨物列車に乗り込んだ時点で予感はありました。 予感はあったけど……、自ら受け入れたんですね…………。 『映画のラストは、スタンにとってハッピーエンドなのでしょう』とスタン役のブラッドリー・クーパーが言っていました。 鑑賞中は、いろいろ考えが浮かんできたけれど、単純に娯楽映画として楽しんで観ればいいんだ、と思った。
ダークな世界観にどっぷりと浸る傑作
ギレルモ・デル・トロ‼︎ そしてこれは傑作だった。 欲に溺れ、愛を捨て、堕ちていくブラッドリー・クーパー。 ダークな世界観に深く浸った。 悪夢の小路に迷い込み逃げ出すことができなかった。 女性陣も良かったなぁ。 トニ・コレット、ルーニー・マーラ、ケイト・ブランシェットがバトンを繋いだ。 バスに浸かるブラッドリーの傍らに座ったコレット。ゾクゾクした。
メンタリストと奇術師のハイブリッド
この映画を観た日本人のうち、DaiGo(メンタリストの方)を思い浮かべる人は多い気がする。相手の状況を観察しながらどんなことを考えているのか、どんなバックグラウンドがあるのかを推察する。本作で読心術と呼ばれているワザは、彼のおかげで結構馴染みのものになっていた(いや、もちろんその前からそんなものは存在して、テレビをはじめいろんなところで披露されていたけど)。本作のスタンは心理学的なアプローチもあるけど、パートナーとのサインを交わす手法は奇術的なものもあわせたハイブリッド。伝統的な騙しのテクニックとも言える。 でも、心理学的なアプローチで人のことを推察する段階からならまだしも、霊能的なメソッドで人の心の隙に入り込もうとするとそれはもう詐欺になる。それで救われる人もいるかもしれない。そんなシーンもあることにはあった。でも、それをそのままにしないのがデル・トロ監督(単純に原作がそんな話なのかもしれないけど)。あの夫婦のくだりはちょっと驚いた。 何の話なんだろう?って思いながら、後半の展開で目が離せなくなり、最後のシーンでなるほど!と唸ってしまった。個人的にこんな話が好きだから評価が少し高めだが、万人受けするとは思えない。 でも、DaiGoがスタンの衣装を着て、試写会で読心術的なワザを披露する姿を見れば、もっと一般受けするかもしれない。もちろん、そんな試写会は開催されていないのだが。
怖いです。心療内科に通っている人は観ない方がいいです。
怖かった。最近心温まる映画とかオシャレなフランス映画を観ていたからドストライクの怖さ。第二次世界大戦中、フリークショーにやってくるブラッドリークーパー、なんかうす汚れていて、?。最初全然喋らないし、不審者の匂いプンプン。行ったフリークショーも(エレファントマン)を彷彿とさせる暗い画面、荒れている天候、怖い見せ物人間達。ずっとフリークショーの話かと思いきや、思わぬ展開でグイグイ引き付けられる内容に。心療内科のカウンセラーのドクターと診察室を彷彿とさせる展開に。戦争も怖い、天災も怖い、でも人間の心の闇から産まれる恐怖が一番怖い。憎しみ、羨み、妬み、お金や名声への野望。それから依存症への恐怖。普通に仕事をして普通の生活ができるって幸せ!と思ってしまった。心が弱くなっている方、体調悪い方にはお勧めしません。
「俺には、それが宿命なんです」
もっとホラーっぽいかと思ったら、あんまりホラーっぽくなかったです。 1940年代のアメリカが舞台で、僕の大好きなオールドアメリカン。 サーカスのネオンなどが綺麗で印象的、オシャレな映像美。 ケイト・ブランシェットの存在感がスゴイです。 でも、長い… もっと短かったら、もっと点が良かった。 2時間30分ぐらいありますが、 前半1時間と最後30分が面白い! 真ん中1時間は退屈で、ウトウト居眠りしてしまい、最後30分で目が冴えた。 最後は衝撃でした!! エンドロールが流れる中…夜中の帰り道…家に着いてから…考えこんでしまった。 長いのが、もったいない… 居眠りしたし、もう1回観たい。
カーニバルの裏側にひろがる果てしない闇の向こう…
同じショービジネスの話でも、「グレーテストショーマン」のような明るさはもちろん期待してなかった けど! それにしても、暗くて、救いのない映画だった 「シェイプ・オブ・ウオーター」のようなファンタジックなところもなくて、リアルに闇へのみ込まれて破滅する男の人生… ストーリーの時代背景から、雨か雪か夜といった天気に時間、カーニバルの裏側のおどろおどろしい雰囲気… 徹底してダークなイメージに作り込まれている そこで唯一、光を放つ謎の心理学者 彼女は救いの天使なのか、 はたまた闇へと引きずり込む悪魔なのか… と、いったところに惹きつけられて最後まで観たけど、結局、ラストシーンまで徹底的に闇の物語 これこそがギルレモ監督の世界なのか⁉ 人間の心って、そっちはヤバい!とわかっていながらも、闇の向こうに成功した自分を見てしまうのかも…
見せ物小屋
最近では、グレイテスト・ショーマン、古くはエレファント・マンが、思い出されるが、人間は興味本位や怖いもの見たさでこの世にも珍しいものを見たいと思ってしまうが、見たらなーーんだ、ガッカリ😮💨ってことばかりだと思う。 さて、本作の中でも、ギークと呼ばれる野人がメインエベントとして登場。 檻に入れられた野人が違うんだ、なぜだ!とささやいていたが、エンディングで主人公がまさかのギーク候補とはこりゃまたビックリ‼️ 人生色々ありますなぁ
怖いもの見たさに群がる一員として
伏線の予測変換が作動しだすが、良い意味での裏切りを期待しつつ見たけれど やはり… ケイト・ブランシェットとトニ・コレットの役としての色気のなんと凄まじきかことかな。 エンドに流れるラフフェイクな「スターダスト」が 締めのデザートにぴったり。
ブラッドリークーパーの演技!
ブラッドリーとわからないシーンもあって、なぜアカデミーノミネートされなかったのか、不思議!こんな声だっけ? もちろん周り全員すごい俳優ばかりで圧巻です。ストーリーは単調な感じはするけど、まぁ、委ねて見る笑 凝った世界観はデルトロ味(美術、撮影、衣装 ノミネート納得!) 答えを押し付けず、見てる側に投げかけるエンディング良き!
自らの欲望に翻弄され、皮肉な運命をたどる男の物語。
ギレルモ・デル・トロ監督作品ということで、映画として、まったく問題はありませんが、ここまでくると、男が、なぜ父親に恨みを持ったかというところまで描かないと、見ごたえに欠ける部分があるかもしれません。 しかし、そうなると上映時間が3時間前後になり、個人的には旧作を観たことも、原作も読んだこともないため、それができるのか、できないのかは、考察することができません。 旧作から変わっているのは、ラストシーンだけのようです。 映像に、ストーリーに、まったく問題になるところはないのですが、何か、もの足りなさがある…、そんな感じでしょうか。 …とはいえ、完成度は高いといえる作品です。ぜひ、劇場でご覧ください!
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