ナイトメア・アリーのレビュー・感想・評価
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ラストは悲しい気持ちに。
後味がえぐい……
前置きが長いなとずっと思い観ていたらどこから本題かわからなかった。...
ケイト・ブランシェットのサイボーグ感が一番不気味
【2022.3.28✩⃛初回観賞】 評価:3.3
【2022.4.5✩⃛2度目観賞】 評価:3.3➡︎3.5
先の『ベルファスト』初回観賞日の二本立て作品として選んだ『ナイトメア・アリー』。
一本目で寝てしまったのに二本目でしっかり目が覚める……なんてことはなく、こちらも結構寝ちゃいました😭やはり疲れてる_| ̄|○
でもやっぱり話が気になって翌週リベンジ💪こちらは2度目を観たら納得✨✨✨
人は劇的に悪に染まるわけではない。
少しずつ少しずつ道を踏み外す決断を繰り返すことでいつの間にか袋小路に迷い込む。
でもそのスピードを加速させる悪き道具が『酒』。酒で身を滅ぼすとはよくいったもの。いやー、お酒やめてよかったー(←ってそーゆー話ぢゃないかw)
受けを狙い過ぎて、身を滅ぼす
◉奥へ、さぁ奥へ
キャラバン集落は朝焼けか黄昏の中でしか映し出されなかった。惹き込まれるような美しさの薄明は、他人の心や自分の心、世界のしくみなど、とにかく見通せないものを象徴していたように思います。その奥に「悪夢」が広がっていると言うのが、監督の仕掛けでしたね。
◉欲の深い色男
スタンはキャラバンで習得した読心術と心霊術を操りながら、興行師の頂点を目指して、成功を重ねる。だが、スタンの欲望は単なる大金狙いから、人を「たぶらかす」ことの愉悦へと傾く。金だけでは満足できなくなって、要するにバズりたくなった。
◉心霊術が止まらない
富豪に、娘さんの霊に引き合わせましょうとスタンが語ったところで、この物語は終わりに向かったと感じました。
スタンが我を忘れなければ、娘らしき人影を遠くに見せるだけとか、声だけが聞こえるとか、もっと慎重にことを運べたはず。大技を狙い過ぎて、後は破滅への道しか残っていなかった。
◉重厚な人生に押し潰された
舞台がキャラバンから街へ移ってからは、何とも重厚で甘ったるい画面が続きました。スタンやリリスの部屋の中の調度品や、身にまとうアクセサリー、食事の盛られた皿やワインの注がれたグラス。こうしたものが麻薬のように、スタンの身体に染み込んでいく。
現実を見つめていたモリーとは対照的に、スタンは次第に脚が地に着かなくなっていく。ザワザワしたスタンの姿は、破滅への盛り上がりを充分に感じさせてくれました。
父を焼き殺した火の記憶は、そのままの勢いでスタンを飲み込んだことになるのですかね。
判事の妻が夫を撃ち抜いた時は、ケツが完全に浮きました。モンタナの目撃者でガス爆発が起きた時以来のビックリでした。
人か?獣か?
サーカス一団で読心術を学んだ男がショービジネス界で成功し、精神科医の女と組んで政財界の偉い人を手玉に取っていく話。
デルトロらしくモンスター的な獣人間、胎児のホルマリン(?)漬けなど要素はあるもののモンスターというモンスターはいない。その代わり、憎らしいほどにイケメンなブラッドリー・クーパーと出てきた瞬間に画面全体を支配するケイト・ブランシェットの美しさが本作のモンスターだった。
スタンの読心術って習った技によるものでもあるけど、人を魅了する華やかなその見た目が付加されてこそだろうに、世界を掌握できたと勘違いし、より強いモンスターに食われる。2人とも素顔なのに充分モンスターに見えるのが面白かった。
そしてスタンと結婚するモリーが途中から真っ赤な服を身につけてるのが『シェイプ・オブ・ウォーター』のイライザっぽくて、"モンスター"を愛したのは同じだなと。
思えばスタンは"父殺し"を果たした時点で既に「悪夢小路」へと誘われている。自分にとっての最大の壁である親を殺した時に、すでに世界を掌握してしまっていたんだろうな。家族内の狭い世界を掌握しただけじゃ、自分の嘘による影響力を考えられない。スタンの想像の範疇を超える老人達の奇行がちょっと滑稽だった。
暗くて怖い
話しの冒頭から怖い!観る前に情報入れずに観たのですがニワトリのシーンはグロ怖くて、話しが展開する中でどんどん怖くなる予感はしてました。怖さで全然眠くならないし、引き込まれていきました。金儲けのため詐欺のショーをしていたけど、見世物小屋からステータスを夢見たんだよね。アメリカンドリーム?てきな。詐欺師毎日、演じるのも大変で必死だったんだろうな。かつら被って白いドレスで現れてって言われても、あたしは無理だ。あの彼女は好きだったんだよね。けど、目の前であんな冷酷な実態みたら、そりゃ無理だよ。最後、どこかで聞いたセリフに展開、、、。俺もか、、、
因果応報だね。欲張りすぎると取り返しつかないことになる。
皮肉な話というか因果応報というか、主人公が最初からクズい雰囲気バン...
なんとも摩訶不思議な、、、
どうしてこうなった…
綺麗に着地したのに後を引く
シェイプ・オブ・ウォーターからパシフィック・リムまで
デル・トロ監督の作品は幅広くていつも驚きます
カーライル演ずるブラッドリー・クーパーのハマりぶりは良かったです
彼は生まれてからの業を背負い続けたままたどり着いた結果だと思っています
映画を観る方には父親との不仲(ケアラーの方も?)等似たようなトラウマ持っている人にはキツイだろうと思いますので注意です
物語の閉じ方は綺麗でここで終了だとわかっていますが
カーライルが初めにたどり着いたカーニバルの団長や彼女のモリー含む仲間達は
何処へ行ったのでしょうか?
時代の流れではバラバラに消えていったとは思いますが
今もどこかで開いて欲しいと思いをはせる作品です
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