ナイトメア・アリーのレビュー・感想・評価
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雰囲気を楽しみました
うーん…
結末、途中から、なんとなく読めたよなー。
主要登場人物たちのバックボーンが描かれなさ過ぎて、
なんで、こんな人たちになっちゃったんだ?!
ってのが解らないから、モヤっと感が拭えず。
見世物小屋のセットは、怪しくて面白かった。
原作の方が、もっと面白いかも。
最初から最後まで思った通りに進んで、思った通りに終わった。
すっかり予定調和な展開なのに最後まで引き込んでしまうのは流石。なのだが…
殆ど役者の演技と映像の力だった。
つまり脚本はイマイチ。
まあ結局のところ、ラスト・ショットのブラッドリー・クーパーのアノ顔を見るための映画なのかもしれない。
とは言え、
ケイト・ブランシェット…
もっと出来たと思うけどなあ…
最初から嵌める気まんまんで、結局あの展開。
もうちょっと予想を裏切る展開はあっても良かったんじゃない?
原作に忠実だったということ?
まだ読んでないけど。
だとしても、あの流れで行けば、もっと主人公のスタンの現実と虚構との境目がドロドロに溶けていって、ついには正気が崩壊するレベルまで暴走して行かないと、やっぱりイマイチだよなあ。
まあ、あのラストは、ある意味そういうことかもしれないが、もっと前の時点で例の伏線は回収しておくべきだろう。
あの富豪を欺くシーンが特にそうだ。
アレじゃ、ただ金に目が眩んで自信過剰になっているだけにしか見えない。
まだ観ていないし、全く根拠も無いが、最初に映画化したタイロン・パワー主演の方が、たぶん更にエグい気がする。
しかし amazon に無いんだよな〜
コッチのリバイバル上映の方も、是非やって欲しかったよ。
飲んだくれの親を忌み嫌ったはずだったが
カーニバルという見世物小屋自体はたわい無いお遊びなのだが、戦前の昭和大不況時代に、根無草の男が金づるとして食い付いた読心術の顛末はどうだったのか。アルコール依存を忌みきらいながら、その泥沼に引きずり込まれる人の弱さが伏線になっているおどろおどろしいノアール映画に浸ってみる価値はある。主人公はおれかもしれんし
妖艶な貴婦人風の、心理学者ケイト・ブランシェットが絡んでから、底知れないストーリーに引き込まれる。
ルーニーマーラがまた可愛すぎる。
人間の心を操るトリックが鮮やかだ、そしてその心の隙間にに攻め入る甘い罠もさらに魅力的だ。
言葉の端々で感じ取る雰囲気とかせめぎ合いを楽しみ、落ちていく姿に無情を感じ、ルーニーマーラの可愛さは目の保養だった。
難しい話ではないけど
原作・前作どころか、予備知識すらまったくなしで観た。
話はシンプルで、要は「因果応報」「すべては自分に還ってくる」って話(に見える)なんだけど、役者陣がいちいち豪華なのと、いろいろ作りが凝ってるので、正直なところ「なるほど、そういう映画なのね」と思った時には映画が終わってた。
ただ、この映画の全体に漂う価値観の置き方を見てると、単純に「因果応報」で片付けていいの?って気になる。
そこがやはり「これ、どーいう映画なの?」と最後まで考えて続けさせられた要因でもある。
おそらくもう一回観ると、細部まで堪能できるんだろうとは思う。
むしろ、この出演者の豪華さは、良くも悪くもその存在感の強さがホントに凄くて、ストーリーそっちのけで観いってしまう。
あと、出てくるスーツやコートがすごくオシャレ。
16
面白すぎる!
何の前情報もなく観に行ったのですが、あっという間の2時間半。
特に最後の30分は、怖すぎて怖すぎて…固唾を飲み続ける状態でした。
そして、終わる寸前まで結末がわからない…
原作がすごいのか
脚本がすごいのか
演出がすごいのか
演技がすごいのか
いや、全部すごいんです。
サイコスリラー系といっても、後味悪い系でもなく、なんか不思議な世界に入り込んだままの感じです…
悲しいな…
軽くてあらすじを読んで「面白そう!」と観にいったら あれれ?序盤から鶏食いちぎっててなかなかエグい…(;▽;)
久しぶりに救いようの無いバッドエンド映画を見ました。
友達と観たから良かったけど、一人で観てたら引きずってたかも。
物語の緩急がなくて長いので、途中眠くなってしまった。
ラストにはなるほど、と思ったけど…!
音楽と友情の無い「グレイテスト・ショーマン」
「グレイテストショーマン 」から
音楽と友情を消去して
デル・トロ監督がエグくゴシックに陥れた秀作。
(こんな言い方したら怒られるかな(^_^;))
正直、私的には中盤まで淡々と進み
「このままのリズムからたまらんな」って
思っていただけに
ラストへの流れ方には
「やっぱデル・トロ先生!!」って
体が熱くなった。
心の抉り方とか本当に
「パシフィック・リム 」の監督だよね?
って確認したくなる。
「シェイプ・オブ・ウォーター」的な陰ですよね。
ラストの ブラッドリー・クーパーの顔は
1週間は脳裏から消えない。
人を騙しちゃいけないね。
さらに1ランク上がったデル·トロ作品
パンズラビリンス、シェイプ、より更に完成度上がってる。クリーチャーがエノク位で残念ですが、キャスト、ストーリー共に良かった。なんたってサーカスってのがGOODです。
終始漂う不穏な空気
ポスターからみた、スマートな感じから謎解きものかと思いきや、全然違いました。
終始不穏な空気が漂い、ヒロイン以外登場人物全員一癖ありそうな印象で、気が許せない。
どういう展開になるかも予想ができない。
そしてラストにかけて怒涛の展開。
ある意味爽快でした。
逆に不穏な空気ゆえ、ところどころ出てくる小道具や、演出が、どういう意味を持っているか考えてしまい、疲れもしました。150分は少しきつい。
霊はカネになるがカネも所詮は霊のようなものである
金に目がない霊感風占い師の男が調子に乗る話。
会話の心理戦は面白い。ライバルに心理士の女も登場する。
良い点
とくになし
悪い点
・騙されすぎ
・何故撃った
その他点
・電気の感触やいかに
・なんとも言えないオチ
・ED曲がどこかナイル殺人事件っぽい。金に目がないミステリー繋がりか。
デル・トロの偏愛を愛せるかどうか、ですね。
第90回アカデミー賞で作品賞や監督賞等4部門を受賞した「シェイプ・オブ・ウォーター」のギレルモ・デル・トロ監督の最新作。今作でも第94回アカデミー賞作品賞他4部門にノミネートされていました(受賞はならず)。
前半と後半でガラリと雰囲気の変わる今作。
前半はいかがわしい見世物小屋を中心としたカーニバルが舞台。フリークスを主な見世物としているその一座をみていて思い出すのは「グレイテスト・ショーマン」。あれはヒュー・ジャックマンが演じたからか興行師バーナムがあまりに“善い人”ぽく描かれていて、ミュージカル作品としては十分に楽しかったものの(いやいやバーナムは人身売買的なことをやっていたしほぼほぼ詐欺師だしなぁ)ってモヤモヤしてしまったんですよね。でもこちらの興行師はウィレム・デフォー。デフォーは出てきただけで思いっきり胡散臭いからいいね(褒めてます笑)。
ホルマリン漬けのアノ標本や獣人(ギーク)の姿など目を覆いたくなるシーンが何度もありヒリヒリしっぱなしでした。これはデルトロだからデルトロだからってぐっと堪えてました。
後半は主人公スタンが一座を抜けてホテルでショーをするようになり舞台が一転。ここでケイト・ブランシェットが登場するのですが、美しくも氷のようなケイト、作品の空気を一気に変えていくのはさすがの大女優!
ここからはとってもスリリングな展開で心臓ドキドキしっぱなし。
そしてラストの恐ろしさ。うわっと思わず声が出そうになりました。ずっしり。
もうあのブラッドリー・クーパーの表情が忘れられません。
異形への偏愛が強く独特の世界観をもつデル・トロ作品はどうしても見る人を選んでしまうでしょう。でも甘美で妖艶で恐ろしい映画という沼をあなたも少しだけ覗いてみたくはなりませんか?
そう、一番恐ろしいのは見世物小屋をちょっと覗いていこうとする人間(我々)なのかも。。
金持ちは待たない
古典のリメイク流行ってますねー。影響を受けた人達が作れる立場になっているのもあるんでしょうかね。蛇足な場合もありますが、個人的にコレは成功だったのではないでしょうか。
登場人物全員気持ち悪いのはさすがのデル・トロ監督♪と言ったところ(笑)。貴方のそばにも「悪夢の小径」はありますよ?と言われているようでした。くわばらくわばら。
追記:DIO様の元ネタもこの物語だったのかな…。
ラストは悲しい気持ちに。
映像の美しさを映画館でと思い鑑賞。
読心術いいな。私もやってみたい。と中盤までは思ったがラストまで観てやっぱり止めよう。と考えが変わる。
人生が狂う姿は観ていて心苦しく感じる。観終わったあとモヤモヤしてしまった。
※途中出てきた夫人の声でもしかして…と思ったらやはりバック・トゥ・ザ・フューチャーのクララだった。年老いてしまい見ただけでは分からなかった。声の特徴だけで分かるようになってきたのはそれなりに映画を観てきたからかと嬉しくなった。
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