「ナイトメア・アリー よかった。楽しかった。 読心術だか透視のパフォ...」ナイトメア・アリー ティム2さんの映画レビュー(感想・評価)
ナイトメア・アリー よかった。楽しかった。 読心術だか透視のパフォ...
ナイトメア・アリー
よかった。楽しかった。
読心術だか透視のパフォーマンスでアシスタントの言葉が情報になってるトリックはどこで知ったか覚えてないが知ってた。
相手を観察して言い当てるところは、シャーロック・ホームズを思い出した。こういうの好き。もっと見たかった。
面白かった。ただ、展開は布石が丁寧で先が読みやすい。
ピートは主人公の未来の姿なんだろうなと思いながら見てた。
獣人に仕立て上げる方法を聞いたときは落ちぶれた先はこうかと予想がついた。
周りの人の度々の忠告もあるし、破滅へ向かうのがわかりやすい。
そこへケイトブランシェットが来ると怪しいと思ってみてしまう。裏切りに驚きがなかった。
いやそもそも驚かせる気はとくになかったのか。
全体的に私は驚きというかワクワクがもう少し欲しかった。
終盤にモリーが電流に耐えるパフォーマンスのトリックを話してて徐々に慣れさせたと。その日の限界がわかるって引き際を話すところが好きなシーン。徐々に慣れさせて耐えてただけなんだ!と一番驚いた。リアルキルア。(リアルじゃないか)
ピートがなんでああなっていたのか、彼の過去のことは出てこないけど主人公に起こったことと同じようなことがあったのだろう。
主人公のその後は描かれないけど、すでに見ているようなものでわかる。
霊視は危険なのか…。その考えはなかった。現実の霊媒師たちはどうなんだろう気になる。なんとなく本当だと信じてる。
作中で牧師とかと一緒だって言ってたけど、牧師やカウンセラーは前を向けるようになる手助けで、人の死に何も影響できないから亡くなった人と距離が自然と開く。
霊媒師は霊と交流できるから霊媒師を通して関係が身近なままで、亡くなった人にとらわれ続けるイメージを持った。
霊媒師がコントロールしているようで、依頼者は必死で制御できなくなると危険になるよう。
最後、ワルにも上には上がいる。
映画「サイド・エフェクト」でもあった、
精神科医に嵌められてヤバい奴に仕立て上げられたら怖い。必死に訴えれば訴えるほど空回るやつ。
他に似てるものでアル中の妻が自分に問題があると夫に信じ込まされる映画もあった。
ローゼンハン実験というのがあるらしい。興味深い。色々な映画を思い出す。