「飲んだくれの親を忌み嫌ったはずだったが」ナイトメア・アリー ezuさんの映画レビュー(感想・評価)
飲んだくれの親を忌み嫌ったはずだったが
カーニバルという見世物小屋自体はたわい無いお遊びなのだが、戦前の昭和大不況時代に、根無草の男が金づるとして食い付いた読心術の顛末はどうだったのか。アルコール依存を忌みきらいながら、その泥沼に引きずり込まれる人の弱さが伏線になっているおどろおどろしいノアール映画に浸ってみる価値はある。主人公はおれかもしれんし
妖艶な貴婦人風の、心理学者ケイト・ブランシェットが絡んでから、底知れないストーリーに引き込まれる。
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