「自らの欲望に翻弄され、皮肉な運命をたどる男の物語。」ナイトメア・アリー caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
自らの欲望に翻弄され、皮肉な運命をたどる男の物語。
ギレルモ・デル・トロ監督作品ということで、映画として、まったく問題はありませんが、ここまでくると、男が、なぜ父親に恨みを持ったかというところまで描かないと、見ごたえに欠ける部分があるかもしれません。
しかし、そうなると上映時間が3時間前後になり、個人的には旧作を観たことも、原作も読んだこともないため、それができるのか、できないのかは、考察することができません。
旧作から変わっているのは、ラストシーンだけのようです。
映像に、ストーリーに、まったく問題になるところはないのですが、何か、もの足りなさがある…、そんな感じでしょうか。
…とはいえ、完成度は高いといえる作品です。ぜひ、劇場でご覧ください!
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