「〝芸は身を助く〟ではなく〝芸が身を滅ぼす〟映画です」ナイトメア・アリー グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
〝芸は身を助く〟ではなく〝芸が身を滅ぼす〟映画です
スタンは野心家なんかではありません。
ただ、お金が欲しいのと、自分の詐術の凄さを見せつけたかった、今で言うところの〝承認欲求〟が強いあまりに、判断力を欠いたまま、方向性を間違った人です。
野心家というのであれば、判事やあの大富豪とは、一時的な報酬で終わる関係ではなく、セレブの世界での地歩固めに活用する方を選ぶはずです。
野心家というからには、チマチマとした稼ぎを繰り返すのではなく、一定の名声と近い将来の地位(例えば、ゴッサム市長になるとか…あ、違う映画だ😂)への執着があるとかのイメージです。
チラシやサイトのあらすじ紹介で、〝野心溢れる青年〟なんて書くからガッカリしてしまうのです。
映画からの情報だけであれば、『シャーロック・ホームズばりの観察力と洞察力を身につけたが故に、その技に溺れて身を滅ぼした』男の話だと思います。
あれほどにも清楚で可憐なルーニー・マーラと恋仲になれたのだから、後は彼女を悲しませない程度の収入があれば、もう十分に幸せなのに❗️
野心とも呼べない程度の目先の欲得で転落した男の話なので、さして感動することはありません。
ただ、3人の大物女優の存在感、美術、衣裳、カーニバルの不気味な雰囲気などを味わうだけでも映画館で見る価値はあります。
※チャップリンみたいなドイツ野郎っ❗️
には笑えました。
グレシャムさん、おはようございます!わかります!一つ目は父親から虐待受けてた可能性あり!もう一つは、はたと気がつくと、大嫌いで憎んでたあの親の「部分」引き継いでしまってる!と気がついた時のショック。皆が共有しながら見ないようにしてることですね。親が大好きで仕方ない人にそういうことはないのでしょうが。
グレシャムさん、まさにそうだ!お前のとりあえずの芸がお前を滅ぼした、ですね!勘はいいしオーラがあるとか言われて勘違いした。そして仲間を大事にしなかった、沢山教わったのに。よく居そうです、こういう人。お酒に関しては父親のことがあるのか、ギークにはなりたくないからか、酒で以前失敗したからか、そこら辺りは知りたいと思いました。