「ダークな寓話」ナイトメア・アリー あささんの映画レビュー(感想・評価)
ダークな寓話
1940年代のアメリカを舞台に、金と酒で身を滅ぼした一人の男が描かれる。
良くも悪くも万人受けしない作品かと。私は結構のめり込みましたが…。終始薄気味悪く鬱々としている。ジャンルはサスペンススリラーだけど、スリラーというほど怖くもない。そしてラストの展開は大体読めてしまう。やっぱりね、こう来たか〜って。
タロット占いとか、読心術とかそういった類のものが好きな人は引き込まれるはず。とはいえ、描かれるのは人間の本質だったり愚かさで。
スタンは何に怯えたいたのだろうか?何を望んでいたのだろうか?
本作で語られること、例えば父親の影響や読心術の話などは、私たちにも大きく関わることなので意外と学べることがある。
なんと言っても注目すべきはケイト・ブランシェット。彼女の妖艶さに加えた怪演っぷりには息を呑む。そして、ウィリアム・デフォーの凄さを改めて実感した。
ずっと引っかかっているのが、あの大富豪の老人の用心棒を演じた人誰だっけ?(エンドロール見過ごしました)。
めちゃくちゃ見る顔なんだけど、名前が出てこない、、、。知ってる人いれば教えてください🙏
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NOBUさんのコメント
2022年3月25日
今晩は
劇中でも、スタンがリリスに対して、”俺と同じで、善人ではない・・”と言っていましたね。親殺しの報い。因果応報ですね。
悪人顔と言えば、ホルト・マッキャラニーですね。(何度、殺されているのやら・・。)では、又。