「手の内を明かして育ててくれた世界から、 強い言葉で脆い自分を隠す権力と金の世界へ」ナイトメア・アリー talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
手の内を明かして育ててくれた世界から、 強い言葉で脆い自分を隠す権力と金の世界へ
ブランシェットとルーニーの久々の共演を楽しみに見ました。時代背景も舞台設定も好みでした。
フリークスとか見世物とか悪夢に惹かれる気持ちがムクムクと出てきた。家族など身近な人への愛憎入り混じる感情や後ろめたさや過去を美化する心情、誰だって多かれ少なかれ覚えがあると思う。そんなことを考えながら見た。
職場は屋外で雨が降っても笑顔があってチョコを食べて本を読んで幸せなモリー、寒くて雪ばかりでも暖かい室内に居られるが幸せでないモリー。ルーニー・マーラ、ますます輝いていた。
鏡、煙草、ラジオ、本、占いカード、鍵、腕時計、お酒など小道具全部が効いていた。横にJesus、その真ん中のsから始まって縦にsavesとあったネオン「イエス(神)は助けてくれる」。最初は全部が灯っていたのに帰りはJesの部分だけ灯りが消えていた。何だろう?usavesとなるから「助けない」になった?多分。冒頭のギークの場面はかなりかなり苦手なので指の隙間を少し開けつつほぼ目隠ししてた。
フライヤーその他に「ショービジネス」の世界の話とあったけれどそんなんじゃなくて見世物稼業だ。だからこそ、その胡散臭さといかがわしさに私たちは惹かれる、貧しくても金持ちでも。
患者を優しくなだめることはあまりよくないのかもなぁと思ってしまいました。
私としては、完治しない疾患の場合、少しでも不安を取り除きたい、病を忘れて穏やかな日々を過ごしてもらいたいという気持ちでしたが。
コメントありがとうございます!
そうなんですよね...。昨年は邦画の煽り予告が酷かったんですが、今年は洋画の予告の作りが大袈裟すぎるんですよ。どうにかして欲しいものです
いや、実は最近ウチのカミさんが…
(身の上相談みたいで恐縮です)
表面的には優しいけれど、抜きがたい差別的意識(昭和一桁生まれの人にありがちな)を持っていた義母に、なんだか顔つきだけでなく、色々と似てきて、たまにゾッとする発言をしたりするんですよね。リアルに怖い時があります😅
おはようございます❗️
もうひとつ思いつきました。
自分が歳を重ねるにつれ、無意識に取った言動や癖について「ん?待てよ、こういうところ、オヤジに似てきたな」と自覚することがあります。
絶対オヤジみたいになりたくない、酒を飲んだらオヤジみたいになりそうで怖い、という少し恐怖に似た思いとそれを忘れない為の戒めが、腕時計なのかもしれませんね。でも、ケイト・ブランシェットに唆されて以降、勘違いの自信から酒にも手を出してしまい…
talismanさん、夜更かしですね〜😄
人様のことを言えた義理ではないのですが…
父親からは、きっと虐待を受けてたのではないでしょうか。だから、本人も殴り出したら止まらない、という病理的な部分があるのかな、と思って見てました。
今晩は
私は映画鑑賞の際には基本的には初めて聞く言葉は暗記するようにしています。確かあの胎児の名はエノクだったかと記憶しています。
何か意味があるのかな・・。個人的には、ビリケンさんみたいだな・・、と思いましたが、どうみても呪いの胎児ですよね。では。