「何もかも微妙」劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編 はるさんの映画レビュー(感想・評価)
何もかも微妙
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対象層は誰なのって作品。
自分はWeb版は未見で、小説アニメ漫画は全部見ました。
まず、時系列が分かりにくい。冒頭はオーガの里滅びた後で、そこからなんの説明もなくリムルの魔王覚醒後まで飛んでる。それまで何ヶ月もあるけど、ヒイロは何してたんって感じ。
しかもその頃って西方正教会や戦争の事後処理、黒幕の存在とかの対応で諸々忙しい時期だったはず。冒頭でリムルの「暇だなー」は意味わからない。(これはさすがにガチ勢の自分が悪いです。)
しかも極めつけはラファエルの無能ぶり。アルティメットスキルに覚醒したんだからユニークどまりのウルティマの術ぐらい解除出来なきゃおかしい。出来ません。分かりませんばっかの無能なラファエルはラファエルじゃないんよ。
最後のおちなんか1番分からん。死ぬかと思いきや蘇ってこっちが死ぬんかい!と思いきやさらに蘇るとかドッキリ? どこで感動させたいのかハッキリさせなよ。あと、映画オリジナルキャラを生きたままにしていいのかね。
つまりは全体的にストーリーがガサツ。アニメ勢には説明不足で分かりづらい。原作勢には不自然な点が多すぎて入り込めない。まぁ多分ウルティマを雑に登場させたのは原作勢を対象層にしてるんだろうけどね。
ただ、どうせ映画をやるならロッゾとの戦いまでアニメをさっさと進めて、ヒナタと〇〇〇の話を壮大にすれば良かったんじゃないかな。原作でも規模の割に端折って書かれてたし、短いアニメには組み込みづらいだろうから、そこなら何しても許したよ。
長々と叩いたけど、転スラが大好きなのは変わってないし、転スラファンとしては見ないって選択肢は無いかなとは思う。
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