「ただ、キモいだけ」KAPPEI カッペイ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ただ、キモいだけ
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日本人はあの3.11でも礼を重んじ世界から高い倫理観を賞賛されたが、一般的には災害にかこつけて略奪、窃盗、暴動などが起きる例はよく報じられている。
そんな終末の世に備えて自警団を育てると言う名目は崇高なように聞こえるし、武道に励むのは悪いことではないが幼気ない子供たちを閉じ込めて独善的に洗脳するのはインチキ宗教団体のやりそうなことなので漫画とはいえ共感できかねる。
終わり5分になって隕石落下で終末らしきシチュエーションだが、それまでは折角の鍛錬も活かせるのは街のチンピラを懲らしめる程度。何がテーマか分からないが延々脳みそ筋肉男の初恋物語、恋愛指南エピソードなので飽きてくる。伊藤さん47歳、萌歌ちゃん22歳と歳の差25歳、いい大人が女子大生に初恋と言うのもキモすぎる。
インド映画のようなミュージカルシーンや武田鉄矢さんの101回目のプロポーズ:「僕は死にましぇん」を思わせるシーンでシニア層にも受け狙いと試行錯誤は認めるが滑りまくり、単純過ぎて中身のない下ネタ馬鹿騒ぎ映画、まあ、漫画の映画化なのでおじさんの固い頭には不向きなのは当然かもしれません・・。
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