「薄らして眩しい輪郭を描く」よだかの片想い サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)
薄らして眩しい輪郭を描く
2022年劇場鑑賞71本目 秀作 68点
品がある作品
松井玲奈のピュアで直向きに自分と向き合い他者と距離を置いて生きてきたキャラクターがよく伝わります。
些細なきっかけで他者の介入を認めどんどん沈んでいく遅咲きの青春をしっとりと描いていて、すごく心地いいし綺麗。
最後のダンスは映画でよくある締め方ですが、多分まだ当方の教養が乏しいんでしょうね、なんか毎回あ、踊り出したわで少しだけ萎えちゃうんですよね、笑
けど決してはっきりとした色味でなく、薄らとした印象だけど眩しく輪郭を描いているような今作は映画好きな邦画信者にはしっとりと心に届くような、そんな作品でした。
是非
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