「香港映画の王道」レイジング・ファイア 藤崎修次さんの映画レビュー(感想・評価)
香港映画の王道
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GAGAの配給作品ということで外さないだろうと思ってたが、期待以上に楽しめた。
カンフーを織り交ぜながら、派手な銃撃戦。いかにもベニー・チャンらしいアクション映画。
カーチェイスは狭い香港市街地でさすがにハリウッド映画のようなド迫力というわけにはいかなかったが、効果的なVFXと巧みなカメラワークで上手くカバーしている。
香港映画らしい少し鼻白むような人情話もちょっと間違えれば、ただ青臭いだけのチープなものになりかねないのに丁度いい匙加減にまとめている。
人質の首に取り付けた時限爆弾が静脈連動型で心臓を止める(殺す)ことでしか停止させられないとか荒唐無稽な設定もあるが、そんな細かい事はどうでもよく思えるほど、テンポも良く濃密な展開。
少し、グロいシーンもあるが、充分に老若男女が楽しめるエンタメ作品だと思う。
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