THE GUILTY ギルティのレビュー・感想・評価
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極限まで情報量を削ぎ落とし、想像力を掻き立てられる
演出 ★★★☆☆
音楽 ★☆☆☆☆
ストーリー ★★☆☆☆
90分間終始飽きずに鑑賞できた。
ジェイク・ギレンホールのお芝居は気持ちいいモノではなかったけど、良かったと思います。役者以外のカットはほとんどないので、飽きずにみせれたのは演技力とストーリーの良さだと思います。怒声は、観ててかなり辛い…苦手ではありました。
1度目の鑑賞で充分お腹いっぱい、2度目はなし。
《追記》デンマーク版を視聴
アメリカ版は鑑賞者によく伝わる構造になっていて、演出が全体的に説明的だと思う。デンマーク版よりも表現や起承転結がチープで、それがまたアメリカらしい。
演技・演出が凄すぎる
「ほぼ一人芝居」「ほぼ同じ場所」という面白くなさそうな設定なのに、思いがけずどんどん引き込まれていった。
その理由は、ジェイク・ギレンホールの迫真の演技と、秀悦なストーリー展開と、巧妙な演出。
観終わった後に、よく出来た映画だと感心するほど。
小さな話が発展しながら、散りばめられたいくつもの小さな話が少しずつ繋がり、次第に大きく全体像を見せてくる。最後には本筋テーマの愛と正義を鮮明に描く。音声や編集も素晴らしい。
無駄なシーンやセリフが一つもなく、全てに意味があり最後に繋がるので、主人公は何故イラついているのか、何故この仕事をしているのか、何故それを言ったのかなど、問とヒントを複数持ちながら次第に解けていく面白さもある。
ラストシーンのジェイク・ギレンホールの演技は圧巻。
他人に対して正義と人間愛を必死で貫いた主人公が、自己に対して正義を貫いていない鏡の向こうの自分に向き合い、罪悪感「ギルティー」に苛まれ、自己を吐き出すかのように嘔吐する。
キャリアを失っても正義を貫く決意をし、それにより娘と会えなくなる絶望。その複雑極まりない心の機微を見事に表現している。
子供への愛や別居離婚など、共感ポイントが少ない人には主人公に対する理解と感情移入が困難であろうから、この映画への評価は低くなってしまうのは想像できる。
わかる人にもっと評価されるべき作品だと思う。
最初から最後までほぼ主人公の一人芝居。 他の登場人物の顔も状況もわ...
最初から最後までほぼ主人公の一人芝居。
他の登場人物の顔も状況もわからず電話の声だけで想像するしかないので見ているこちらも主人公と同じ目線で緊迫感を味わえるけどこれを面白いと思うかつまらないと思うかは人それぞれかなぁと思う。
私は少し飽きてしまった。
イライラする
不快指数MAX
リメイクの意義は…
かけようにもかけられない
オリジナル版を劇場で観て、今回はNetflixで。
リメイク版はより明確に、フレームを際立たせ、観やすくチューニングした感じ。
俳優の芝居も含めるとクールなトーンのオリジナル版より味つけが濃いめ。
フロイドさんの事件など、より今の時勢を意識したのかなとは思います。
ただ昔のジャンルもの感がほんのり匂っていた前作に比べると、惜しげもなく前面に押し出したせいか予算はあるのにちょっとチープな感じも。
呎も微妙に長く、そして山火事の映像(リアルこの世の地獄感)を見せるなど「盛り」を入れてありましたが、結局オリジナルの美点を活かそうとすると、いくらがんばっても予算をかけること自体が困難な構造が露わになる。
つくづくあの規模でやるのがちょうどいいようにうまくコントロールされた企画だったかがわかり、作り手の聡明さも見えてくる(あのオチはジャンルものとはいえどうかと思いますが…)。
話を知っていると、最初に電話を受ける場面からいろいろ感じ取れるものがあり、オリジナルを見直したくなりましたが、肝心のNetflixにはなく、Amazonにはあるっていう
どんよりした余韻が残るラスト
傑作デンマーク映画のリメイク版。
緊急通報センターというワンシチュエーションのみで、写っているのはほぼずっと主人公の姿、ストーリーの展開は電話口の声だけ。なのに変化していく情報に翻弄され、電話越しに聞こえる音にハラハラして、主人公と共に驚きや絶望を感じる全くダレることない90分。巧みな脚本や発想力に脱帽するのと同時に、映画の更なる可能性やまだまだ見たことのない作品に出会える期待感さえ与えてくれたのが、オリジナルの「THE GUILTY」でした。タイトルの意味を噛み締め、ずーんと胸にくるラストがまた良くて、このあたりの良さは本作も同様に反映されています。
さらにリメイク版はジェイクギレンホールの顔の圧のインパクトや、構成や説明がオリジナルより分かり易くなっていたり、よりミステリー的な楽しみ方が出来る様になったのは良かったです。
が、他は特に変わってないので、まぁこんなもんか〜という感じ。ジェイクの演技力も相まって、ジョーがめちゃくちゃ嫌な奴に思えてしまい、前半の暴走やすぐキレて暴言吐く姿にかなりイライラしました。笑
もう少しリメイク版ならではのオリジナリティがあっても良かったのではと思いますが、これはこれで楽しく観れました。
本作はギレンホールの
顔相撲が見どころですね。
余計な説明などは排して、基本的に電話口の会話だけで成り立たせる脚本の上手さはお見事です。
しかし、これはオリジナルの功績ですね。
また、元から変えたところ(例えば、音楽演出など)は配信用作品としてのチューニングなので仕方ないとは言え賛否が分かれるところかな、と。
プラス理解に苦しむ明白な改悪ポイントもありました。(例の白いアレ)
したがって、もしスクリーンで観るなら、オリジナルのほうがやっぱり良いとはなりますが。
でも本リメイクの見どころはギレンホールだと思うので。
彼のドアップ顔芸が堪能できるという点において、ファンは必見です。
トータルとしては、これはこれで捨てがたい魅力もある作品かなと思います。
なにより家で寝る前とかにNetflixで観るぶんには、けっこうお得なんじゃないでしょうか。
低予算設定映画のはずが、キャスト豪華!イーサン・ホークまで!
面白い
大筋はリメイク前と同じ
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