「タイトルなし」私は白鳥 ouosouさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
「白鳥が白鳥を世話している」「とにかく命を楽しんでほしい。私も命を楽しむ」。
ひたすら素晴らしい映像だったのだが、“挫折を体験した男やもめが寂しさ故に白鳥にのめり込んでいる”という筋にしようという制作者側の意図があるように見えて、その点がちょっと残念だった。(もちろんそういう要素がないわけではないだろうし、そういう橋渡しがないと見てもらえないという事情はあるのかもしれないが。)生命の中にあって生命を慈しむということに、そんな世間の目線や人間界の都合みたいなものなど入れ込む必要ないと思った。
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