ただ悪より救いたまえのレビュー・感想・評価
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チェイサーの時に味わった痛さを感じるくらいの描写を期待して観に行っ...
チェイサーの時に味わった痛さを感じるくらいの描写を期待して観に行ったけど、この作品はそこまで過激な描写はありませんでした。
ただ、がっかりするという事はなく、見せ方で緊張感がしっかり出ているのでとても満足する内容でした。
この間の悪人伝なんかもライトなバイオレンスなんだけど見せ方のせいでそのまんまライトって感じだったから、この作品を見習ったらいいんじゃないでしょうかね(何様)
ベッドの横に二人並んで座る構図のシーン、どっかで見たような気もするけど、非常にグッときましたb
シソンヌじろうさんが狂気です。
年末は絶対観たい作品が多く、本作もその一つ!
最近の韓国は、日本で言う所のVシネの潮流が来ているんでしょうか。アンダーグラウンド作品が多いような…私は大好きなので嬉しい限りです。
内容自体も、アクションは言わんともがなクオリティーの高い物となっています。韓国は徴兵があるからでしょう、銃の扱いがサマになっており、近接もカッコ良く見せ方を分かってるなーと思いました。北朝鮮との事もあり説得力があるのは、定番。
イ・ジョンジェ(レイ)の狂気が、狐狼の血2の鈴木亮平に近いものがあり、絶対会いたくないです。
ただタイトル通り、シソンヌじろうさんに似ています笑(ボクシング竹原にも!)
個人的には、氷のシーンのカッコ良さが鳥肌ものです!!
定期的にこのテイストの作品を作り続けて欲しいです。
(邦画でも、無理だと思いますが“岡田准一・小栗旬・綾野剛”辺りで、グロかっこいい作品を作ればいいのに…)
韓国作品に抵抗のない方は是非観賞して下さい!!
【複雑な気持ち】
児童誘拐…と言っても特定の目的がある…を絡めなければ、普通のバイオレンス・ノワールなんだけれども…。
世界で児童誘拐の多い国は、人口に比例して、中国とインドが非常に多く、残りは中南米、サハラ以南のアフリカも実は社会問題化している。
日本で児童誘拐と云えば、身代金目的を思い浮かべがちだし、海外に赴任した日本人や海外の富裕層には、身代金目的のケースが当たり前かもしれないけれども、貧困層の場合は、奴隷、売春、そして、臓器売買などを含んだ人身売買が非常に多く、日本で報じらることは少ないが、国連機関やNGOでも頻繁に取り上げられるトピックだ。臓器売買は、必要な臓器を取り出して亡くなるケースは多い。
中国では、国際的な体裁のために、表沙汰にならないことが多いように思うし、ウイグルやモンゴル、チベット自治区など過度に抑圧された地域もあるので、実態を知ることはなかなか出来ない。
まあ、目的がなんであれ、ひどいもんだ。
(以下ネタバレ)
映画のストーリーは、どこかで聞いたことがあるような感じだし、バイオレンスも容赦ないし、拷問も牛や豚じゃあるまいしとびっくりするし、人間とは、かくも恐ろしいものかと…考えてしまう。
タイは、臓器売買が問題になったこともある国だから、この状況設定の舞台になったんだと思うけど、まあ、気持ちが良いもんじゃない。
まあ、じっと見入っちゃうけど、実は、あまり気持ちの良い作品とは言えない。
別に、悪い映画と言っているわけではありません。
もっとやり合ってほしかった
日本、韓国、タイと3ヵ国にわたって繰り広げられる暗殺者の物語。まず、このスケールの大きさに驚く。
そして、それぞれの目的のために手段を選ばないインナムとレイの衝突にゾクゾクする。そこにバンコクヤクザと警察も絡んでもうめちゃくちゃ。
ただ、もっと残酷で、もっとバチバチにやり合うのを期待していただけに、そこは少し物足りなさを感じたし、アクションの演出やエフェクトが過剰なのは気になった。
ストーリーも特に目新しさは無く、凡作というのが正直なところか。
(原題) 다만 악에서 구하소서
期待を裏切らないバイオレンス映画
それ、ショーシャンク。的な。
情け容赦ないノワールで幕開け。緊張感、ハンパ無いんですけど。バンコクでユイが合流してチェンジ・ゲーム。これ、パク・ジョンミン?マジか?このアクセントが良かったです。
メイン舞台はタイです。国を挙げて映画撮影を誘致してる国です。軍の基地敷地内にセットを作らせてくれる国です。多分、規制もユルユルと思われます。いや、タイでぶっ放されたアサルト・ライフル、ハンド・ガンの種類の豊富さですよ。
アメリカの映画では、リアリティ重視です。どう言うことかと言うと、映画の中の警官達は実際にガバメントで決められている銃しか使いません。軍も同じく。多分、規制があるんじゃないかとおもうんですよね、何らかの。
タイ、凄いっすよ。
ベレッタPx4とか、ワルサーP99とか滅多に見れません。警察の特殊舞台はSIG SG552ですか?ヤクザが乱射してるのはH&K HK-417に見えますけど?いや、効果音が「過ぎる」感じはするけれど。無茶苦茶に自由です。銃器の選定、と言うか調達は誰ですか?もうね。制約無しで、何でも良いから持って来い!的なw
最後のショーシャンク感にホンワカしました。
とりあえず、リアリティはさておき。お腹いっぱいにさせて頂いて、満足です。もう、小難しいのは飽き飽きなんで、こーゆーのが良いや。
面白かった。とっても。
殺し屋対暗殺者
日本、韓国、タイと舞台をうつしつつ、兄を殺された凶暴な殺し屋と娘を誘拐された暗殺者の闘いの話。
めちゃくちゃ面白かった。
狂った殺し屋が(イカゲームの主人公の人)が執拗に追いかけてきてまるで戦争状態になる中盤がすごかった。
バンバン死ぬけど、ただの殺し合いになってなくて泣ける展開なのもいい
日本のパートのヤクザ(豊原功補と白竜)も違和感なかった。
バンコクのパートが海燕ジョーの奇跡や友よ静かに眠れっぽく感じた
悪がたくさん
韓国のバイオレンスアクション映画ってドギツい描写が多い。それって、「悪」というものを表現するのに必要なことだと思う。
ところが本作は、悪とは何かそして誰かが曖昧だ。「悪」から救ってほしいというタイトルなのに。主人公インナムを狙うのは、インナムが暗殺した男の弟。つまり復讐だ。たしかに復讐に燃える男レイはインパクトがあったし、インナムとのアクションも迫力があった。そういう意味では韓国のバイオレンスアクションとして王道とも言える。でも、インナムが正義かというとそうとも言い切れない。むしろ、タイのマフィアたちこそ悪っぽい立ち位置だった。つまり対立構造がやや複雑になっていた気がする。
そして、娘やターゲット(インナム)を探し当てるのが意外とたやすいのもちょっとした難点と言える。物語が映画的なご都合にあふれていると少し引いてしまうんだよな。
それでもインナムと娘とふれあうシーンでのファン・ジョンミンの演技がよかったし、全体的な印象は悪くない。ただ、こちらの期待が少し高すぎただけということ。
大当たり。見とくべき。素晴らしすぎ。
ノワールノワールと謳われていたので、「古き良き渋ーいノワールかな」と考えていた予想が、見事に裏切られる形。ノワールな雰囲気もがっちり抑えつつ、時にバカっぽい派手さもあり、小笑いもあり、緩急の効いたノワールベースの高品質エンタメ。
☆6つ付けたいくらい良かった。
まずは映像美とカメラワーク。
アクションも止め絵も、常にカッコいい絵、美しい絵が意識されていて抜かりない。ノワールらしい暗さと湿気も満喫できる。
ほんでキャラが主導する派手さ。
レイがカッコ良すぎるのよ。途中からもう「どっちも頑張れ」になってました。ノワールあるあるな無口な主人公をイジる、みたいな茶目っ気も素敵。
極め付けにド安定のアクション。
スピード感があって、美しく、そして重くて生々しい。ジョン・ウィックを超えて来れるのはいま、この辺の韓国映画くらいか。まさに世界基準。
個人的にはトゥクトゥク箱乗りマシンガンがツボでしたね。あんなん初めて見た。
おそらく三池映画が好きな人にはバチッとハマると思います。あんなにクセクセしくはないけど、よく見るといろんなところにクセ。途中からもう面白すぎて、マスクの中でずっとニヤニヤしてました。
笹塚の福寿は美味しいから、ラーメンも食べた方がいいよ。
韓国アクション新たな幕開け
拳と包丁、カッターナイフのガチンコアクションが定番だった韓国アクション映画がついにアップデート、バージョンアップされてガンファイトが導入された。これが、すこぶる面白い。ハリウッドアクションを手本にしつつも、そこに韓国テイストを盛り込んだ新しいアクションに興奮してしまった。手榴弾を上手く使いこなしたのには新鮮な驚きを覚えた。ナイフとマチェーテを使ったアクションも秀逸。ファン・ジョンミンとイ・ジョンジェのダブルキャストも素晴らしい。日本での撮影もあって、ますます韓国映画が面白くなっていく。アクションではハリウッド映画を越える日もそう遠くはないと感じた。
コレエダが一番作りそうにない映画だネ
「あなたの番です」が酷くて、このまま残念な気持ちで一日を終わりたくないと思い、見る予定もなかった本作を鑑賞。映画館で予告を数回見た程度の知識しかないけど、なんかハマりそうに無いんだよなぁと思っていたので、期待はそこまでしておらず。
思ってたよりは面白かった。
最高の銃撃戦、最高の主人公。
やはり、韓国映画は信頼出来る。どの作品も安定して面白い。日本映画もこういう作品撮ったらいいと思うんだけどなぁ〜。三池崇史監督、お願いしますよ。
正直、冒頭はバカつまんない。
イマイチ頭に入ってこないし、イマイチ興味がわかないストーリー。もうちょい丁寧にやるか、見せ方変えたらどう?いきなり置いてかれた感じがした。それもあって、かなり眠かった。この映画もまたハズレか...と半ば諦め状態。
だが、オカマの登場ぐらいからエンジンがかかる。
どうした?と言いたくなるほどいきなり面白い。
あんなに安定しなかったのに。あんなに軸ブレブレだったのに。それからというもの、ずーっと面白い。そのオカマがいいアクセント。このまま男同士のぶつかり合いだったら退屈なままだったかも。無口で男臭く情に厚い主人公と何だかんだで手助けをしてくれるオカマのタッグが絶妙なバランスを保っている。こりゃ面白いや。
なんといってもアクションシーン。
今年の8月に公開された「孤狼の血LEVEL2」と並ぶほどの破壊力。目が離せないどころじゃない。瞬きするのも勿体ないくらい釘漬け。映画館内に銃や爆発の音が鳴り響き、興奮と鳥肌が止まらない。うわぁぁぁ、これだよ。最近こういう映画なかったから、最高にテンションが上がりました。
「新感染半島 ファイナルステージ」でもそうだったが、韓国の映画ってカーアクションもピカイチなんだよ。撮り方が非常に上手い。ハラハラドキドキがふんだんに味わえる。
まぁ、でもストーリーは面白くない。
展開が全て読める。なんなら、最後どうなるのかすらも直ぐに分かる。そういうことだったのか、そう来たかってのは皆無でちょっとベタすぎてつまらない。捻りも欲しかったし、人物設定ももっとしっかりとして欲しかった。どうもこれだと感情移入出来ず、ベタな終わり方が不完全燃焼。んー、勿体ない。
でも、アクションが最高に良かったから良しとしますか。多分、昨日書いてたら★4.0にしてたと思います。悪い映画を見たあとの映画は次の日に書くよう徹底しております。評価甘めになっちゃうからね笑
眠気より救いたまえ
撮り方が上手いよな
正義はない。あるのはバイオレンスのみ。
これはヤバイ作品だね。インナムもレイも殺すことに対して躊躇が全くない。相手を脅して吐かせるときも、じわじわじゃなくて最短コースで決める冷徹ぶりで、身震いがする。特にレイには絶対関わりたくない。心底、そう思える暴虐的ノワール作品。
舞台が日本とタイということもあってか、殺しまくるし、撃ちまくる。タイの繁華街でのぶっ飛んだ戦闘シーンは超ど迫力。フロントガラスを拳銃で撃ち抜いた挙げ句に、そこにダイブするシーンには度肝抜かれた。どうして走って車を追いかけるんだろうと思ったら、これが待ってました。
イ・ジョンジェは、イカゲームで情けない中年男を演じていたが、今回は極悪非道のヤクザ役で、振り幅いっぱいの変身。とはいえ、ノワール作品の『新しき世界』で、ファン・ジョンミンと共演しているんだよね。『新しき世界』では、潜入捜査官としてのインテリヤクザだったから、まだ理解できる人間だったけど、今回は、完全にヤバイ人。『新しき世界』が霞んでしまうくらいの凄まじいバイオレンスだった。
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