「プーチン族は最悪」チェチェンへようこそ ゲイの粛清 バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
プーチン族は最悪
昨今のウクライナ侵攻のニュースを見る限り、(事実上の)独裁政権下では間違った方向に進む国を止めるのは難しく、「どう逃れるか?」を考えるしかないのではないだろうか?あまりに不条理で自身を正当化し、人として正しくない行為をやりたいようにする・・・そんな国は地獄であろうと思います。それが「正しくない」と認識できる人にとっては。
本作はショックを受けます。「迫害」なんて歴史の教科書の中だけだと思ってましたが、21世紀のいま、明らかに存在してるんです。リアルな映像は作り物ではなく事実。目を疑います。人間の暴挙に。暴挙に屈服し、翻弄されている人々に。迫害の怖さを思い知らされます。
チェチェンの首長の言い振りは最近毎日のようにTVで見るロシア高官達のそれと同じです。最悪なのです。一市民である僕ができることなんてたかが知れてます。いえ、正直できることはないでしょう。しかし知ることはできます。知ることで今後の行動や判断が変わってくるのだと思います。
本作に出演されている迫害対象者や支援者達に辛いことが起きないことを祈るのみです。
多くの方が知るべき事実が淡々と絵が枯れている作品です。迫害なんて・・・やっちゃぁいけないこと。人間の尊厳を見直せる作品です。
コメントする