チェチェンへようこそ ゲイの粛清

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チェチェンへようこそ ゲイの粛清

解説

ロシアのチェチェン共和国で、LGBTQの人々を弾圧する政府当局に命懸けで立ち向かう活動家グループを追ったドキュメンタリー。ゲイやトランスジェンダーであることが“悪”とされるチェチェンでは、LGBTQの人々は当局が関与する拘束や拷問への恐怖に怯え、息を潜めて暮らしている。しかし世界的に抗議の声をあげるには情報が少なく、ロシア連邦政府からの対応も得られないため、活動家たちは秘密裏にネットワークを駆使し、想像を絶する危険な仕事に奔走する。映画ではロシアLGBTネットワークやモスクワLGBT+イニシアティブコミュニティセンターの活動家グループに密着し、彼らが直面する困難と日々の地下活動をゲリラ撮影の手法で記録。当事者の安全のため最新技術を駆使して匿名性を守りながら、非人道的な迫害の様子と危機的状況を暴き出す。監督は「マーシャ・P・ジョンソンの生と死」などで知られ、ノンフィクション作家としても活躍するデビッド・フランス。

2020年製作/107分/G/アメリカ・イギリス合作
原題:Welcome to Chechnya
配給:MadeGood Films
劇場公開日:2022年2月26日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0この現実を知るべき

2022年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大変にショッキングな内容のドキュメンタリーだが、これが今の現実だ。チェチェンでは政府主導のゲイ狩りが行われており、多くの性的少数者が命の危険にさらされている。本作は、ロシアLGBTネットワークがチェチェンから人々を脱出させる活動にカメラを持って同行し、その一部始終を収めている。チェチェンから脱出をはかる人々は顔をAI技術で加工されて正体を隠している。一般的に考えれば、これはドキュメンタリーとしては臨場感を損なうマイナス要因だが、彼ら・彼女らはそのようにしてチェチェンで隠れて生きているということの比喩ともなり、命を守ると同時に、映画的な効果も高い。告発を決めた人だけがその加工を外されていくシーンがあるが、顔をさらして生きていくということの覚悟と勇気がそのシーンには表れている。
ロシアLGBTネットワークが入手した暴行シーンや拷問シーンなど、ショッキングな映像もあるので見る時は注意してほしいが、これも世界の今だ。その現実は知っておくべきだと思う。

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杉本穂高

3.5フェイスダブル

2022年12月11日
iPhoneアプリから投稿

よく理解しておらず、何か見間違ったのかなと思って最後まで見ていた。不自然さは言われなければ感じない。しかし、加工したその顔のような人もこの世にはいるだろうから、これが正しい手法なのかとも思う。
ロシアの成れの果ての独裁者によってなせる暴挙。識ることが第一歩。

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Kj

4.0日本はどう?

2022年12月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

日本はどう?

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ouosou

5.0存在をかき消される、、、

2022年12月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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