「彗星地球落下の危機」ドント・ルック・アップ khanibalさんの映画レビュー(感想・評価)
彗星地球落下の危機
国をけん引する指導者に揶揄する映画。「え?SFちゃうの? アルマゲ的じゃないん?」
そう。アルマゲ系は一貫して最後までアルマゲに進みます。
たった数ヶ月後に起きる、全世界終末の危機を、ストーリーのタイムラインに置かなくとも、映画のメッセージは充分伝わるのだが、迫りくる危機の象徴として、彗星は地球を目指して来ます。
そしてアダム・マッケイ監督のお家芸「おかしなヒト全員集合!」でコミカルに揶揄って揶揄りまくります。日本人には刺激的で吐気さえ覚えるでしょ。付け加えれば、とにかく演者が楽しそう。女優陣の、憎さ溢れる変人ぶりも見所です。
ファッショは、前に立つ者が作るのではない。民衆の関心が失われた時に生まれるのだ。
視聴終了後、製作側のアルマゲの一貫性に、感動と興奮が沸き起こります。沸点低くて沸き起こらない人は、アダム・マッケイつながりで「俺たちニュースキャスター」を観て、ヒト学年下から復習しましょ。
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