「マイルドな筒井康隆」ドント・ルック・アップ 二茂さんの映画レビュー(感想・評価)
マイルドな筒井康隆
「霊長類南へ」よりはもうちょっと人類が頑張った感じの破滅ストーリーです。NETFLIXでは「社会問題に迫るヒューマンドラマ」とか分類されてるけど「パニックに陥った人類の壮絶なパイ投げスラップスティック」とかにした方が分かりやすいかと。
大統領、トランプを女にしたような無知傲慢さ+ビルクリントン&ゴアの経済ヤクザさを見事に描いていて、久しぶりに本気で画面殴りたくなる良い演技でした。メリルストリープ凄い。
そして、IT系のCEOへの懐疑とヘイトはやっぱりアメリカの方が根深いんだなと。キングスマンの悪役もそうだったよね。
「霊長類南へ」のラストシーンはゴキブリだけど、この映画のラストシーンはちょっと意外なあいつです。ある意味ゴキブリっぽい図太さではあるw
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