「評価なんてどうでもいい❗️稀有な映画体験を是非ご自身で‼️」ドント・ルック・アップ グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
評価なんてどうでもいい❗️稀有な映画体験を是非ご自身で‼️
私はいったい、何を見ているのか?
そんな命題が浮かぶというか、なんとも言いようのない不可思議な映画です。
そしてメチャクチャ面白い映画。
もうほとんど内容は憶えていないのですが、空からカエルが降ってくる映画がありました(たぶん、マグノリア)。私の個人的な体験のなかでは、あの時受けた印象と似たような感覚でとても愉快に混乱してます。
以下、混乱したまま頭に浮かんだ言葉を名詞とか文章などに整理できないまま羅列します。
コメディ
SF(2万7千年以上先まで行っちゃうなんて❗️)
最新テクノロジーへの過信
権力者の驕り
エスタブリッシュメントへの皮肉や風刺
パニック
メランコリアのような人間の力の及ばないことへの厳かな諦め
欲望
陰謀
ヒューマンドラマ
見たくない現実を見ようとしない人間性(ある意味率直で正直)
贅沢すぎる俳優陣
あと、歌も素晴らしい❗️
ミンデイ博士もケイトも、『私はいったい、何と闘っているのか』(予告編でやってました)状態から抜け出せず、結局なにも達成できない。
でもなぜかそのもどかしさよりも共感性のほうが強く残るのです。
すべての要素がテーマというほど強く描かれていないのに、トータルの印象は異常に強くて、濃い。
何が良かったのか、よく分からないのに、こんな愉快な映画体験ができたことに感謝です(きっと何かしら快楽中枢を刺激する作用が起きてる)。
終映時間は夜の9時半を過ぎるというのに、女性のお客様、20代から30代と思われる方が多かったです。
レオさまとシャラメさまのおかげでしょうか。
理由はともかく、映画興行が盛り上がるのはとても嬉しいです。
製作関係、興行関係、鑑賞者(普段あまり映画館で見ていない方も含めて)、あらゆる方にお礼が言いたくなりました。
ありがとうございます。