ちょっと思い出しただけのレビュー・感想・評価
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期待しすぎとこの前に観た演劇の影響❔
時間軸がコロコロ変わり、分かりにくい。内容も題名どおりなんだけど…。夢を諦めなければならなくなった男性と平凡な家庭を夢みた女性の話。夢は十人十色で、出会い方も十人十色。当然別れも十人十色で、何が言いたかったのかほぼ理解できなかった。思い出すことは大切かもしれないけど、戻りはしない。現実を見ろと言いたかった?解説が欲しい…
伊藤沙莉はよかった、けど映画自体はうまくいってない、というか正直失敗してる
花束みたいな恋をした、明け方の若者たち、ボクたちはみんな大人になれなかった、そして、これ。
現在でも、未来でもない、ただ過去を懐かしんでるだけの後ろ向き恋愛映画というジャンル。
要するにほとんどが回想だけの映画。
コロナ禍で映画業界自体が苦しんで、その代わりにNetflixやアマプラなどが爆発的に会員数伸ばして、なんとかしないと映画がヤバいぞ、特に劇場がヤバい、だから、劇場で観てもらえるような映画を作らなきゃ、で、東京テアトルが通した企画がこれ、業界ぐるみで東京国際映画祭でごり押しして流行らそうとしてる映画がこれ、なんだと思うと正直ゾッとしますよね。
こんな回想だらけの後ろ向き恋愛映画ばかり作ってるのって日本だけだと思うんですけど、邦画業界はもう取り返しがつかないぐらい腐りきってるんだと感じました。
アニメ映画や、マンガ原作で福田雄一監督で菅田将暉が主演で実写化とか、そういうザッツ商業映画が正しいとは思いませんが、じゃあ売れていないマイナー側のクリエイターたちの答えが過去を懐かしんでるだけの後ろ向き恋愛映画だから、この業界には売れてるバカと売れてないバカしかいないんだと思いましたね。
伊藤沙莉目当てで松井大悟って監督の作品は初めて観ましたけど、どこが面白いのかも分かりませんでした
ただ、作品選びが下手な伊藤沙莉の使い方は一番マシだったと思います
結婚と恋愛は違うんだよなぁ
みんなの元カノ・伊藤沙莉。構成力と中身のバランスが見事。
先週の「ボクたちはみんな大人になれなかった」鑑賞からの、伊藤沙莉つながりでの鑑賞。
というか、プロットもだいぶ被っていた(笑)。まさか、立て続けに元カノ伊藤沙莉を懐かしむことになろうとは。
伊藤沙莉の「そんなにハイクラスじゃないけど、空気が読めて面白くて、芯があって情が強くて、自分のやりたいことには忠実で、普通なんだけど普通じゃない女の子」を演じる力と、「なんでもないことが幸せだったと思う」を演じる力を二作連続で存分に堪能。何あの「色々あった感じの雰囲気」の出し方の上手さ。
しかしこの作品はそれだけじゃなくて、道中の「なんでもないやり取り」のセンスは光りましたね。合コン相手や、タバコ中に話しかけてくるしょうもない男のしょうもなさ。池松壮亮と成田凌の面白じゃれ合い。映画館が実際にクスクス笑いに包まれるシーンもありましたし、丁寧でした。
それから、劇中に出てくる実名アイテムもそんなに多くなく、ジム・ジャームッシュと尾崎世界観は仕方ないとして、他はウィノナライダー位で、品があったなと言う印象で私は好きでした。「花束」を否定するわけじゃないですがゴホンゴホン。
もちろん凝った構成の作品でしたが、構成美が目立ち過ぎない印象。
中身の1シーン1シーンがしっかりと描かれており、もう一度見る楽しみもありそう。ストレスなく見られる良作でした。
色んな人に見てほしい
ちょっとエモ過ぎただけ
同じ日で戻っていくというのが最初少し分かりづらかったが、 自然と分...
俺だけじゃないんだ…って思わせてくれる作品
カレンダー直せよ!って(笑)
壊れているせい?時系列が解らなくてちょっと迷ってしまいました(読解力無くて悲し)
1番多感な時期に本当に大好きだった人の事ってずーっと引きずります。
何十年経った今でも彼女の事を思い出す事がある。
そんな切ない気持ちが湧き上がって来る作品です。
今回のちゃいり(伊藤沙莉の事ね。『幕があがる』でももクロと共演した時にももクロファンからそう呼ばれて本人も気に入ってた⁈)は池松壮亮という素晴らしい受け手のおかげでとても素敵です。
観て損なし。
タクシードライバーという職業の汚いところには蓋をしているところもいい。
そして最後幸せそうなのもいい。
今俺自身が決して大きな不幸でないからそう観られるのかもしれないけどね。
池松壮亮と伊藤沙莉がいい
ちょっと…だけではない思い出したこと
何気ない日々の美しさ
誰にでもありえる日常を、こんなに彩り豊かに美しく、キラキラに
描けるなんて。見終わったあとジーンがずっと続きます。
ネタバレするのであまり詳細は言えないのですが、勧善懲悪とかハッピーエンドとか
そういう言葉では言い尽くせない、じんわりする映画です。
くすっと笑える要素があちこちに散りばめられているのもじんわり。
主演の池松さんが出色。声も、表情も、間も、すべてよい。もっと池松さんの映画をみてみたくなりました。意外と?屋敷さんが良い演技してました。
エンディングロールの歌が解題だ。
消えない存在
今日は久しぶりに天気が良いから、同居人が掃除機を引っ張り出して、いつも絶対にしない掃除をしている。本当は朝早くにモップで掃除済みだけどな。言えないで「ありがとう」。
体調が良くないからテレビがうるさくて消した。同居人は不在にして見ていないのに、消すと怒る。しぶしぶ黙ってつける。
そんな午前を過ごしてここに座っている。
ベッドルームの日めくりカレンダーは11月9日のまま。まだめくれない。
私が映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』を観たのは今年の9月11日。
参加したライブ「クリープハイプの日」で新曲として演奏され、印象が強く、観てみたいと思った。
世界のあらゆる街の同時刻、タクシー車内の描写。
人の崇高さ、孤独、先入観の怖さ、言葉の暴力、そしてあたたかさ、救い。
タクシーは人の本質があらわになる独特な場所。
クリープハイプの曲「ナイトオンザプラネット」が原案というこの映画を観た。
余計な説明がなくて、観る側に投げてくれるのが心地よい。
「?」と思いながらついて観ていくと、いつしか照生と葉の心をなぞっている。
クリープハイプの曲は映画に添えられる、というよりも、寄り添って溶けている。
演奏シーンもあり嬉しい。
映画側から捉えるクリープハイプは初めてで新鮮だった。
フォトアプリで「~年前の今日」みたいな写真を見せられる。ほとんど忘れている。
誰しも思い出せる恋愛があるというけれど、私はそれは35年前のもの。
写真は1枚も残っていないし、楽しい思い出よりも別れの時の嫌な思いしか残っていない。
東京の夜は明るくて、闇は貴重たが、ひとり暮らしには大敵。
かつての私も人のぬくもりを求めて街に出た。
たとえそれが本物ではなくても満たされた(気になっていた)。
主人公二人の日々は本物だ。出会えたことが羨ましい。
この映画で時をさかのぼることで伏線を逆に追うことになる私たちは、
ラストで胸がいっぱいになり、どうしようもない希望を持つことになる。
クリープハイプを愛し、ずっと曲を聴いている私には、最高の贈りものだった。
尾崎さんのあの目が忘れられない。
上映後、迷わず観客賞に投票した。
器用な監督の魅せ方、対照的にらしさは少し足りず
やっぱり器用で魅せてくれるな…なんて思う監督。凄く意図したところを客観的に見せてくれるので楽しいし、グッとくる。監督の舞台挨拶での話も交えながら記していく。
クリープハイプの「ハイプ」を取ったという映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』を昨年、尾崎世界観が制作。そこから映画にしたという。コロナ禍でマスクをしているシーンはあるものの、時代を記すためのアイコンとして機能している。
最近良く見るエモエモ系の寂しいラブストーリーかと思ったら、結構ベクトルは違うと思う。 7/26を繰り返していく中で変わり続ける関係を細かく描いていく。凄く2人芝居であるのだけど、2人の人生の中にいくつもの人がクロスしていって、その変化に驚きと優しさを覚えながら進んでいく。
キャストも割と出ているが、タクシーの乗客によるワンシーンが多め。しかし、河合優実さんや尾崎世界観さんといった方の変化も帯同していることで、経過に気づきをくれる。エモいんだけどハマりすぎてちょっとシンプルに感じた。随所にモチーフとなった作品の色を感じさせているっぽかったので、あとで観たい。
何処まで言っていいのか分からないのでこの辺で。下にネタバレ付きでQ&Aの箇条書きを記しておく。ヤングアダルトに響く優しい言葉、最後に腑に落ちる感覚がたまらない。
生きることを丁寧に映していた
ああまた良かったころの過去を振り返る系恋愛映画かという気持ちと、松居大悟×池松壮亮×クリープハイプを久しぶりに見られることへの期待と、このタッグなら何か世に挑みかかる要素があるはずという願いを抱えてTIFFで鑑賞。
観られて本当によかった。
主人公達の日常のルーティンを映し、街を映し、そこに生きる人を映し、やがてそのルーティンが愛しい過去から連なるものであったことを知る。人生がふと交差したり離れたりして、生きていれば出会い直すことだってできるよなと思う。
生きている、そのことを説教くさくなく感傷的になりすぎず、リズミカルにコミカルに、ゆっくりと描いている映画。そして台詞が美しくて出てくる人達が可愛く、映像が練られていて(そのように感じて)、映画のロマンが詰まりに詰まってた。
池松壮亮さんと伊藤沙莉さんの二人はやっぱり素敵。伊藤沙莉さん演じる、タクシー運転手の葉の女性像が男性監督のフィクショナルな妄想に堕していなくてかっこ悪さも込みでかっこいい。池松壮亮さん演じる照生は、目に涙をたくさん溜めてもそれを落とさず零さないことに照生という人を見た気になれた。
一体過去は誰の目線なのか、とか、そんなことはどうでもいい。公開されたらまたこの映画に出会いたい。
ちょっと思い出しただけ…
怪我でダンサーの夢破れた男とタクシードライバーの女。ビターな現実から過去の記憶への遡及、定点観測的に1組の男女を見ることで、より一層にエモーショナルさを引き立たせる。松居大悟×池松壮亮×伊藤沙莉×クリープハイプが織りなす珠玉の恋愛物語。タイトルも非常に秀逸な物語でした。
そもそもクリープハイプの由来であり、尾崎世界観のオールタイムベストである「ナイト・オン・ザ・プラネット」から着想を得た話ということで映画ファンの心をくすぐる。
ストーリーはもちろん、登場人物のキャラ像、クスッと笑ってしまうような微笑ましい会話劇が並外れて良かった。そして、一見すると、どの登場人物も無関係に見えるが、根底には“愛”や“悲哀” 、“希望”みたいのがそれぞれのキャラクターから読み取ることができた。群像劇として観ても非常によくできていると思う。
映画のセリフみたい
セリフ一個一個がすごく自然で、池松壮亮と伊藤沙莉の素が出てるような演技、そして既視感と聞いたことしかないシーンの数々、、
あああ知ってる、、ってずーーーっとなりました。なんでこんなに刺さるんだい??
まるで私に向かって描いているみたいだったけど、多分これみんな思ってる。みんなそうおもうように練られてるからすごい。
別れた後から遡っていくから、どんどん感情移入してしまう感じがなくて、客観的に見れてしまうから怖くて良い。出会い始めから徐々に描くと、登場人物に感情移入し過ぎてしまって多分冷静な判断ができない。でも遡って、さらに誕生日の1日だけを描いているから、刺さりながらもある程度映画との距離を保てる。
だからこそラスト、人生ってやっぱそうゆうもんよねーってゆう爽やかな気持ちで終わってしまう。とってもずるい映画だった。
そしてクリープハイプの曲がとっても良い。劇中歌も、英語字幕のおかげで少し歌詞がわかったから、作品にリンクしてすごく心地よかった。
公開と、楽曲のリリースが今からとっても楽しみ!!!
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