「回想する(2021年〜2016年)」ちょっと思い出しただけ ラグさんの映画レビュー(感想・評価)
回想する(2021年〜2016年)
元ダンサーの照生とタクシードライバーの葉が付き合い、別れるまでの6年間を現在から過去に回想していくヒューマンドラマ。
伊藤沙莉が出てるあたり、「僕達はみんな大人になれなかった」みたいな空気感が少しある。
照生の怪我が影響して、葉との関係性が悪化していくところが切なく感じた。
(でも、一番の見どころでした)
コロナ禍の描写もリアルで、正に2016年〜2021年の現代社会を映してる。
人も世の中も時間と共に少しずつ変わっていくし、どうにもならない事には折り合いをつけていく。
ふとした時に、そんな過去のことをちょっと、思い出すのもいいかもしれない。
それぞれ今を生きていく。
3, 40年位経った頃には、きっと、
昔(平成・令和)の情緒をパッケージした貴重なフィルムとして、人々に思い出される作品になるのでしょう。
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