「松居大悟監督作品のなかで一番おもしろかった」ちょっと思い出しただけ Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
松居大悟監督作品のなかで一番おもしろかった
でも、この作品を観る時間で、ジム・ジャームッシュの未見作品を観たら良かったかなと思いました。
池松壮亮と伊藤沙莉が別々に出てる前半が特に面白かったかな。
それで永瀬正敏のでかたが《パターソン》っぽいなと思ったの。そういえば《パターソン》もジム・ジャームッシュだったなって。後半で池松壮亮と伊藤沙莉が二人でベッドに横たわるシーンも《パターソン》意識してそう。
池松壮亮と伊藤沙莉が二人一緒に出ると、ちょっと演技が合わない感じがしたんだよね。池松壮亮が格上に観えたの。
池松壮亮は《紙の月》で宮沢りえと、《よこがお》で筒井真理子とただれた関係になってて『うらやましい』と思って観てたけど、もう共演者がそのレベルでないと駄目なのかなと思ったよ。
そして話の内容はなにもないね。タイトル通り《ちょっと思い出しただけ》。シーンがそれなりに面白いから観ていられるね。
でもそれなら、ジム・ジャームッシュ作品を観たらいいかなと思いました。
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