「染み入るようなラブストーリー」ちょっと思い出しただけ SUZUKI TOMONORIさんの映画レビュー(感想・評価)
染み入るようなラブストーリー
二人の出会いから別れ、そしてちょっと思い出しただけの関係までのエピソードを連ねていく。これが全部良いのです。染み入るような、哀しいような、仲が良い表現があるほど遡って浸透してくる。
時間軸の操作が功を奏して、細かいことも見逃さないようにと自然に集中できる。そのディテールがよく考えられていて効果的。そしてそれはラストのタイトルまでつづいてまた素敵なのだ。
当て書きのような池松壮亮と伊藤沙莉のはまり役のキャラクター。成田凌と國村隼もそのとおりの演技。
尾崎世界観も松居大悟監督らしさもバッチリはまって、とても良い、染み入るようなラブストーリーになってます。
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