「伊藤沙莉はよかった、けど映画自体はうまくいってない、というか正直失敗してる」ちょっと思い出しただけ 東鳩さんの映画レビュー(感想・評価)
伊藤沙莉はよかった、けど映画自体はうまくいってない、というか正直失敗してる
花束みたいな恋をした、明け方の若者たち、ボクたちはみんな大人になれなかった、そして、これ。
現在でも、未来でもない、ただ過去を懐かしんでるだけの後ろ向き恋愛映画というジャンル。
要するにほとんどが回想だけの映画。
コロナ禍で映画業界自体が苦しんで、その代わりにNetflixやアマプラなどが爆発的に会員数伸ばして、なんとかしないと映画がヤバいぞ、特に劇場がヤバい、だから、劇場で観てもらえるような映画を作らなきゃ、で、東京テアトルが通した企画がこれ、業界ぐるみで東京国際映画祭でごり押しして流行らそうとしてる映画がこれ、なんだと思うと正直ゾッとしますよね。
こんな回想だらけの後ろ向き恋愛映画ばかり作ってるのって日本だけだと思うんですけど、邦画業界はもう取り返しがつかないぐらい腐りきってるんだと感じました。
アニメ映画や、マンガ原作で福田雄一監督で菅田将暉が主演で実写化とか、そういうザッツ商業映画が正しいとは思いませんが、じゃあ売れていないマイナー側のクリエイターたちの答えが過去を懐かしんでるだけの後ろ向き恋愛映画だから、この業界には売れてるバカと売れてないバカしかいないんだと思いましたね。
伊藤沙莉目当てで松井大悟って監督の作品は初めて観ましたけど、どこが面白いのかも分かりませんでした
ただ、作品選びが下手な伊藤沙莉の使い方は一番マシだったと思います
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