「春のアイスロードを25トンの荷物を積んで走るという無謀な挑戦から始...」アイス・ロード ホンマサさんの映画レビュー(感想・評価)
春のアイスロードを25トンの荷物を積んで走るという無謀な挑戦から始...
春のアイスロードを25トンの荷物を積んで走るという無謀な挑戦から始まる。
冬になると湖や河川が凍結し、その氷の上を大型トラックが走れるように整備される“アイスロード(氷上道路)”。しかし4月の氷はすでに薄く、だからこそ3台同時の重複輸送というリスクだらけの作戦に出る。
そこに一人だけ不穏な人物が混ざっていて、旅の行く手を阻む存在となる。物語を緊張感たっぷりに引っ張る見どころの一つだが、何度も続く殴り合いのシーンはちょっとウザかった。
命がけの輸送劇は、ふと2010年のチリ鉱山落盤事故を思い出させる。閉ざされた環境での生死の攻防、そして“生還できるのか”という一点に観客を引き込む力がある。
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