「持ってる価値観で感想が変わりそうだが…」土を喰らう十二ヵ月 うにたん♪(人手不足の業種はつらい)さんの映画レビュー(感想・評価)
持ってる価値観で感想が変わりそうだが…
タイトル、あらすじから察すれば、噛み合わない観客が観に来る要素少ない。
観ている観客もそれなりに満足そうに帰っていく。「良かったなぁ…」と家族、友人と言い合いながら退場していく。こういう作品を私はよい作品としている。
映画を不特定多数と集まって観るとこう言う要素が加味されて新鮮だったり共感出来たりする。
勿論、前の席のヤツが…とか周りかうるさかった…食べ物が、香水が臭かった…ネタバレし始めた…等色々あるかもしれないが、それもこの間の作品を観に行った記憶として、映画体験として残っていく思い出だと思う。
さて作品についてだが、極めて簡素で地味な雰囲気が全編に渡って続く。
庭の畑や近隣でとれる産物で日々を暮らしている様子が伝わってくる。
山菜に根菜、ぬか漬け、梅干しとか派手さはないが食べたくなる。
器用な物書きジュリーとその彼女松たか子のヘンテコな関係がどうなるのか?とヒヤヒヤしているとやはり…。
人間独りが良いとか言い出したら、最後はだいたい想像つくもんだな。
死んでみると寝ている姿を見ると“人間人生1/3は寝てるから1/3死んでるようなもんだろ?”とは思う。
しかしながら、このおじさんの真似をするのは大変だから、明日からの食事だけちょっと変えたい気分になった。
影響受けやすい自分に笑う。
コメントする