「炒めるよりも焼く煮る蒸す」土を喰らう十二ヵ月 カルヴェロ1952llさんの映画レビュー(感想・評価)
炒めるよりも焼く煮る蒸す
思い出す映画がある
『人生フルーツ』
山暮らしではないが自然があふれる自宅の庭に野菜を育てそれを食す夫婦のお話
山暮らしに憧れる私は驚いたものです
住宅地でもこんな暮らしが出来るのだと
でもやはり、自然を愛でながらの生活に憧れがつきません
街で暮らしたって死ぬ時は死ぬ、毎日の生活で便利を取れば稼がねばならない
いったい何のために生きているのか、そんなことを歳を重ねるにつれ思うようになってきました
毎日を「ありがたい」と思いたい、大切に生きたい
松さんの食べっぷりには敬服いたしました、火野さんはボソリと「昔の人はこんなに美味いもの食べてたんだな」と、誰かに食べてもらうことは幸せなことなのだな
時の流れが『人生フルーツ』より幾分早く感じたのはまだ沢田さんが若いせいなのかも
ほうれん草の薄紅色の根元探しに行かなきゃ
コメントする
NOBUさんのコメント
2022年11月18日
今晩は。
「人生フルーツ」はドキュメンタリー映画の傑作でしたね。
制作陣との、年月越えた心の交流が無ければ、”あの崇高な画“は撮らせてはもらえなかったと思います。
で、今作。
水上勉のエッセー、2作品を底本に、”生きるためには、自らの手で食材を作り、探し,美味く料理する”と言う、とても大切な事を鮮やかに描いた映画でしたね。では。