「自然の恵みのおすそ分けを頂く」土を喰らう十二ヵ月 ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)
自然の恵みのおすそ分けを頂く
作家の水上勉さんの料理エッセイを原案とした映画ですが、回想の勉少年以外、若い人が出て来ないです。それでも、ちょっと退屈な映画かもと思ったら、意外と興味深く観られました。
出てくる料理は素朴で飾らないものですが、松たか子さんが実に美味しそうに食べてました。
自然がとにかく美しく、大きな窓から見える景色を独り占めです。
田舎の一人暮らしにも些細だけど色々あります。偏屈なお婆さんが孤独死して、お葬式には来ないと思った近所の人たちが大勢、香典代わりに味噌や野菜をもって駆け付けたのも、食べ物の話題で盛り上がったのも面白かったです。
極めて個人的な感想。
私は若い頃根菜が嫌いだったし、シソやミョウガは全く食べられませんでした。
本作にはリンゴやトマトや枝豆が出てきても良さそうなのに、出て来ないんです。きゅうりと胡麻となめこを除くと見事に私の苦手な食材ばかりでした。克服できたものも有りますが。
それでも、本作を観たら、筍と里芋を食べてみようかなと思いました。私にとっては好き嫌い克服映画でありました。
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しろくろぱんださんのコメント
2022年11月15日
いつもありがとうございます。
私も子供の頃は好き嫌いが多くて食べるものが無いくらいでした。
今は食べられる様になりましたが
苦手なものもあります。
例えば…ゆずとか山椒とか香りの強いものがダメですね。苦味も?
自然に取れるなめこいいですね。