レジェンド・オブ・ホワイトウィッチ
劇場公開日:2021年10月22日
解説
武侠小説の巨匠・梁羽生の代表作「白髪魔女伝」を映画化したファンタジーアクション。明王朝末期。白髪の悪女・玉羅刹が率いる邪派集団の調査を命じられた密偵・常安は、その道中で玉羅刹にそっくりな女盗賊・練霓裳と出会う。同じく邪派征伐を目的とする練霓裳と一緒に行動することになった常安は、彼女と共闘する中で絆を深めていき、ついに玉羅刹のもとにたどり着くが……。主演は「ドラッグ・ウォー 毒戦」のクリスタル・ホアン。「のむコレ'21」(2021年10月22日~/東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)上映作品。
2020年製作/85分/中国
原題:白髪魔女外傳 The Wolf Witch
配給:AMGエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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今年167本目(合計231本目)。
本映画はそもそも、多くの映画館で公開されているものではなく、シネマート系列(新宿・心斎橋)のアジア映画特集で取り上げられている映画です。そのため、料金も安め(料金体系が特殊)になっています。この事情なのか、映画館(シネマートさんでもどこでも)のポリシーとして「一般公開としては、一定水準に達していない」ことを認識した上で、料金を下げて「そういうコアなファンが来るアジア映画祭り」という形で開催しているのでは…と思います。
映画の内容は武侠アクションものと言えば良いのでしょうか…。というかそれ以外書きようがないと思います。ストーリーというストーリーもあることはあるのですが、この武侠もの(小説など)を読んでいないと、わからない字幕が続出し(日本は漢字圏なのである程度類推はきいても、限界はある)、結局最後までわからないままストーリーが終わってしまう(理解するのも無理がある)というところに全部尽きてしまいます。
また例のごとく中国映画ですが字幕の日本語不足も結構多いので、かなりの部分を自分で補う必要があります(もっとも、それら補う必要があるのは、たいてい日中共通の漢字が大半)。実話ベースではないので、先週のように「地方でもいい加減な行政やってると本国につるし上げにしますよ」という趣旨のような、「政治的メッセージ」があるものは流れませんが(せいぜい、武侠がどうだの、武侠の技がどうだのという話が出る程度)、そこだけは救いなのかな…と思います。
とはいえ、日本で武侠映画を見る機会そのものも少ないですし(そもそも、中国・韓国に特化した映画館も、シネマート心斎橋さんくらい?)、「わかりにくい点は多いが、武侠映画の一つとして見る分」については楽しめますし、不穏当な表現などはありません。
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(減点0.8) 結局上記につきるのであり、字幕がないところなど含めて、かなり視聴者の知識を「借りる」映画になっています。日本ですからある程度知識はききますが、完全に利くわけでもありません。エンディングロールも日本語訳がなく何がどうなっているのかもよくわからず…(「不正コピーをしちゃだめよ」とかも全部漢字だが、それは何とか推測がつくが、そういう問題ではない)。
といっても、そういう事情の中で「特別枠」(アジア映画祭り)として特別料金枠として見に行くという前提においては、そこまで減点幅は小さくはないかな(支離滅裂がひどいとまでも言えない)というところです。
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2021年10月23日
Androidアプリから投稿
明王朝末期、とある武林を舞台にした白髪の魔女率いる邪派集団と正当派との覇権争いをみせる話。
白髪の魔女を倒したものが武林の盟主だとか言いながら、なんだかいっぱい派閥だとか魔教だとか倭人だとかが出て来るわ、錦衣衛だとか盗賊だとか誰がどういう立場でどこと敵対しているのか、ごちゃごちゃしていて非常にわかり難い。
白髪の魔女も最初に出て来たきりなかなか見せ場はないし、気付いたら恋愛ですか友情ですか?と匂わせつつ…。
登場人物が整理できて、理解が深まれば面白そうだけど…何て思っていたけど、それまでの流れで滅魂香ねってなっちゃうしねぇ。
さあいよいよラスボス!ってえっ!?弱っ!!!
賑やかし要因も大して面白くなくてコメディにもならず、なんか塩っぱいおとぎ話をマジメにやっただけになっちゃいましたね。