「【”お仕事、お疲れ様っす!”京都に住む見た目はフツーのお兄さんでありながら、最強の殺し屋に密着したフェイク・ドキュメンタリー。この作品が面白いのは、アクションが本物だからである。】」最強殺し屋伝説国岡 完全版 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”お仕事、お疲れ様っす!”京都に住む見た目はフツーのお兄さんでありながら、最強の殺し屋に密着したフェイク・ドキュメンタリー。この作品が面白いのは、アクションが本物だからである。】
ー この作品の主人公国岡を演じた、伊能昌幸氏を始め、アクションシーンが凄い。前半はそうでもないが、最後半の肉弾接近戦のスピードと”マジ当てしているのではないか”と思ったシーンは見応えがある。-
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・殺し屋に密着し、ドキュメンタリー映画を制作するという、設定から面白い。
・国岡は、殺し屋ではありながら、女性とデートしたり、お笑い番組を見て笑ったり、メンドクサイ”仕事”が入っても、ブツブツ文句を言いながら、キッチリと”お仕事”をこなして行く。
まるで、ブラック企業に勤めるサラリーマンのようである。
・田岡は、岐阜での殺しの依頼があれば、名古屋で一件、”仕事”して、名古屋名物の”矢場とん”(と思われる店)でトンカツを食べ、”世界の山ちゃん”(と思われる店)で手羽先を食べ、岐阜でササっと”仕事”して帰る。
ー 何だか、出張先で美味いモノを食べるサラリーマンのようである。-
・付き合っていると、勝手に思ってたマイチャンの結婚式場での、殺戮戦も何だか、可笑しい。
ー マイちゃん、酷いっす。-
・弾が切れちゃって、”弾屋さん””に居酒屋で法外な値段を吹っ掛けられたり、依頼者の超上から目線のおばちゃんの依頼した殺し相手を、おばちゃんのせいで違う教授を殺しちゃったり・・。で、後始末が大変・・。
ー あの着物着た高飛車おばちゃん、田岡ではないが、ムッチャ苛苛するなあ・・。アンタは殺されて良し!-
<今作が面白いのは、奇抜な発想の映画設定であり、殺し屋達が、何だかんだ言いながら、何となくブラック企業で働くサラリーマン、もしくはバイトのようである事や、何より田岡を演じた伊能昌幸氏を始め、出演俳優さん数名のアクションが本物だからだと思った作品である。>