「フリーの殺し屋を密着取材するモキュメンタリー形式が生む絶妙なリアリティと可笑しさ」最強殺し屋伝説国岡 完全版 五所光太郎(アニメハック編集部)さんの映画レビュー(感想・評価)
フリーの殺し屋を密着取材するモキュメンタリー形式が生む絶妙なリアリティと可笑しさ
予告編の時点で面白すぎて、これは絶対見ようと思った作品でした。日本に殺し屋ビジネスネットワークがあるという設定が、フリーの殺し屋・国岡昌幸の日常を密着取材するモキュメンタリー形式で描かれることで、絶妙なリアリティと可笑しさを生んでいます。ちょっとチープな絵面やカメラの手ぶれなども、すべてドキュメンタリー番組の撮影だからという見せ方になって、現代日本の殺し屋はこれぐらいカジュアルなのかもと思ってしまうぐらいです。面白いものを見せたい! という意欲がつまったアクション部分も見ごたえがあって、阪元裕吾監督ならではのオリジナリティが詰まっている1作です。
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