「【”中三の夏は、人生で一度きり。そして、高木さん、西片をしあわせにする!”今作は、心優しき中学生男女の恋する姿が、とても爽やかな作品である。】」劇場版 からかい上手の高木さん NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”中三の夏は、人生で一度きり。そして、高木さん、西片をしあわせにする!”今作は、心優しき中学生男女の恋する姿が、とても爽やかな作品である。】
ー ”からかい上手の高木さん”の今春公開された、今泉力哉監督作品は、とても良かった。そして、この作品が山本崇一郎氏の漫画がベースと言うのは、正にこのアニメーションの映画のフライヤーを2種類持っているので、知っていた。
そして、実写化映画の設定の巧みさを改めて思ったと共に、このシリーズが人気である事も良く分かる映画であった。-
■とある島の中学校で、隣の席になった少女・高木さんに何かとからかわれる日々を送っている男子中学生・西片。
3年生に進級した2人の、中学生活最後の夏がきた。
夏休みが始まる前日、2人は帰り道で偶然ちいさな子猫と出会い、”ハナ”と名付け、面倒をみることになる。
◆感想<Caution!やや内容に触れています。>
・高木さんも西片も、どちらも相手が好きな両想いなのだけれども、高木さんのほうが積極的に、西片に色々とちょっかいを出す姿や、二人が好き合っている事を、周囲の同級生も知っていて、二人の事を揶揄う訳ではない所が良いね。
・高木さんの、西片をからかう(この場合、漢字で”揶揄う”と書いては、いけないね。)笑顔や、優しい言葉遣いが素敵である。少し頬を赤らめながら。
西片も、ドキドキしながら頬を赤らめている表情も、良いなあ。
・心根の優しい二人が子猫を面倒見る姿も良いし、二人が蛍を身に行く夜のシーンも良いのだなあ。
・私が、中学生の時はガールフレンドと一緒にいると、冷やかされたモノだが、今は違うのかな。この作品のほんわか、あったかい世界観だからかな。
<エンドロールが終わった後の、二人が大人になって二人の間に可愛い女の子がいる、蛍を三人で見に行っているシーンで、西片が奥さんになった高木さんと娘さんからからかわれているシーンも、良き終わり方だと思います。
きっと、素敵な家族なんだろうな、と思ったよ。>