「持っていたハズなのにいつの間にかどこかに置き忘れてしまった何か大切なもの。自分にもそういうものがあった事を思い出させてくれる珠玉の作品です。」劇場版 からかい上手の高木さん もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
持っていたハズなのにいつの間にかどこかに置き忘れてしまった何か大切なもの。自分にもそういうものがあった事を思い出させてくれる珠玉の作品です。
原作漫画は途中まで読んでました。
TVアニメはシーズン1まで観てました。 …なので、
西片クンと高木さん)の関係性や雰囲気と
ある程度は分かっています。 (…のつもり)
ず~っと中学一年生(or二年生?)の設定と思って
いたのですが、この劇場版では中学三年生。 ほぅ
中学校生活最後のの夏を迎え、二人にも周りにも
変化の兆しが見られるみたい …ふむ
これは観てみるしかないでしょう
というわけで鑑賞です。
※ …73分経過。 (割と短め)
原作漫画が好き か
TVシリーズ好き か
高木さんが好き か
二人のやりとりがが好き …etc
このどれかに当てはまる人なら
ドキドキが止まらない時間を過ごせます。 きっと。
私も至福の時間に浸ってきました。
高木さんと西片の話だけで進むのではなく
仲良し三人娘のエピソードを挟むことなどが効果的で
卒業に向かってしまう切なさが増してきます。
※中三といえば、進路や進学の問題で
今までと同じ日は長くは続かない事を
何となくであれ察する時期ですよね…
(と、ものすご~~~~く遠い目…)
そして、ネコを保護するエピソード。
二人で神社で見つけた子猫を保護しつつ
里親探しをする話なのですが
二人にとっての大事な出来事としてラストに
繋がっていきます。
どんな話なのか気になっている方
ぜひ劇場でご覧ください。
私は観て良かった。 満足です。
あ、それから
ストーリーも良かったですが、作画や背景もとても綺麗です。
※シンエイ動画って「クレしん」作ってる所か。
◇ あれこれ
お話の舞台
「島」だったんだ と初めて知りました。
公式パンフ見たら 「小豆島」。 へぇ
原作者(山本崇一朗)の出身地だそうですね。
棚田の風景も海の見える風景も
なんかいいなぁ
一度行ってみたくなりました。
涙
いつも西片をからかっては笑顔の高木さん。
…が見せた涙。
子猫の幸せを願って身を引いた高木さん。
「…子猫、幸せになれるよね?」
ああ、そうか。
高木さんにとって西片が
涙を見せられる相手になったということか。
そして西片。
高木さんにかけた言葉が、もう何というか ねぇ
(※ ほとんど プロポーズじゃん と思ったり)
◇ 最後に
ネコの首輪。
最後にそう来たか というラストシーン。
飼い始めた時のエピソードとか、何かありそう。
どんなのかな …なんて事を
思い浮かべています。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。