「私はなぜか涙が止まりませんでした」パーフェクト・ノーマル・ファミリー あささんの映画レビュー(感想・評価)
私はなぜか涙が止まりませんでした
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LGBTQと家族愛を、11歳の娘の視点から描いた良作だった。
まず、トマス演じる俳優が素晴らしい。父だけど女性になりたい。女性になったけど父でもあるというトマスの葛藤をうまく演じている。優しさと父性いや、母性愛で子供達を優しく包み込んでいる。
私は自分の父を想ってなのかな、、、トマスとエマの親子愛に涙が流れました。
カロリーネとエマ、両親の離婚と父親の性転換に対して見事に真逆の反応、対応だった。日本ではエマのような反応が大多数ではないでしょうか。11歳の多感な時期にあまりにも衝撃的なことが次々と起こり、もし自分がエマの立場なら…と考えてしまった。だからこそカロリーネの対応が神すぎてそっちに驚き(14歳とは思えぬほどの美貌と大人の対応に驚愕)
とはいえ、これもその国や家庭での教育や刷り込みによっての価値観なわけで、デンマークは同性婚などに対してもとても進んでいるのだとか。これからの時代なら尚更のこと、日本も変わっていかないとですね。
性別は違えど愛する親、かけがえのない家族であることには違いない。ホームビデオからホームビデオで終わる演出も良かった。
それにしても、11歳の子供がウォッカ飲むって、、、さすがデンマークだわ。
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