パーフェクト・ケアのレビュー・感想・評価
全188件中、81~100件目を表示
観るものを 反共感から→何故かどうする🔀傍観→見守る結果、勝者(悪:悪:法)誰に?
現代社会の縮図の一つ 高齢化社会の救済的な職業であったはずの認知症・高齢弱者・・などのヘルパー的法定後見人が、その地位を利用して悪徳商法で暴利をあげているから始まります。カモにされるお婆さんを追い詰めていく悪徳後見人(法定後見人・医者)。社会を正すはずの法律を逆手にとって、結果的には裁判所も悪徳側の後押しにしかならない。観るものを、はがゆいまま進行 おいおい そこまでやるか(反共感)→そこに悪徳後見人達に天罰とも言える自業自得の危機、ロシアンマフィアが立ちはだかる展開
・・・。
✱最終的に勝ち残れるのは?
悪徳後見人、ロシアンマフィア、社会の法律。
✱可哀想なひとり暮らしのお婆さんは・・。
観るものの心は誰についたら良いのやら・・、TVニュースやワイドショー事件の展開を見守るような見方で見てしまま(法の正義)のような。
★映画館音響
デジタル5.1ch鑑賞(角川シネマ有楽町の特製か、音の厚み奥行きが出なく癖のある中音が出すぎの感じです)
★重低音○爆発音
★分離度○スクリーン側
★音の移動 ─
★サラウンド○ ほぼ総てに残響音少なめ
☆サイド・後音響(活躍度):1
初のミニシアター作品
私は "F○ck'n Lioness"‼
要介護となった老人の後見人として働く女性、マーラ。しかしその裏の顔は、老人の財産を騙し取る悪徳後見人だった。ある時、無害で条件の良い老婆に目を付けたが、その老婆にも裏の顔があり…といった物語。
のっけから聞こえの良い文句を次々と発し、原告をのしてしまうマーラ。でも面会を禁ずる理由は筋が通っていないようなw
とにかく口の立つマーラ。多くの老人を騙し、敵の弁護士も一蹴。穏やかに見せて、笑顔の端に恐嚇を滲ませる彼女の一挙一動にゾクゾク‼
そんな折、なんてことない老婆に見えるジェニファーをターゲットにするマーラ達だったが…。
全体を通し、明るい作風だが、絶妙に不穏なBGMや皮肉・誹謗が繰り返され、形容しようのない不穏感が漂う展開。
とは言え、不思議と不快感などは感じず、寧ろ皆の強かな応酬にこちらもニヤりとしてしまうほど。
後半からは、いよいよサスペンス色の強い展開に。リアルに命の危険が迫るマーラ達の闘いが始まる。通常ならこれから盛り上がる所だけど、逆に本作はここから並みのサスペンス化していったかな~という印象。充分面白いんだけど。
とにかく前半が面白かった作品。後半の手に汗握る展開も普通に面白かったが、やはり中盤までの老獪な探り合いがたまらない‼この興奮度は今年観た映画の中でも5本の指に入る程‼
マーラとジェニファーの施設でのシーンがピーク。ジェニファー婆ちゃんカッコ良い!あの強かなマーラから途端に余裕を奪って見せる・・・婆ちゃん、あんた只者じゃないよ‼(本当に只者じゃないんだけど)。
何と言うか、職場とかで自分には無関係な事で激しく口論してる人たちを見て、「良いぞもっとやれw」…的な気持ちになる感覚で終始興奮しながら観れた作品だった。
しかし、何か回収されてない謎もちょくちょく残っているような…。
昔の名前で呼ぶなの下り…、マイキーについて…、スタンドのおっさんはただのおっさん…?
そして何より、ミルクに入れたものについて…何か説明あったかな?ワタクシが見逃しているだけ?
続編がある感じでも無いし、ただの考えすぎかしら??
だめだこりゃ
冒頭からクソみたいな論を振りかざし、悪臭漂う弁論をドヤ顔でされて、敵意しか感じられない主人公。法に乗っかって非道なことをうまくやってのける輩に辟易としている現実で、そんな奴こそ映画で滅茶苦茶になぶり殺して欲しいもの。ヨッ、待ってましたのアウトローに期待値Max。婆さんが放つCワードに拍手。しかし、げんなりの展開。こんなのにヒロイニズムを重ねるなどもってのほか。最後に若干のカタルシス?いや、まだまだ足りんよ。社会的にキルしてもらわないと、この後、こいつがどのように語られるかを想像すれば吐き気しか覚えない。
論点はジェンダーではない。男女反転させたらこのキャラクターは成り立たない。女であれば良いだろうと作り手が考えたのであれば、そちらの方が問題。レズカップル設定にも違和感。彼女の方は結局、所謂「彼女」の役回りでしかなく、結局は主人公の男性性を高めているだけのように思えた。
老いに対する不安は万人共通、それにつけ込むクズ。誠実に後見人を務めている人もいる訳で、まともな病院もホームもあるはず。そういったものに触れないのは、いたずらに業界の信頼を損ねている。もし、こういう問題を問いたいのであれば、焦点を当てるべきは制度と司法であるべきではないのか。
それでもロザムンドはよくやった。ダイアンウィーストの目でモノを言う演技も良かった。できれば絞め技で決めて欲しかったが。
面白くて楽しめた❗️ エンタメ系なのに 上演館少ないのが不思議 さ...
面白くて楽しめた❗️
エンタメ系なのに
上演館少ないのが不思議
さて
ロザムンドがめっちゃワルなんだけど
逞しくてカッコ良くて
ふてぶてし過ぎて
惹かれてしまう
老人の財産と自由を全て奪っておいて
クールに仕事を全うしてるだけって顔して
オレオレ詐欺よりも
ずっとタチが悪いのにねぇ
まさにパーフェクト❗
ロザムンド・パイク、まさにパーフェクト❗
何をやっても、カッコイイ。
フレーバード・スモークの煙を鼻の穴からぷっふぁ~と二筋吐いちゃいます、でも、それすらも美しい。
何をしてもいいのです、それは、努力してるから。
色々と細かく伏線が張り巡らされて、全て回収されます。
兎に角、面白いの一言。
是非、ご覧下さいm(__)m
個人的には、沈んだ車の中からの脱出劇、どこからスタントなんだろうと注視しましたが判らず(((^_^;)上がってからの、ガソリンスタンドでの行動が、もう、最高。抜けた歯を入れた牛乳を飲むし、店員の前で着替えるし、ホットスナック温め機で暖をとるし。
最後は悲しい結末となってますが、この物語の結末には、ハッピーエンドは似合わないので、アッサリしていて好みでした。
母への愛しか勝たん!
もう、ムカムカしながら見てました(笑)
なんにムカついてたんだろ?
年寄りを食い物にする女たちに。
無能な裁判官に。
へこたれない、高慢ちきな女に。
でもまあ、徐々に気づくわけです。
「あ、これってヒューマンドラマじゃないんだ」って。
悪人って、こんなにしぶとい?
笑えるぐらい、死なない。
まあ、バットマンもスパイダーマンも、マッドマックスも死なないか。
で、オチね。
ね、悪いことしたら報いを受けるんだ。
絶対!
だれかを陥れようとしたら、どこかで正義が動くはず。
最後の最後に、ホントにホッとした。
なんか、自分の代わりに殺ってくれた感、ハンパない。
ロザムンドパイクって男みたいな名前だよね
日本の後見制度を誤解しないで。
劇場で予告編を観たときは軽いタッチのコメディかとそれ程は期待してなかったのですが、「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク主演ならばコメディという括りにされるような単純な作品ではないだろうな、と思ってとりあえず観てみることに。
前半はとにかくロザムンド扮するマーラが飛ばす飛ばす!悪徳法定後見人にもほどがあります(笑)。
これ日本の後見人もこんな感じなのかと誤解されやしないかと不安になりました。
私は声を大にして言いたい、『アメリカと日本の成年後見制度は全く異なります』
勝手に不動産処分などできません!
前半はコメディ色強めでロザムンドのスタイルの良さもあってファッショナブルでポップな雰囲気なのですが、後半は一転クライムサスペンスに。やはり一筋縄ではいかない作品でした。
公開された劇場数は少なかったけど満足度は高し。
ロザムンドはもちろんですが、ダイアン・ウィーストがめちゃくちゃ良かったです。薬の影響で意識朦朧としてきたときの演技が凄すぎる。もっと彼女の演技を観ていたかったなぁ。
もう一度言います、アメリカと日本では後見制度は全く異なります!
善良な成年後見人より。
凶暴な雌ライオンと老いた羊たち
悪人しか登場しないから、誰を応援していいか分からない 金持ちの独居...
色彩や脚本が上出来で意表を突く面白さ
2021年劇場(配信)鑑賞45本目 秀作 69点
全くマークしていませんでしたが、各所で賞賛の声を目にしたので、久しぶりに予定外の作品を鑑賞しましたが、当たりでした。
いやこんな不死身なことある?ご都合主義すぎん?とも思えてしまったけど、全体として、終始どこか地に脚が付いてないというか、ゴリゴリに現実味路線ではないように感じたのでそれもなんか吹っ切れていて目を瞑りました。
最後の終わり方がお手本のような締めくくり方ですごく気持ちいい。キュッとしまった印象でした。
怖い組織のボスが小人病だったり、主演が同性愛だったり、でもそれを普通にごく普通に真面目に使ってる感じがどこかシュールというか、これは差別的な発言とかではなくて、うまく説明できないけど同じように思えた人もそしてそれをわたくしのように言葉にできない人もいると思います。
楽しめます、是非。
途中までは洋画で今年1番面白かった
お年寄りを狙った後見人ビジネスは日本でもジワジワと社会問題化しているだけあって、ターゲットのお年寄りの背後にヤバいヤツらがいた、はもう設定から面白かったですね
途中まではプロミシングヤングウーマンを抑えて洋画で今年1番面白かったといっていいです
ただ、女医が見せしめに殺されたぐらいから、ただのマフィア映画というかスパイ映画みたいになってしまって、主人公も本来はそこで死んでるだろ、ってところで都合よく蘇生して生き残るし、彼女も運良く生き残ってるし、主人公が反撃開始するのはいいけど、その007顔負けのスパイテクニックはどこで学んだんだよ?と疑問に思っちゃったら、後半はずっと白けっぱなしでした
マフィアの暴力に対して、ずっと法律で戦ってねじ伏せていたら最高だったんですけどね
弁護士なのに、スパイテクニックも長けているのはさすがに無理がありました
身元不明人が何たらかんたらだと後見人がつくのよ、みたいな勝ち名乗り発言ありましたけど、その法律はあらかじめ伏線だと思われないようにさらっと情報開示しておいてくれないとダメじゃないかなと思います
日本人なら普通は絶対知らないであろうアメリカの州による法律を急に出してきて、勝敗決着はちょっと盛り上がれないですね
事前に説明が無いルールで後出し決着はナシです
アメリカ人でも納得いかないご都合展開でしょう
最期、主人公がああなってエンディングは良かったと思います
悪が栄えたまま終わっちゃうと気分悪いですからね
ただ、主人公が白スーツだったので、○だらけになるのは読めちゃいましたね
○だらけになる人は赤が1番映える白い服を着ると相場が決まってますから
結果、大幅に面白さダウンしてプロミシングヤングウーマンには敵わなかったですけど、それでも2021年の映画館で観ておくべき映画だと思いました
余談ですけど、この映画は邦画の製作会社がリメイクしたら良いと思いました
後見人ビジネスは日本でも社会問題になってるし、微妙にシナリオが惜しいところを上手く直せたら元の映画よりヒットする気がします
さらにエンディングが元の映画より面白い、って評価を勝ち取りやすい
22年目の告白も入江悠監督がすごいみたいになってましたけど、元が良いから別に監督は誰でも良かったですしね
あと同じ女優さんが出ていたゴーンガールを関テレが連ドラでリメイクして、それもヒットしてましたよね
映画の評価と関係無いですけど、リメイクおすすめです
これは面白かったー!
鑑賞目的の作品が機器トラブルで上映中止。
人生で二度目の体験(笑)
急遽、劇場を変えて本作を選定。
これが大正解(笑)
金持ちで身寄りの無い老人達を無理やり介護施設に送り込み、後見人となったマーラが土地や財産を奪い取るストーリー。
裁判官のお人好し度がハンパ無い(笑)
資産家の老婆。ジェニファーも同じ手口で施設に送り込まれるんだけど、そこから予想も出来ない展開に。
やったらやり返す!
倍返し的な連続に面白さが倍増。
やり合う二人が頭良すぎ(笑)
マーラが折れた歯を牛乳に漬けて保存する事をなぜ知っているのか?
普通は知らないと思うけど気になるところ。
その二人の最後のオチも頭が良すぎて面白い!
殺しの詰めが甘いのはご愛敬( ´∀`)
こんなに胸糞悪いヤツなのに
社会福祉が合法的な悪意のもと、巨額の金儲けに利用されていく。
主人公マーラはまさにその首謀者であり、いわば社会の敵。でもその彼女から最後まで目が離せない。
悪人なのに、応援してる自分に気付く。でも決して好きにはなれない。
そこで「悪人なのか…?」という疑問にぶつかる。
いろいろ余白があって、後でそこを想像するのも楽しい。
彼女が計画通りに悪事を進めていく描写が、雰囲気としては「ビバリーヒルズコップ2」を思い出した。内容は全然違うけどね。
とにかく、こんなに悪いヤツがこんなにカッコ良く描かれるなんて。
とにかくロザムンド・パイクの「タフさ」にヤられてしまう。
まさに(良い意味で)彼女のための映画って感じ。
『ゴーン・ガール』が公開当時話題になったコトを考えれば、本作があまり話題にならないのは残念。
高齢化社会の問題提起コメディ
さすがアメリカ、アイデア満載のノワール
全188件中、81~100件目を表示