パーフェクト・ケアのレビュー・感想・評価
全176件中、61~80件目を表示
前半は微妙だが後半に一転
後見人制度を題材にして描いた社会派サスペンスドラマ。前半はダラダラとした歯切れの悪い展開が続いたが後半は一転しハラハラする展開で見応えがあった。悪党だけに最後は予想通りの結末で特に印象に残らず一般的な作品。 2022-32
ロザムンド・パイクの憎たらしい悪役ぶり
ロザムンド・パイクのギラギラした憎たらしい悪役ぶりが独特の輝きを放っている。ゴールデングローブ賞主演女優賞は、まあまあ納得か。 富裕老人に目をつけて施設に送り込み、財産をせしめる法廷後見人の悪事ぶりと、ロシアンマフィアと繋がる謎の老女に手を出してしまった顛末をコメディタッチで観せている。 ただし、老人を騙して施設に入れるという冷血ぶりが、笑って流せる限度を超えて嫌悪感を感じる。最後にはロシアンマフィアに勝ってほしいと思わせるくらいで、正直言って気持ちの良い、また観たくなるような映画ではない。 ゴーンガールに続き、突き抜けた嫌な女の芝居で成功したが、もうちょっと普通の役を観てみたい。
落とし前
ラストシーン、相棒の小野田官房長やアメリカン・スナイパーのブラッドリー・クーパーをちょっと思い出した。 ゴキブリ並みの生命力とハイエナのような清々しい強欲に感動すら覚えるロザムンド・パイクの怪演だったが、最後にああなるのは良かった。 しかしロザムンド・パイクが最高なのは間違いないとして、あのお婆ちゃん役もなかなかどうして。途中から一気に迫力出してきて、マフィアの母親面目躍如って感じでした。
孤独者は善人に付け込まれやすい
設定や視点が面白い。主人公はインテリ美女だが、頭脳派の外道な悪役。 法を味方につけつつ老人をカモにしているのだが、調子に乗っているうちにマフィアと争うことに。 主人公やられろと思いつつも、彼女がどう行動するかは見ものである。 良い点 ・法がバックの悪人。法が悪に加担する。 ・老女の余裕 ・主人公の強かさ ・終盤がアーティスティック 悪い点 ・ご都合タフ ・薬の調合なのかよくわからない その他点 ・下品な言葉の多用にも性の悪さが出ている ・GL
問題作ではあるけど、個人的には最高だった。 主人公がとにかく悪いや...
問題作ではあるけど、個人的には最高だった。 主人公がとにかく悪いやつ、同情の余地もない、ラストも納得。 なんだけど、男性社会の中で毅然と立ち向かって自分の力で成功していく姿はなぜだか清々しくてかっこいい
この監督 知らなかったが、これから追う必要がある。
個人評価:4.0 物語が現代社会の闇を描いており、今を感じさせる素晴らしい脚本。また法律を武器にした犯罪行為は、マフィアよりも脅威という事を見せつけられる。 悪役の描き方が、リュック・ベッソンぽく、その部分が少しリアリティがなくなるが、まさにゴーン・ガールの再来といったロザムンド・パイクの知的かつ妖艶な怪演が、観る側を物語に引きずり込む。 ジェシカ・チャスティンの女神の見えざる手に匹敵するハマり役なキャスティングだ。 J・ブレイクソンという監督。知らなかったが、これから追う必要がある。
心得ていなければ!!!コメディだということを
本作は「クライムサスペンスコメディ」なのですねww (本サイトの作品紹介に書いてありました) 前情報ゼロで見るものですからコメディだなんて 思ってませんでした。 ドロドローでモヤモヤァとしてムカムカするような 性悪な登場人物が出てくる社会派ドラマなのかなぁ? 後妻業の女テイストなのかなぁ?なんて勝手に思って 観てました。 正直、マーラにムカムカが止まらない。 限りなく・・・いや真っ黒なずるい笑顔に鉄槌が 落とされることをずっと願ってました。 ヒタヒタと忍び寄るピンチに心踊ってました。 社会的悪を応援していた私・・・。 しかし・・・しかしです。 ロザムンド・パイクにしてやられたってことですね。 結局。参りました。全部巻き上げられました。 素晴らしい女優さんだなぁ。 どう見てもコメディだなんて思えなかったなぁ。 湖のシーンでようやく私はわかったのです。 本作のカテゴリを。 監督の手腕も見事ってことなんでしょうかね。 いやぁ、やられました。 ストーリーと展開は「「コメディ」と考えると納得ですし 場面によってはハラハラではなくクスクスしながら 観られたのかもしれません。 クライムサスペンスコメディ・・・なんともごった煮の カテゴリですが、バランスによっては好き嫌いが 分かれてしまうかもしれません。 僕は最後までコメディなしで行って欲しかったかなぁ。 好みの問題ですが。 もっと「軽さ」がほしかったかなぁ。 巧みな演技が邪魔しちゃったのではないでしょうか? コメディテイスト抜きバージョンないかなぁ・・・。 それはかなり見たい。 僕は笑えるコメディが好きです。
誰もが、ラム肉よりライオンのように生きられるわけではありません!でも自分の身は自分で守ろうね。
初めは万国共通の「老人食い物ビジネスあるある」の軽いクライムコメディかと思って見ていました。これはこれで重要な社会テーマです。が、結構しつこい両者不死身の仕返し無間地獄。笑うようなところはなかったです。どのような落とし所があるのかに興味が移行。当然、ありきたりのヒューマンでエモい感じで終わるわけもなく、納得のビジネスモデルに行き着いたのでした。ラストの伏線回収も、凡人である観客にとっては正にほどよきカタルシスなのでしょう。 ちょっと不満だったのは、あのおばあさん、マフィアがバックにいるんだったらもうちょっと最初の段階で粘って施設行きを拒んで欲しかったわ、という点と、素敵なおうちにお住まいだったので、もっと内装やしつらいをじっくり見たかったこと。 ロザムンド・パイク演じる主人公は「ザ・アメリカに生きる雌ライオン」を体現していました。ファッション七変化も見ごたえあり。劇中、「肝っ玉の座り方が尋常じゃない」って言われていたかな。完全に同意します。
観るものを 反共感から→何故かどうする🔀傍観→見守る結果、勝者(悪:悪:法)誰に?
現代社会の縮図の一つ 高齢化社会の救済的な職業であったはずの認知症・高齢弱者・・などのヘルパー的法定後見人が、その地位を利用して悪徳商法で暴利をあげているから始まります。カモにされるお婆さんを追い詰めていく悪徳後見人(法定後見人・医者)。社会を正すはずの法律を逆手にとって、結果的には裁判所も悪徳側の後押しにしかならない。観るものを、はがゆいまま進行 おいおい そこまでやるか(反共感)→そこに悪徳後見人達に天罰とも言える自業自得の危機、ロシアンマフィアが立ちはだかる展開
・・・。
✱最終的に勝ち残れるのは?
悪徳後見人、ロシアンマフィア、社会の法律。
✱可哀想なひとり暮らしのお婆さんは・・。
観るものの心は誰についたら良いのやら・・、TVニュースやワイドショー事件の展開を見守るような見方で見てしまま(法の正義)のような。
★映画館音響
デジタル5.1ch鑑賞(角川シネマ有楽町の特製か、音の厚み奥行きが出なく癖のある中音が出すぎの感じです)
★重低音○爆発音
★分離度○スクリーン側
★音の移動 ─
★サラウンド○ ほぼ総てに残響音少なめ
☆サイド・後音響(活躍度):1
初のミニシアター作品
どうも小学生です あの感想は実にキョーミ深い作品 コメントしたらネタバレしそうなので細かい説明は抜きます まずこんな展開があるとは最後の終わり方が面白いので是非みなさん見に行ってみてください。 ミニシアターの作品て興味なかったけど結構面白いですね。 今度も見にいきたいです おまけ 今回行った映画館角川シネマ有楽町の 音❌ 画面❌ 映画館❌ というわけでよくなかった残念 ではじゃーねー
さすがのパイク!
気の強い女役といったらこの人(^^) まさか一般人がマフィア相手に復讐とは… 最後に手を組むまでは予想つかなかった。 ちゃんと悪いことするとまわりまわって返ってくるところは気持ち良かった。
私は "F○ck'n Lioness"‼
要介護となった老人の後見人として働く女性、マーラ。しかしその裏の顔は、老人の財産を騙し取る悪徳後見人だった。ある時、無害で条件の良い老婆に目を付けたが、その老婆にも裏の顔があり…といった物語。 のっけから聞こえの良い文句を次々と発し、原告をのしてしまうマーラ。でも面会を禁ずる理由は筋が通っていないようなw とにかく口の立つマーラ。多くの老人を騙し、敵の弁護士も一蹴。穏やかに見せて、笑顔の端に恐嚇を滲ませる彼女の一挙一動にゾクゾク‼ そんな折、なんてことない老婆に見えるジェニファーをターゲットにするマーラ達だったが…。 全体を通し、明るい作風だが、絶妙に不穏なBGMや皮肉・誹謗が繰り返され、形容しようのない不穏感が漂う展開。 とは言え、不思議と不快感などは感じず、寧ろ皆の強かな応酬にこちらもニヤりとしてしまうほど。 後半からは、いよいよサスペンス色の強い展開に。リアルに命の危険が迫るマーラ達の闘いが始まる。通常ならこれから盛り上がる所だけど、逆に本作はここから並みのサスペンス化していったかな~という印象。充分面白いんだけど。 とにかく前半が面白かった作品。後半の手に汗握る展開も普通に面白かったが、やはり中盤までの老獪な探り合いがたまらない‼この興奮度は今年観た映画の中でも5本の指に入る程‼ マーラとジェニファーの施設でのシーンがピーク。ジェニファー婆ちゃんカッコ良い!あの強かなマーラから途端に余裕を奪って見せる・・・婆ちゃん、あんた只者じゃないよ‼(本当に只者じゃないんだけど)。 何と言うか、職場とかで自分には無関係な事で激しく口論してる人たちを見て、「良いぞもっとやれw」…的な気持ちになる感覚で終始興奮しながら観れた作品だった。 しかし、何か回収されてない謎もちょくちょく残っているような…。 昔の名前で呼ぶなの下り…、マイキーについて…、スタンドのおっさんはただのおっさん…? そして何より、ミルクに入れたものについて…何か説明あったかな?ワタクシが見逃しているだけ? 続編がある感じでも無いし、ただの考えすぎかしら??
だめだこりゃ
冒頭からクソみたいな論を振りかざし、悪臭漂う弁論をドヤ顔でされて、敵意しか感じられない主人公。法に乗っかって非道なことをうまくやってのける輩に辟易としている現実で、そんな奴こそ映画で滅茶苦茶になぶり殺して欲しいもの。ヨッ、待ってましたのアウトローに期待値Max。婆さんが放つCワードに拍手。しかし、げんなりの展開。こんなのにヒロイニズムを重ねるなどもってのほか。最後に若干のカタルシス?いや、まだまだ足りんよ。社会的にキルしてもらわないと、この後、こいつがどのように語られるかを想像すれば吐き気しか覚えない。
論点はジェンダーではない。男女反転させたらこのキャラクターは成り立たない。女であれば良いだろうと作り手が考えたのであれば、そちらの方が問題。レズカップル設定にも違和感。彼女の方は結局、所謂「彼女」の役回りでしかなく、結局は主人公の男性性を高めているだけのように思えた。
老いに対する不安は万人共通、それにつけ込むクズ。誠実に後見人を務めている人もいる訳で、まともな病院もホームもあるはず。そういったものに触れないのは、いたずらに業界の信頼を損ねている。もし、こういう問題を問いたいのであれば、焦点を当てるべきは制度と司法であるべきではないのか。
それでもロザムンドはよくやった。ダイアンウィーストの目でモノを言う演技も良かった。できれば絞め技で決めて欲しかったが。
面白くて楽しめた❗️ エンタメ系なのに 上演館少ないのが不思議 さ...
面白くて楽しめた❗️ エンタメ系なのに 上演館少ないのが不思議 さて ロザムンドがめっちゃワルなんだけど 逞しくてカッコ良くて ふてぶてし過ぎて 惹かれてしまう 老人の財産と自由を全て奪っておいて クールに仕事を全うしてるだけって顔して オレオレ詐欺よりも ずっとタチが悪いのにねぇ
まさにパーフェクト❗
ロザムンド・パイク、まさにパーフェクト❗
何をやっても、カッコイイ。
フレーバード・スモークの煙を鼻の穴からぷっふぁ~と二筋吐いちゃいます、でも、それすらも美しい。
何をしてもいいのです、それは、努力してるから。
色々と細かく伏線が張り巡らされて、全て回収されます。
兎に角、面白いの一言。
是非、ご覧下さいm(__)m
個人的には、沈んだ車の中からの脱出劇、どこからスタントなんだろうと注視しましたが判らず(((^_^;)上がってからの、ガソリンスタンドでの行動が、もう、最高。抜けた歯を入れた牛乳を飲むし、店員の前で着替えるし、ホットスナック温め機で暖をとるし。
最後は悲しい結末となってますが、この物語の結末には、ハッピーエンドは似合わないので、アッサリしていて好みでした。
母への愛しか勝たん!
もう、ムカムカしながら見てました(笑)
なんにムカついてたんだろ?
年寄りを食い物にする女たちに。
無能な裁判官に。
へこたれない、高慢ちきな女に。
でもまあ、徐々に気づくわけです。
「あ、これってヒューマンドラマじゃないんだ」って。
悪人って、こんなにしぶとい?
笑えるぐらい、死なない。
まあ、バットマンもスパイダーマンも、マッドマックスも死なないか。
で、オチね。
ね、悪いことしたら報いを受けるんだ。
絶対!
だれかを陥れようとしたら、どこかで正義が動くはず。
最後の最後に、ホントにホッとした。
なんか、自分の代わりに殺ってくれた感、ハンパない。
ロザムンドパイクって男みたいな名前だよね
だから強いのかな😜 「アウトロー」で気になり、 「ゴーンガール」で脚光を浴び、 今度はどんな役だ❓ 悪徳法定後見人⁉️悪役😱⁉️ 悪役というか、見た目そのままの強い「雌ライオン」でした👌 相対するは、 おー‼️トラスク博士‼️ コレ絶対面白いやつなっ‼️ だけじゃなかった‼️ あのバアさんも段々不気味に見えてくるし😱 いい仕事してたのに、あの扱いはちょっと雑😰 演者もそうですが、 プロットが素晴らしい👏 マーラが捕まって、 「取引しましょ」と来た時は唸った😳 でも、そっちかーい‼️的展開で、 その仕返しも見事👏 最後の取引も、 まあそうなるわな🤔 からのー、ラストもちょっと雑かな😅 続きありそうじゃない❓ 良い医者知ってそうだし。
日本の後見制度を誤解しないで。
劇場で予告編を観たときは軽いタッチのコメディかとそれ程は期待してなかったのですが、「ゴーン・ガール」のロザムンド・パイク主演ならばコメディという括りにされるような単純な作品ではないだろうな、と思ってとりあえず観てみることに。 前半はとにかくロザムンド扮するマーラが飛ばす飛ばす!悪徳法定後見人にもほどがあります(笑)。 これ日本の後見人もこんな感じなのかと誤解されやしないかと不安になりました。 私は声を大にして言いたい、『アメリカと日本の成年後見制度は全く異なります』 勝手に不動産処分などできません! 前半はコメディ色強めでロザムンドのスタイルの良さもあってファッショナブルでポップな雰囲気なのですが、後半は一転クライムサスペンスに。やはり一筋縄ではいかない作品でした。 公開された劇場数は少なかったけど満足度は高し。 ロザムンドはもちろんですが、ダイアン・ウィーストがめちゃくちゃ良かったです。薬の影響で意識朦朧としてきたときの演技が凄すぎる。もっと彼女の演技を観ていたかったなぁ。 もう一度言います、アメリカと日本では後見制度は全く異なります! 善良な成年後見人より。
凶暴な雌ライオンと老いた羊たち
ここまで非常で私利私欲を追い求めることができるその精神力と度胸には絶句です。これをアメリカンドリームと言ってはダメでしょう。 一方、物語としては一瞬も気を抜けないトップスピードで駆け抜ける展開で引き込まれました。 ジムでの筋トレの意味や強靭な精神力の源を知ればやや納得、いやいや納得したら駄目ですね。 衝撃あるいは当然のラストで一番怖いのは普通のシロウトだったことが少し慰めでした。
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