パーフェクト・ケアのレビュー・感想・評価
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「未來映像を眺める傍観者のわたし」
Eiza González・エイザ・ゴンザレス
と出会えた。
1990年1月30日(32歳)
この作品の主人公は
Rosamund Pike
ロザムンド・パイク
確かな安定した演技は
まさに、舘ひろし。
あぶない刑事に例えたくなる
ほど、ロザムンド・パイク
エイザ・ゴンザレスのコンビは
魅力的だ、ただこのコンビは
舘ひろしさんと柴田恭平さんより
親密な仲にある。
それを重要視してしまう私は、
先ずこの作品をより映画として
楽しく観させて頂きました。
ウッそんなこと、ないやろは、
現実に存在し、起こった事実や人物の話として見る。その方がドキドキワクワクするから。人は小なり大なりの仮想現実
非現実を日常に求めてしまう、帰来があると私は思っている。そしてそんな流暢な事を考えながら、映画を観賞する私は
ただただ平凡に平凡すぎるほどの
日曜日の午前中に、スクリーンの前に
座ることが出来ているからだが。
介護施設が出てきて
マフィアが出てきて
ダイアが出てきて
司法裁判出てきて
ありとあらゆる武器が出てきて
一秒一分目が離せないほど
惹きつけられるこの作品の魅力は
やはり、ロザムンド・パイク
エイザ・ゴンザレスのコンビの魅力に
Peter Dinklage・ピーター・ディンクレイジの眼力・声・オーラはさまざま繰り広げられてる日々の世界を小さな箱庭に感じさせてくれる中で、箱庭日常の蠢きさえも魅せてくれるのです。甘い蜜の味を覚えてしまうと、そりゃもう大変。
なんだかんだとまだまだ、さまざまな事を思い考えさせてもらえる、この作品の
脚本・音楽・撮影・編集、全て満足。
何よりも、この作品の
ラストシーンが大好きです。
また、この作品を何年後かに
パーフェクト・ケア
I Care a Lot 観賞したいです。
キレキレのロザムンド・パイク
法定後見人のマーラ(ロザムンド・パイク)は、判断力の衰えた高齢者をケアする仕事をしていた。多くの顧客を持ち、裁判所からも信頼されていたが、裏で医師や介護施設と結託して高齢者たちから資産を奪い取っている悪徳後見人だった。レズパートナーのフランとともにビジネスを進めるマーラだったが、資産家の老女ジェニファーに狙ったために雲行きが怪しくなってきた。身寄りがなく孤独な老人だと思われたジェニファーの背後には、ロシアンマフィアの存在があり、マーラは命を狙われた。さてどうなる、という話。
雌ライオン、ロザムンド・パイクのキレキレの行動力が素晴らしく、また赤、黄、青、白などの衣装が高身長なのも有ってビシッと決まって素敵だった。
マフィアとの殺し合いはどちらもトドメをささないのが不思議だったが。
個人的にはフリン役のエイザ・ゴンザレスが可愛かった。
マフィア相手じゃなくてもよかったのでは。
ラストの締め方はいいと思う。
ただ、そこに持っていくプロセスが・・・
マフィアに追いかけられる展開よりも、後見人制度の穴とかで展開させた方が、インパクトが増したように思えた。
予告編見た時に感じた内容とは違う展開だったので、ちょっと残念な作品でした。
抜けた歯は牛乳に漬けるといい
高齢者を介護施設に送り込む話
めちゃくちゃ面白かったー!
アメリカって恐ろしい国ですね、もしかして日本でもこんな事出来ちゃうのかな?
なんにせよ興味深い話だった、ハラハラ、ドキドキ、結末が読めない展開で最後まで楽しめました。
後見人になり法の力を使って無理やり金を稼ぐ女と母親を取り戻そうとする裏社会の男の対決。
あれ?どっちが主人公?ってな構造も凄い。
普通、物語は主人公と観客が少なからず共感や同調するものだけれど、この映画は違う。
最初から主人公が嫌な奴だと提示してて、早くこいつがギャフンと言う所がみたくてしょうがなくなる。
日頃見てる映画が勧善懲悪ばかりなのでこの映画は本当に新鮮でした。
主人公がこんなにも嫌な奴ってのも珍しいのでは?
そんでもって物語の解決方法がなんとも皮肉めいてて最高です。
にいしてもアメリカンドリームって綺麗ごとでは叶えられないんですね。
ずる賢くて、冷酷で、他人の事を顧みない人間しか上には上がれない。
世界の富の半分以上を数パーセントの人が握ってい居てそれが日々増え続けているそうですが、持ったざる者が持たざる者から奪い合うしかない世の中って本当に恐ろしい。
狙う矛先が高齢者ってのも悲しい話です。
実際、若者よりも老人のほうがお金を持ってるわけで、奪う以外の選択肢がないってのも考え物です、世の中もっといい仕組みで回らないものでしょうか?
「金こそ正義」「金こそ力」「金こそ全て」
命や涙を金に換える錬金術は今に始まったことではないけれど、こんなにもまざまざと見せられると胸に来るものがありますね。
アンドリュー・ガーフィールド主演の「ドリームホーム」を見ても思ったけども、良心を犠牲にし他人を蹴落としててまで大金を稼ぎたくはないと思うのは、自分かまだどん底まで落ちてないだけなのかな。
今日を生きることすら難しい状況ならば自分もなんでもするだろうなと思った。そうならないためにも気をつけねば…
この作品は刺激的で痛快で恐ろしい物語です。毒蛇vs毒蛇の結果が気になる方は是非見てみてください。
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劇中セリフより
「信頼は金の後に付いてくる」
損得勘定なしの信頼関係って子どもの頃しかないのかもしれない、いや、子どもの頃ですらないのかも知れない。
お金と信頼は切っても切れない関係なのね…
面白かった
あまり期待しないで鑑賞
予想外に面白かった。マフィアのボスを応援したくなるほどのロザムンド・パイクのクソ女ぶりが素晴らしい。
でも、最後はマフィアと手を組んで、えーこれで終わり?て思ったら、やっぱりこうなったか。でも本当に死んだの?
前半は微妙だが後半に一転
後見人制度を題材にして描いた社会派サスペンスドラマ。前半はダラダラとした歯切れの悪い展開が続いたが後半は一転しハラハラする展開で見応えがあった。悪党だけに最後は予想通りの結末で特に印象に残らず一般的な作品。
2022-32
ロザムンド・パイクの憎たらしい悪役ぶり
落とし前
孤独者は善人に付け込まれやすい
この監督 知らなかったが、これから追う必要がある。
心得ていなければ!!!コメディだということを
本作は「クライムサスペンスコメディ」なのですねww
(本サイトの作品紹介に書いてありました)
前情報ゼロで見るものですからコメディだなんて
思ってませんでした。
ドロドローでモヤモヤァとしてムカムカするような
性悪な登場人物が出てくる社会派ドラマなのかなぁ?
後妻業の女テイストなのかなぁ?なんて勝手に思って
観てました。
正直、マーラにムカムカが止まらない。
限りなく・・・いや真っ黒なずるい笑顔に鉄槌が
落とされることをずっと願ってました。
ヒタヒタと忍び寄るピンチに心踊ってました。
社会的悪を応援していた私・・・。
しかし・・・しかしです。
ロザムンド・パイクにしてやられたってことですね。
結局。参りました。全部巻き上げられました。
素晴らしい女優さんだなぁ。
どう見てもコメディだなんて思えなかったなぁ。
湖のシーンでようやく私はわかったのです。
本作のカテゴリを。
監督の手腕も見事ってことなんでしょうかね。
いやぁ、やられました。
ストーリーと展開は「「コメディ」と考えると納得ですし
場面によってはハラハラではなくクスクスしながら
観られたのかもしれません。
クライムサスペンスコメディ・・・なんともごった煮の
カテゴリですが、バランスによっては好き嫌いが
分かれてしまうかもしれません。
僕は最後までコメディなしで行って欲しかったかなぁ。
好みの問題ですが。
もっと「軽さ」がほしかったかなぁ。
巧みな演技が邪魔しちゃったのではないでしょうか?
コメディテイスト抜きバージョンないかなぁ・・・。
それはかなり見たい。
僕は笑えるコメディが好きです。
誰もが、ラム肉よりライオンのように生きられるわけではありません!でも自分の身は自分で守ろうね。
初めは万国共通の「老人食い物ビジネスあるある」の軽いクライムコメディかと思って見ていました。これはこれで重要な社会テーマです。が、結構しつこい両者不死身の仕返し無間地獄。笑うようなところはなかったです。どのような落とし所があるのかに興味が移行。当然、ありきたりのヒューマンでエモい感じで終わるわけもなく、納得のビジネスモデルに行き着いたのでした。ラストの伏線回収も、凡人である観客にとっては正にほどよきカタルシスなのでしょう。
ちょっと不満だったのは、あのおばあさん、マフィアがバックにいるんだったらもうちょっと最初の段階で粘って施設行きを拒んで欲しかったわ、という点と、素敵なおうちにお住まいだったので、もっと内装やしつらいをじっくり見たかったこと。
ロザムンド・パイク演じる主人公は「ザ・アメリカに生きる雌ライオン」を体現していました。ファッション七変化も見ごたえあり。劇中、「肝っ玉の座り方が尋常じゃない」って言われていたかな。完全に同意します。
観るものを 反共感から→何故かどうする🔀傍観→見守る結果、勝者(悪:悪:法)誰に?
現代社会の縮図の一つ 高齢化社会の救済的な職業であったはずの認知症・高齢弱者・・などのヘルパー的法定後見人が、その地位を利用して悪徳商法で暴利をあげているから始まります。カモにされるお婆さんを追い詰めていく悪徳後見人(法定後見人・医者)。社会を正すはずの法律を逆手にとって、結果的には裁判所も悪徳側の後押しにしかならない。観るものを、はがゆいまま進行 おいおい そこまでやるか(反共感)→そこに悪徳後見人達に天罰とも言える自業自得の危機、ロシアンマフィアが立ちはだかる展開
・・・。
✱最終的に勝ち残れるのは?
悪徳後見人、ロシアンマフィア、社会の法律。
✱可哀想なひとり暮らしのお婆さんは・・。
観るものの心は誰についたら良いのやら・・、TVニュースやワイドショー事件の展開を見守るような見方で見てしまま(法の正義)のような。
★映画館音響
デジタル5.1ch鑑賞(角川シネマ有楽町の特製か、音の厚み奥行きが出なく癖のある中音が出すぎの感じです)
★重低音○爆発音
★分離度○スクリーン側
★音の移動 ─
★サラウンド○ ほぼ総てに残響音少なめ
☆サイド・後音響(活躍度):1
初のミニシアター作品
私は "F○ck'n Lioness"‼
要介護となった老人の後見人として働く女性、マーラ。しかしその裏の顔は、老人の財産を騙し取る悪徳後見人だった。ある時、無害で条件の良い老婆に目を付けたが、その老婆にも裏の顔があり…といった物語。
のっけから聞こえの良い文句を次々と発し、原告をのしてしまうマーラ。でも面会を禁ずる理由は筋が通っていないようなw
とにかく口の立つマーラ。多くの老人を騙し、敵の弁護士も一蹴。穏やかに見せて、笑顔の端に恐嚇を滲ませる彼女の一挙一動にゾクゾク‼
そんな折、なんてことない老婆に見えるジェニファーをターゲットにするマーラ達だったが…。
全体を通し、明るい作風だが、絶妙に不穏なBGMや皮肉・誹謗が繰り返され、形容しようのない不穏感が漂う展開。
とは言え、不思議と不快感などは感じず、寧ろ皆の強かな応酬にこちらもニヤりとしてしまうほど。
後半からは、いよいよサスペンス色の強い展開に。リアルに命の危険が迫るマーラ達の闘いが始まる。通常ならこれから盛り上がる所だけど、逆に本作はここから並みのサスペンス化していったかな~という印象。充分面白いんだけど。
とにかく前半が面白かった作品。後半の手に汗握る展開も普通に面白かったが、やはり中盤までの老獪な探り合いがたまらない‼この興奮度は今年観た映画の中でも5本の指に入る程‼
マーラとジェニファーの施設でのシーンがピーク。ジェニファー婆ちゃんカッコ良い!あの強かなマーラから途端に余裕を奪って見せる・・・婆ちゃん、あんた只者じゃないよ‼(本当に只者じゃないんだけど)。
何と言うか、職場とかで自分には無関係な事で激しく口論してる人たちを見て、「良いぞもっとやれw」…的な気持ちになる感覚で終始興奮しながら観れた作品だった。
しかし、何か回収されてない謎もちょくちょく残っているような…。
昔の名前で呼ぶなの下り…、マイキーについて…、スタンドのおっさんはただのおっさん…?
そして何より、ミルクに入れたものについて…何か説明あったかな?ワタクシが見逃しているだけ?
続編がある感じでも無いし、ただの考えすぎかしら??
だめだこりゃ
冒頭からクソみたいな論を振りかざし、悪臭漂う弁論をドヤ顔でされて、敵意しか感じられない主人公。法に乗っかって非道なことをうまくやってのける輩に辟易としている現実で、そんな奴こそ映画で滅茶苦茶になぶり殺して欲しいもの。ヨッ、待ってましたのアウトローに期待値Max。婆さんが放つCワードに拍手。しかし、げんなりの展開。こんなのにヒロイニズムを重ねるなどもってのほか。最後に若干のカタルシス?いや、まだまだ足りんよ。社会的にキルしてもらわないと、この後、こいつがどのように語られるかを想像すれば吐き気しか覚えない。
論点はジェンダーではない。男女反転させたらこのキャラクターは成り立たない。女であれば良いだろうと作り手が考えたのであれば、そちらの方が問題。レズカップル設定にも違和感。彼女の方は結局、所謂「彼女」の役回りでしかなく、結局は主人公の男性性を高めているだけのように思えた。
老いに対する不安は万人共通、それにつけ込むクズ。誠実に後見人を務めている人もいる訳で、まともな病院もホームもあるはず。そういったものに触れないのは、いたずらに業界の信頼を損ねている。もし、こういう問題を問いたいのであれば、焦点を当てるべきは制度と司法であるべきではないのか。
それでもロザムンドはよくやった。ダイアンウィーストの目でモノを言う演技も良かった。できれば絞め技で決めて欲しかったが。
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