パーフェクト・ケアのレビュー・感想・評価
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☆☆☆(ディンクレイジ登場前) ☆☆☆★★★(ディンクレイジ登場後...
☆☆☆(ディンクレイジ登場前)
☆☆☆★★★(ディンクレイジ登場後)
映画フアンに言われている格言
〝 潜水艦映画にハズレなし 〟
もう1つオマケに…
〝 脱獄映画に名作多し 〟
まあ、後者には時々ハズレっぽいのがたま〜に紛れ込んだりしますけどね💧
そんな格言に加えたいくらい…と、ここ数年個人的に感じているものに、、、
《ロザムンド・パイク主演映画にハズレなし》
…なんでありますよ旦那!
映画の途中で店のオヤジに怪訝な顔をされながらも委細かまわず、寒さに震えながら着替え始める場面は最高でした。
特筆したヒット作品こそないものの、確実にアベレージを残している気がしますね。
吉田正尚…とは言わんけど、元木、、、ゴホッ!(ー ー;)
気を取り直してもう1つ言うと、、、
《ドロップキックが飛び出る韓国映画にもハズレなし》
………あ?脱線したので戻します💦
介護ビジネスを装ったチンケな犯罪で儲けている女性コンビの2人。
なかなか興味が湧く話だ…と思って観ていたのですが。前半は思っていた程には映画が弾けてはくれない。時々ウトウトっとしてしまったくらい。
それが、ピーター・ディンクレイジが登場する中盤辺りになって、やっと映画が走り始める。
ここからは、稀代の性格俳優ディンクレイジの存在なくして映画が成立しなくなってくる。
正直に言ってしまうと、作品を見ようと思ったきっかけとして、介護ビジネスの隙を突いた詐欺まがいな話に少しばかり興味があったのですが。映画の途中からは、ロシアマフィアがストーリーに割り込んで来る、普通の犯罪作品になってしまっているのがちょっとだけ残念な感じですかね。
しかも非情さが【ウリ】のマフィアであるのに。この相棒コンビだけは簡単には殺さない…等の都合の良さが発動してしまっていたり、、、と。マフィアを巡っての演出や話の展開がツッコミだらけなのは「ちょっとね〜」ってところでしょうか。
但し、ディンクレイジVS女性相棒(と言うかパートナー)コンビの後半は充分に楽しめました。
…ん?ロザムンド・パイクの話で始めたレビューなのに、途中からディンクレイジの話に移行してしまってますね、、、
まあ、仕方がないってのはありますね。
何たって
〝 ピーター・ディンクレイジ出演映画にハズレなし 〟
ですから。
そう思っていたら、何と2022年早々にピーター・ディンクレイジ《主演》映画が公開のニュース。
驚きのシラノ・ド・ベルジュラック役がディンクレイジ。
しかもしかもしかもしかもなミュージカル(@_@)
もう楽しみしかないぞ。
あ?肝心の映画本編ですが、後半はそこそこ面白く観ましたハイ
2021年 12月3日 角川シネマ有楽町
弱肉強食
前から見たかった映画!
ロザムンドパイクは悪役が似合うなあ〜あれだけ突っ切った悪人やと逆に応援したくなってくるから不思議。コメディかと思いきや、内容は結構シリアス。
さらに高みを目指して、どんどんお金持ちになっていくのかと思いきや…悪いことをしたら自分に戻ってきてしまうんやなあ。強欲は罪やね。日本でも同じことが起きてそうやなと思った。
悪女
「ゴーン・ガール」ですっかり悪女イメージが板についてしまってロザム...
ロザムンド・パイクの演技があっての一本
日本でも成年後見人の非行(成年被後見人の財産の横領・使い込み)は、世上、よく新聞紙上を賑わしたりしますけれども。
こういう映画が作られるということは、この問題は、洋の東西を問わないのかも知れません。
たとえ判断能力がなくなってしまったとしても、評論子には、後見人に管理してもらわなければならないような、めぼしい財産がないことの安心感を改めて噛みしめることのできた一本であることはさておき、成年後見人制度の暗部を浮き彫りにする社会派の作品…否、一種の「クライム・サスペンス」というべきなのかも知れませんが…、そういう作品として、決して二流には落ちない一本だと思います。
ことに、主演を張ったロザムンド・パイク、彼女の魅力炸裂いう点も、特筆すべき一本でしょう。そのことについては、他のレビュアー諸氏も異論のないようです。彼女の演技あっての本作と言えると思います。評論子も。
マフィアの策略でクルマごと沼に叩き込まれ、あわや溺死の危機に瀕しても、冷静にシートベルトを切断し、ウィンドウを叩き割って脱出。ずぶ濡れのままロードサイドの店に入ると、体力温存のための食料と着替えを買い込むと、顔色一つ変えずに、レジのオヤジの眼の前で下着一枚になって(そのまま着ているとどんどん体力が消耗してしまう)濡れた衣類を脱ぎ捨てて着替える…。
そういう点では、『ゴーン・ガール』でも魅せた彼女の「胆の座りっぷり」ということでは、決して『ゴーン・ガール』に引けをとらない一本だったと思います。
良作ではあったと思います。
嫌なモノを観た
性悪女がピッタリのロザムンド・パイク
はまり役ですね
不愉快極まりない命のやり取り
衣装で
世の中には奪う側と奪われる側がいて、私は「奪う側だ」と頑なに自分を曲げない主人公・マーラの視点で映画は進む。ラスト寸前までその思想は続き、(胸糞悪い)(なんでこんな女が勝つんだ?)(これがアメリカンドリーム!?)と思っていたが、きちんと「ラストまで」その思想は続いた。マーラは最後「奪われる側」に立った。
ロシアンマフィアのローマンの一人勝ち。
マーラたちを殺し損ねたのは別に失敗したのではなく、①死ぬ…死んだら死んだでOKで、②生還…死なないなら死なないで脅しにはなる、③報復…刃向かってくるならくるで①をまた行えばいい。さすがにローマン誘拐はお粗末な襲撃ではあったと思うけれど、前線から離れてぬるま湯に浸かった部下っぽいので、あのくらい油断しているだろうと納得。
殺される寸前で生かされたローマンは、マーラの脅しに対して「一緒に事業をやろう」と話をもちかけ、マーラの野心に火をつける。まんまとマーラはそれに乗っかる。これもローマンとしては、①成功…お金が入る、②失敗…は、ほぼない。マーラがビジネスのノウハウを確率してるのでネットワークさえあればお金儲けは見込める、成功しようが失敗しようがノーリスク。そして、「マーラがいつか死ぬ」ことはわかっていた。
自分のように、母親を奪われ復讐に躍起になる輩は、いる。いつかそいつに、この女は殺される。だから今はビジネスを持ちかけ、確定した儲けを得ることが得策だ。…と思ったはず。病院でマーラと話す表情からそういう心情が感じられた。
映画的に、やはりマーラは「悪」でありこれがアメリカンドリームであってはならない。マフィアvs詐欺まがいビジネスは、やはり悪vs悪なので、どちらかに落とし前は必要だと感じていた。映画も終わり際になると、メディアに超有名雑誌にひっぱりだこ・注目の的になるマーラが、白いスーツを着て清廉潔白をPRしている。(…あ、死ぬな)と思った。
映画の定石というか、鮮血が映えるからと「白い衣装を着がち」というベタのせいで殺されるのが目に見えていて、ちょっともったいなかった。せめて、ニュースに出演後、局を出る前に誰かとぶつかるシーンがあって(あ、刺された!?)と思わせて、実はコーヒーがこぼれていた→着替えもってるわよ→ありがとう→白い衣装で出てくる→刺されるなど、一旦ワンクッションいれてもよかったかなと思った。あまりにも最後までマーラに事がうまく運びすぎて(どう制裁を受けるのか?)を気になっていたからこそ「白い衣装」に気づいてしまった。でもおもしろかった。
後見人ビジネス
成年後見ビジネス。
あくまでも高齢者の後見人になればお金が儲けられるという前提の作品。本作では主人公がカモになる「理想的な高齢者」を見つけるが現実はなかなかそんなことはないだろう。
まず、親族がまったくいない富裕層の高齢者というのはそうそういないだろうし、例え天涯孤独でも富裕層なら財産管理のための顧問弁護士くらいいるのではないか。
つまり本作のような一見「理想的な高齢者」はまさにマフィアの関係者ぐらいしかいないということだ。だからこそ主人公は足元をすくわれる。
実際は後見人ビジネスでお金を稼ぐには多くの中間層の高齢者の後見人になる必要がある。
確かに法人化をすれば多くの被後見人を抱えてその分報酬も増えるが全ての被後見人から報酬を得られるわけではない。中には資産のない高齢者もいて実質ボランティアになってしまうことも多い。
日本では成年後見人は弁護士などの士業が七割を占めているが、あくまでも片手間であり、それをメインにして事務所はやっていけないのが実情だ。
高齢人口増加で後見人の法人化の必要性も語られるが、それはあくまでも公益的な面での必要性からだ。
本作のような金のなる木としての後見人ビジネスはアメリカでは成り立つのだろうか。それともマフィアと組んで都合のいい高齢者だけの後見人となればの話なのか。
ただ、本作のように後見人制度で自分や家族の意思が制限されてしまうのも事実だ。この点に関しては日本でもアメリカでも問題視されている。
本作のように施設に閉じ込められて早速資産を売却されるということはないにしても、一旦成年後見が開始すれば自分の意思で法律行為が行えなくなるという弊害もこの制度にはある。そういった後見人制度の問題点に警鐘を鳴らすという面では意義のある作品だった。
ロザムント・パイク演じる主人公のマフィアさえも手玉に取る悪女っぷりを楽しめる作品。しかし、ラストはあまりにもアメリカ映画的な終わり方で少々残念。どうせなら荒稼ぎした主人公が年老いて同じように被後見人となり、自分の財産を奪われるという落ちの方がよかったかな。よくないか。
最後のシーンいるか?
タチの悪い者同士の戦いでどっちが勝っても胸糞悪いし、とはいえそうしたタチの悪い者が富を得ているんだという認めたくない事実を描いて終わる作品かと納得しようとしたところで、最後のシーン。悪は報いを受けるというのを描きたかったのだろうが、最初から最後まで胸糞悪い気持ちを持たせて「まぁそういう作品なんだ」と腹落ちした最後に急に「悪は報いを受ける」みたいな安っぽい演出になってしまったように感じて落差にがっかりしてしまった。
悪い女を演じるロザムンドが輝いている!
ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞受賞も納得だ。デビュー作のボンド・ガールの頃は単なるブロンド・ビューティーに過ぎないと思っていたが、「ゴーン・ガール」から一変。悪女が似合う女優になった。しかも、悪い奴なのに、すごいと思わせるような俳優にだ。なぜかといえば、権力におもねない。あがく。抵抗してがんばる。そこがカッコいいのだ。シャロン・ストーンだったら、嫌な女で終わっちゃうけど、そうならないんだよね。悪女じゃないけど、「プライベート・ウォー」もめちゃくちゃカッコよかったな。内容は恐ろしくて、未確認だが、たぶん日本とは違うと思うが、アメリカの法制度に問題があると思う。本人の知らないところで、勝手に決められちゃうなんて… 展開はスピーディーで、思いもよらない方向へ向かっていった。おもしろかった。
胆力強すぎでしょ
金持ち老人を女医と相方の彼女と組んで合法的にケアハウスにぶち込んだ後、強制的に全財産を清算して死ぬまでいい感じにピンハネしていくという悪徳後継人業を営む主人公。
目をつけたおばあちゃまをケアハウスにぶち込んで財産清算中に隠し金庫のダイヤを見つけてフォーーーー!!ってなってる時に、おばあちゃまは実はロシアンマフィアの元ボスのママってことが鑑賞者にわかる。
(元マフィアボスがGOTのティリオンだったのがアツい。お元気でしたか?ティリオン侯…!)
マフィアは弁護士を送り込んで、主人公と交渉したり裁判所でママを合法的に外に出そうとするも失敗。最後に殺されちゃうかもよ?っと脅すも屈さない主人公。
中盤で協力者の女医が殺されて、あれ?マジでやばい??って思うものの逃げず、自分も拉致されて殺されかけるも生き残り、恋人も殺されかけたのに、屈服も逃げもせず、執念でボスを殺すかと思いきや合法的に自分の手のひらで転がせる状態に持ち込んで最後まで交渉する。殺さなかったのは、お金とダイヤのためだったのかー、なるほどね!!!考えるねー!
最後はボスが主人公の胆力に惚れ込んで逆に世界の介護業界を一緒に掌握しようぜ!って持ち込まれて乗っちゃうのすげえ。黒い金に塗れてもまだ欲しいのか富と名声。こわい。
最後はおばあちゃまもボスの元に帰れて、主人公はフォーブスとか世界の尊敬するunder40とかに選ばれて(50歳くらいかと思ったらまだ38歳設定だった、老けすぎてない??)テレビにも特集されて、こんな悪人が白昼堂々のさばれるのがアメリカよ!!!!!みたいな最後かと思いきや、ど頭にお母さんを獲物にされた息子に撃たれて終わる、っていうウシジマくんの最終回みたいなオチ。
真っ白なセットアップスーツが赤く染まっていって、さっきテレビで発言した「まだ始まったばかり」というシーンで〆る勧善懲悪メタだった。
それにしても、ロシアンマフィアのボスなのに殺す時のツメが甘すぎない?捕まえて言うこと聞かないなら、普通ダイヤの居場所を拷問して吐かせてから確実に殺すでしょ?もしくは恋人を連れてきて目の前で拷問して吐かせるでしょ、自然死に見せかけるように車の事故で殺そうとするなんて優しすぎない??生き残る可能性あるじゃん。恋人もただ殴っただけで生きてたし、女医は殺したのに、なぜこの二人には甘いのか。それは映画作品だから、ってわかってるけどそこだけ納得いかないなー。
せめて恋人を目の前で拷問&殺害されても吐かない胆力を買って物事が動いてく、って感じの方が納得感あるんだけどな。
そっちの方が、ラストの凡人にあっけなく殺されちゃうオチのショックが強く残りそうなのになー。
とはいえ、設定は斬新で素晴らしい。
クズがケアするためにドンパチ
めちゃくちゃ面白い
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