劇場公開日 2022年3月12日

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「1箇所でツボって大変だった」ウェディング・ハイ asicaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.51箇所でツボって大変だった

2022年6月26日
iPhoneアプリから投稿

JALの機内で視聴。

どこの場面とは言えないが、もうあの一瞬で抱腹絶倒
その後の展開ももう怒涛の笑いで父親が消えた瞬間のリズム感が絶品で私 機内で死亡。

邦画はこれ一つだったので見た人は多いと思うが、差程笑ってる人もいなかったように思うのでツボる人ツボらない人がいるんだと思う。

私に於いては、機内という事もあって大声で笑えないという(いわゆる葬式時にツボる理論)から余計笑えたっていうのはあったんだろうか。

出だしからしばらくは、バカリズム的ユーモアがそこそこ散りばめられる。
結婚式に対する男女間の考え方(感じ方)の差異とか
ちょっと紋切り型にも思えたりはするが。

結婚式に誰を呼ぶか。
これはいろいろ物議を含む問題ではある。
そこを 花嫁奪還の流れに持って行く伏線は面白い。
そして、友人たちのけしかけ方や慰謝料って言われてややヒク感じとかも バカリズム的おもしろさ。
岩田剛典が腹下す描写はちょっと違和感。
下痢時の排便欲に勝る物ってある?
他人の御祝儀の行方などそれに比べたら完全敗北だと思うが。
彼の側の友人の浅利陽介と前野朋也の飄々とした感じはまさにハマり役。

そう言った感じで役者について 視聴する側から言わせて頂くと

片桐はいりは やっぱりすごい役者さん。
あの一言で 泣きそうになる。

向井理は 申し訳ないが やる役は無理ない範囲でこなして行く方がいい。
今回のこれ。
他の俳優陣に比べて、どうにも見劣りがする。
役者ならこういう役やってこそ役者冥利って言うのは考えなくていいと思う。
下手が目立つ。

新婦の関水渚、って人。よく見るし最近でも 元カレの遺言状での好演で広く認知されるようになったが名前は全然知らなかった。
広瀬すずに似てる感じなのがそう思わせられる理由のような気がするが たぶんこれからなお一層活躍される事だろう。

スタッフの臼田あさ美は まさにここでしょという心地良さがあった。
もう一人の男性スタッフの泉澤祐希は、こういう役が多いらしく 印象に残らない役柄が多いのか
見ていたドラマにもCMにも頻繁に出ているらしいが全く記憶に残ってなかった。
今期の深夜ドラマで 花嫁未満エスケープでまさにこういう男いる〜という役をやってくれてやっと私の記憶に楔を刺してくれていたらしく でも 見ていて
あれ?これって誰だっけ?見た事あるけど誰だっけ?
と、しばし話の流れを追うのも忘れてやっと思い出した次第。

そう言えば

主演は 篠原涼子なの?

へえーーー。
知らんかった。

asica