「群像劇だったのは意外、でも面白かった」ウェディング・ハイ kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
群像劇だったのは意外、でも面白かった
バカリズムの脚本って、普段は気にもとめない人間の思考をえぐってきたり、いじってくる面白さがある。爆笑するというのではなく、ニヤニヤして楽しむ感じが好きだ。
本作でも結婚式を準備するカップルの意識の違いが描かれる。式場のテーブルクロスなんて(多くの)男にしたらどうでもいい。でも、ちゃんと考えているんだよとアピールする姿にニヤニヤしてしまった。しかも彼女から「なんでそう思ったの?」なんて聞かれる。適当に選んだからなんて言えない。結婚式の準備って、男女関係の意識の違いの縮図だ。
だから結婚式をめぐるカップルとウェディングプランナーのやりとりを描いた話だと思っていたが、意外と参席した人たちの群像劇になっていたのは意外だった。でも、それはそれで面白い。余興のコラボなんて発想は笑える。
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