「人生の不条理を描く、感動バイオレンスコメディ」ライダーズ・オブ・ジャスティス Toninuさんの映画レビュー(感想・評価)
人生の不条理を描く、感動バイオレンスコメディ
人生の不条理に直面した時に、人はどうすれば良いのか。どうすれば悲しみと絶望の淵から、少しでも前を向いて生きていくことができるようになるのか。この映画が語るテーマはとても重くて、深くて、まるでカミュの小説のようだ。
それをこの映画はコメディとして、それもバイオレンスコメディとして表現している。そしてそれが見事にハマっている。
突然の事故で、母であり妻であった女性を亡くした父と娘は、癒えることのない悲しみの底に沈んでいる。なぜこんな不幸な目に自分たちは合わなければならないのか、人生はあまりにも不公平だ。
この映画は、そんな父娘が少しずつ立ち直って行く姿を、派手なアクションと大爆笑の中で描いていき、最後は深い感動がある。アクション、コメディ、ヒューマンドラマという調和しそうもない要素が見事に調和した大傑作!
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