フリークスアウトのレビュー・感想・評価
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変わった能力集団 個性は強い
第2次世界大戦下のイタリア。ナチがユダヤ人迫害に猛威を奮っている危険な時代。
サーカス団で働く異端の能力者達4人が父のように慕う団長のイスラエルをナチの移送から救うというストーリーです。
マーベルのファンタスティック・フォーに近い設定ですが娯楽色は少なく
作品カラーはギレルモ・デル・トロを更にダークにした独特な世界観。
グロシーンもやや多めで後半は敵も味方も入り乱れての戦闘が繰り広げられますがエンディングも爽快感はなく独特な雰囲気のまま終焉。
敵のフランツを演じたフランツ・ロゴフスキの狂気の演技は見応えがありました。
おススメ度はやや低め。
ん!?この音…それってどんな能力だよ!
異能力者の大道芸人4人組がナチス・ドイツ軍と戦う話。
ユダヤ人団長率いる異能力者による大道芸をみせるサーカス団が、団長が姿を消したことによりバラバラになり、仕事を求めてベルリンサーカス団へと向かう3人と、団長を捜したい1人に別れと進行していくけれど…。
虫を意のままに操る能力者は蜂だけは操れず、体に磁力を纏うことが出来る能力者はくっつけられるのはせいぜいカトラリー、怪力の多毛症の能力者は頑丈な檻などは手が出ない様子、体に電気を帯びている能力者はゼロには出来ず素手で人には触れられず、と何だかポンコツ染みた能力者達w
その時代なので団長はもちろんそういうことなんだけれど、まあ都合良く目の前に現れることwどんだけ遠回りですか?
キャラクターはコミカルだし、一応ファンタジーながら、物語は結構シリアスに展開していくのに、いきなりマンガかよっ!と言いたくなる様な感じになったり、何故だかみんな能力が急成長しちゃったり、まあ成長しても1人以外は知れてるけれどw
丁寧過ぎるというかまどろっこしというかなくても良いようなシーンを積み重ねてマッタリテンポだし、折角の登場人物達も結局はそこだけ!?という感じだし、それでこの尺にこの空気感はちょっと残念だったかな。
あらすじに偽りは無いけど思ったのと違った映画。 本年度ベスト級。
特殊能力を持つイタリアのサーカス団員がドイツ、ナチスと戦うストーリー。
出だしのサーカスのシーンから打って変わるシーンに引き込まれ期待値が上がる!
団員は電気女。虫男。磁石男とチューイ似の怪力男の4人。
確かにナチスと戦うけど自分が期待していた展開ではなかった(笑)
ドイツのサーカス団が特殊能力を持つ団員をヒトラーに献上しようとする意味不明な展開だけど団長は特集能力を持った人を探すのに必死。
イタリアの団員がある理由でドイツのサーカス団で働こうとする中、ある恐ろしい事実が発覚。
何だかストーリーに纏りが無かった感じに進む中、待ちに待ったサーカス団員とナチスとの戦いが。
そういう戦いだったのね(笑)
本作はタイトルの通り、特殊能力を持った普通の生活が出来ないフリークス達の成長物語って感じ。
作品で流れる音楽は良質な感じで素晴らしいと思いました。
エンドロールに映される挿し絵。
何の意味があるのか?
理解出来ませんでした( ´∀`)
デルトロ&XMEN???
ナチスドイツ軍とサーカス軍団の戦い。
うーむ、ギレルモデルトロのような世界観、&XMENのような超能力者?のキャラたちという感じ。ナチス映画好きなので鑑賞したが、期待し過ぎたようだ。
R15指定のようだが、ベッドの上で思いっきり腰を振るシーンが延々と続くのは必要あるのかという意味を含めて驚いた。
あとぐるぐる回る男性器は、本物かフェイクか分からんかったけどな。
ラストの反乱軍とのバトルシーンは良かったがな。ちょっと途中退屈だったわ。
なんだかなぁ〜⁈シナリオに期待したが…。
(私だけが知らないだけかも?)全然問題は無いのだが知らないキャストだらけで、始めの予告から,んっ⁈映画という中での非現実的な世界観?の中で、オッ,やってくれそう!と思わせてくれた何気無く観た予告編で決めた作品だったが為(タメ)、鑑賞してみた。
虫を思い通りにコントロールしちゃう男と,光を扱いライトを照らしちゃう発電器みたいな女の子と,自分の身体に鉄の物が引っ付いちゃう磁石人間と,毛深過ぎるボウボウ&怪力男の4人で、
一緒に生活していた団長が行方不明になっちゃった彼を探しに行き、何故だかナチス•ドイツの戦いにその特殊能力を使いたい!と思っていた別のサーカス団の団長と,争う事になるという話の成り行きの意味分から無さの馬鹿馬鹿しさに呆れながら、楽しいんでいた…,なんて感じ。
「ファンタスティック・フォー」のオマージュ作品?
「ファンタスティック・フォー」って作品名はアメコミ界隈でよく聞きますが、私は原作含め関連作品に触れたことがありません。
ただ、監督の前作が鋼鉄ジーグ(これさえも未見ですみません)でオマージュ好きな監督だし、Wikipediaで調べたら超能力使う4人組(男女比同一)も合致し雰囲気は酷似するので間違いなく着想などヒントを得たりしてるんではないか、といえます。悪意のある丸パクリではなく、あくまでオマージュっていうのが良いですね(笑)。
暴虐を極めるナチスを描く上で最低限の史実には基づいております。第二次世界大戦中のイタリアが舞台、ムッソリーニ失脚後、大戦終結直前のナチス占領下、パルチザンが後に実現する祖国奪還のために撤退抗戦中・・・という混沌を極めた時代背景です。
彼らのサーカス団はサーカスというより、見せ物小屋ですね。アングラだけど華のある演技、演出、雰囲気が彼ら4人の演目でみてとれます。そこにいきなり、ナチス(と思われる)からの無差別砲撃でそこに居た観客もろとも全てを失うことから物語はスタートします。
異形、奇形、変な性癖(笑)含めて当時、世の中でフリークスで文字通り、サーカスで見せ物になるしか術がなかった人々・・・。それが実は超能力、異能力者であり、サーカスの演目も種も仕掛けもないガチ、そこに留まらず世界や歴史を変え得る存在になるかも、って着想は大変ユニークで評価すべきところです。
麻薬?を使ってトリップすることで未来を覗く能力のある、6本指のピアノが上手い敵役もナチスの狂気を代表し、体現してる様で、分かり易い残虐さ、思考と嗜好の偏りっぶりが本当に見事でした。
4人が最初から大活躍するではなく、基本ナチから逃げ回るスタンス、そして拘束されて痛めつけられるのは、脚本上、仕方ないとはいえちょっとその時間が長かったので痛快さには欠けるかなと思いました。
あと、イタリアの大人の娯楽作品ってことだろうから許されるのか知れませんが、性的に極めて下品!なので紳士淑女は閲覧に注意が必要、子供の手に届かないところに隔離してください(笑)。
戦時下の混沌にファンタジー要素をぶっこんだ闇鍋的な作品ですが、最後は一切合切、綺麗に終わります。そこはありきたりだが、そうせざるを得ない感じでした。
では。
絆と団結 フリークスVSナチスの構図は良かった。しかし猛攻に寝て😪・・団長イスラエルよ何処❓
コレ、事前の無料リーフ、予告編そのまんま イタリアサーカス🎪→ナチスサーカス🎪🤡
異形のフリークス【比較的マイルドさんのフリークス、人権に配慮】🆚絶対悪のナチス
と言う分かりやすい構図。ナチスがヤラレテ行くのは気持ちが良いのだ。
だが ナチスも人の子、ベルリン・サーカスの団長フランツの 複雑な心象も描く
ゲリラを結びつけたのはよいのです。
ブラピの出てた【イングロリアス・バスターズ】ほどはイケイケで無い。それはナチに対する根源的な恨みが当初の起点では無いからだ 最初の大衆サーカス爆撃は、ナチスの鉤十字の下だから 連合国側とも取れてしまう空爆
ナチの残虐にも背景あり➕新しい未来的な視点で 二番煎じは避けている。
まぁ結局は【残虐非道ナチス、やっつけちゃって❗️】作品なのだが
①なんだかんだで、最初のイタリアサーカスは ほのぼの なのだけど
ナチスのサーカス🎪のフリークスの取り扱い、見せ方が雑。もっと「乗せてノリノリにさせて有効演出」
が 賢い、ズル賢い演出だろう。ピアノの弾けるフランツさん。不器用すぎ。悪人に相違ないが
②最後、列車🚃あんまりドンぱち長くて、瞬間寝てしまった。 分かりやすい名前のイスラエル団長さんは
いつ消えた?そもそも個人的に団長救いたかったはず、フリークスの4人眠った😪ワシも悪いが?
【有料パンフあるある 購入して】
・俳優、監督のプロフィールが当然載ってるが、ナチスサーカス団長フランツさん除き 全員 イタリア ローマ生まれ
いくらなんでも一人ぐらいローマ以外の人いると思うが、コレは何故❓偶然❓
日本の映画で、東京都出身ばかり は滅多にないよねぇ
・制作監督は勧善懲悪のアメコミヒーロー より「デビルマン」が好き❤️とのこと
・1932のフリークス映画は 制作者の退路を事実上断った作品とのこと。
まあ事前予測どおりの作品です。観客の期待に応えてる。
まさに 映画フリークス のための作品です。バトル&アクション 少し双方の心の動き
こう言うレベルの「多様性」は良い。
なんとなくお得感。
140分は長いよなー、と思ったけどだらける事なく突っ走った。感電少女は戦争時に甘ったるい事言ってんなーとイラつかせたけどラストの展開にOK。未来の予知能力にクスッとさせられたり兄弟の確執とか小ネタも効いてる。序章的展開で4人の能力が随所で発揮されないのが物足りないか、と。が、毛色の違うヒーロー集合で面白かった。
フリークス達によるポエティック・ジャスティス
持たざる力を持った者が葛藤を経て有用に使おうとするというテーマは、その力や特異性によって差別・迫害されてきたという点でアメコミヒーローでは『X-MEN』に近い。かといって、マイネッティ監督の前作『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』同様に、ひたすら陰湿でダークな作り。主人公達が華々しくカタルシスたっぷりにヒーロー活動する作品ではないので、DCやMCUみたいなノリを求めない方が吉。強いて言うと『ウォッチメン』っぽいかも。
その力をなるべく公にせずに、サーカス団として生きていく為に使いたい。でも時代がそれを許さない。ホロコーストではユダヤ人以外にも、身体障害者、精神障害者、LGBTQ+の人達も迫害の対象としていた。そんな、所謂フリークスと括られた者がナチスに復讐する。タランティーノの『イングロリアス・バスターズ』のようなポエティック・ジャスティスだ。
マイネッティ監督のメッセージが込められたエンドクレジットも注目。そして彼にはいつか、心酔する永井豪の作品を本格実写化してほしいもの。『魔王ダンテ』でも『デビルマンレディー』でもOK。
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