フリークスアウトのレビュー・感想・評価
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思ってたより素敵な映画だった。
超人サーカス団vsナチス。パンフの雰囲気からして、もう破茶滅茶なぶっ殺しまくり映画を期待して観ましたが、結構まったとりとした映画。でも、退屈することもなく鑑賞後の後味も最高。主人公達ががどんどん好きになりましたし、所々で落涙しました。いや、普通に良い映画でした。しかし、あの人間大砲のくだりは流石に。笑 2時間半近くの長めの映画でしたが、ダレることなく楽しめました。体感2時間映画。
何か良い
期待してなかったせいか鑑賞後謎の満足感が。イタリア人も「アンタなんて好きじゃないんだからね!」みたいな愛情表現するんだなと発見がありました。このマチルデとアルビノの男の子の淡い恋心が可愛いからかね、全体の出来の悪さはそんなに気にならなかったです。鋼鉄ジーグの監督なんですね。今回はまあ随分シンプルなお話作りましたね。小ぶりのマーベルみたいな。
荒っぽいけど好感は持てる
全般に画面が暗くしかもカメラが常に少し揺れている感じがあって見にくいです。
イスラエル(人名です)のMCで始まるところ「キャバレー」の冒頭のよう。そしてギフテッドの4人によるサーカスの演技に繋がる導入部の流れが好きですし見応えあります。
ただそれ以降は超人ものになってしまうからな。
まあフリークスへの愛は感じられるので好感は持てます。
イタリア映画です。ナチスの描き方がなんか外部からきてる他人事みたいになるところが面白いかも。
なんかすごかった(笑)
ダンナが見たいというから一緒に観に行きました。
「『ファンタスティックフォー』みたいな映画ではない」という事前情報しか持たず、「ではない」と言ってもまあそう大差はないのでは?と思ったけど、いやいや全然違いましたw
どっちかっていうと『エレファントマン』的な雰囲気でしょうか。(多分だいぶ違う気がする)
感想は「こんな内容の映画、この時代にやっていいんだ!」でした。
エログロが苦手なので多々見れない場面があったけれど、チェンチオが可愛カッコよくてだいたいすべてが許せてしまいました。
この映画の後の彼らが幸せでありますように…。
着信音
能力的にはお粗末なんだけど、それがこの映画にあっている。
あまりにすぐれた能力はいらない。
誰も憎めない映画。
ピアノの演奏は素晴らしい。
けど携帯はいらないかも。
はぐれ戦士のみなさんかっこよかったな。
チャールズとエリック
思いの外長いし、思いの外目的(?)に辿り着かないけれども、ハリウッドとは趣きの違うギフテッド達の珍道中として中々に楽しめる。人に寄っては性的にグロく感じてしまうかもしれないので注意が必要だが、コメディも皮肉も効いていて良い作品だと思います。主人公と敵役を分けたのが「自分そのものを信じてあげる事(主人公は教わるのだが、敵役は自ら捨てる)」だったのが印象的でしたね。敵役の能力の見せ方が好きでした。
この監督、ホントに永井豪が好きすぎるのね笑エンドロールでニンマリしちゃったよ。てか、あのエンドロールは素晴しいものだ。
好きなジャンル、面白そうな設定なのに
超人サーカス団vsナチスドイツ。超能力ものに目がないので、そんなキャッチを見ただけで大好物な雰囲気を感じた本作。
この手の映画では能力に差がつくことも多い。戦いに向いているかどうかって意味では、本作はマティルデの一強。バランスが悪いとこの上ない。それが影響しているのか、それとも展開が地味だからなのか、予想以上に退屈する時間が多かった。上映時間が長すぎるのか? 好きなジャンルのはずなのに!
でも敵役の設定はなかなか面白い。ピアノで「Creep」なんかを演奏したり、スマホが出てきたりする。未来が見えたとしても、あの段階でできることなんて大したものは残っていないのかもしれない。だからこそちょっともったいない。
ベルリン・サーカスへようこそ。
特殊能力を持ち、サーカスをしながら暮らしていた一行のリーダーがナチスに攫われてしまい、彼を慕う電気少女が仲間やパルチザンと一緒に闘う物語。
ファンタジーを全面に押し出した作品だが、ナチス映画らしくなかなかエグい描写も。
序盤はテンポがマッタリ。特殊能力と言ってもどれもなかなか地味。まぁ逆にそれが新鮮といえば新鮮で、一応戦争を題材にしたストーリーもあり全体を通し詰まらない場面は無いといった印象。
クライマックスは激アツ。まさかこんなにハデにやりあうとは。脇キャラ達の活躍は大好物なワタクシにとって、ここだけでも☆+2ぐらいw
そしてどうでも良いが軍人もパルチザンもシュマイザー(?)率高すぎないか?
その他、母を殺したとか、虎は何故平気?とか、なんの意味が?な人間大砲や、謎の恋愛展開や、イスラエルとの物語がちょっと薄いかな〜…とか、色々なものがハンパにも感じたけど、140分の長尺にしてはちゃんと最後までしっかり見れたし、画も終始美しいしでとても楽しめた作品だった。
暗くて良く見えなかったけど、殺人牛(でしたっけ?)は何だったのだろう。あれが大活躍してたら更に評価高かったかも。
とにかく、ラストがアツければ良いんです(笑)‼
設定やストーリーは好き。 上映時間が30分ぐらい短いと丁度良いと思...
設定やストーリーは好き。
上映時間が30分ぐらい短いと丁度良いと思った。
下ネタはあっても無くてもどちらでも。
チッタでイタリア映画は初めて観たかも。
イタリアらしい変なファンタジー
特殊能力を持つサーカス団員がナチスと戦うという設定だけ知って、B級映画かカルト映画かなと予想していました。実際見てみるとなかなか迫力ある映像で引き込まれます。ちょいちょい唐突にエログロの要素が挟み込まれるのはイタリア映画らしいところと言えるでしょうか。全体的にとぼけた雰囲気の漂う不思議な映画でした。
Fantastic Four
ナチスvsサーカス団、とりあえずその週の目ぼしい新作は観るのでこのワードが入ってた時点で観ることは決めていました。ちょうど空いてそうな木曜日を選びましたが、それは正解でした。良い空き具合でした。
冒頭の陽気なサーカスシーンから一転、ナチス軍の突然の空襲にサーカスの客は一網打尽、サーカスのメンバーは団長がどこかに消え、メンバーたちはたじろぐ自体に。そこからベルリンへ向かったり、途中ではぐれたりします。
4人の結束感が良いのか悪いのかよく分からないところもありますが、なんやかんや信頼しあっていて微笑ましいシーンがいくつも挿入されるのでそこは安心して観れました。砲弾で仲間を飛ばすアイデアはぶっ飛んでんなーと笑いながら観ていました。
マティルダがとても魅力的なキャラで、自身の能力で母親を殺してしまった過去を引きずり、電気を使える力を封じていますが、いざというときは電気で相対し、仲間や市民を守るために躍動する姿がかっこよかったです。普段のシーンは可愛らしさが残っているので、そのギャップも楽しめました。
回転台に張り付けられながら、でっかい男性器をブラブラさせてたマリオの笑顔には若干引きつつも笑っていました。
フルヴィオは圧倒的パワーのはずなのに、意外とそこが強調される場面が少なく、腰振ってたのと他言語を流暢に喋る様子の方が印象に残っています。
チェンチオ、最初は頼りなかったですが、後半になるに連れ頼もしくなっていたのが良かったです。中々のイケメンなのも憎いところです。
電車内で4人が突然の覚醒、蜂を操れるようになるわ、金属は自由に飛ばせるようになるわ、なんだかパワーアップするわ、電気を自由に扱えるようになるわ、やりたい放題でしたが、突然のヒーローものっぽさには少し胸熱になりました。思いっきり敵をぶっ殺していくのもなんだか爽快な絵面でした。
終盤のナチス軍vsフリークスの攻防、ここ最近観た映画の中でもトップクラスに銃弾が飛び交っていて見応えがありました。
シンプルな撃ち合いに火石を飛ばしたり、戦車から乱れ撃ちにしたり砲弾でぶっ飛ばしたりととにかくド派手にノンストップでした。暴走牛という謎ワードが出てきたと思ったら出オチだったり、上手いこと弾を避けまくったり、死人の量はとんでもないなと思いました。
マティルデの一面を電撃で焼き尽くすという、焼き尽くす前が完全にDCのヒーローっぽくなっていて、ナチス軍を見事なまでに焼き尽くすという中々にエグい殺し方で物語を締めくくります。
4人が再び足並み揃えて次の街へ向かう爽やかな終わり方でなんだか心も晴れ晴れです。
2時間半かけてやる物語かと言われるとそうではないと思いますし、唐突な展開や都合の良い登場の仕方など、多少難はありますが、全体的にシリアスな展開と時々挟まるコミカルな展開を楽しめる作品でした。割とオススメできる作品です。
鑑賞日 5/18
鑑賞時間 15:30〜18:00
座席 K-5
マティルデ推し
イタリア&ベルギー製。
「炎の少女チャーリー」「X−MEN」「ウォッチメン」的な要素を散りばめたイメージ。
「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」の監督さんというのもあるが、ハリウッドとは切り口が違う。
異形の力で迫害されることを嫌い、どちらかといえば静かに暮らしていきたい人たちなので、
「超能力で何とかする」というよりは、
「金もうけ」とか「降りかかった火の粉をはらうのにやむなく」といったスタンスなので爽快感はあまりない。
ちょっとマティルデ高火力過ぎだろ(笑)でも好き。
続編やらんかな…
着想は秀逸だが、フリークスに対する差別や迫害が描かれていないのは物足りない
見世物小屋の異形の者たち、いわゆるフリークスが、実は本物の超能力者で、それぞれの特技を活かしてナチスと戦うという発想は、とても面白い。
たが、話は、そんなに単純に進む訳ではなく、4人の超能力者たちは2つのグループに別れてしまい、バッタバッタとナチスを倒していくという展開にはならない。
電撃の能力を持つ主人公の少女が出会うパルチザンの面々も、手や脚を失っていたり、背骨が曲がっていたりして、フリークスという括りに入るのだろうが、かと言って、彼らはそういう理由で戦っている訳でもなさそうだ。
ナチスの元帥が観覧するベルリン・サーカスの公演で、いよいよ「イングロリアス・バスターズ」みたいにナチスを血祭りにあげるのだろうと期待していると、見事にはぐらかされる。
少女と団長の親子のような絆は、それなりに感動的ではあるのだが、あの列車に団長が乗っていることをどうやって知り得たのか?パルチザンは、なぜ、あの場所で、おあつらえ向きに列車を襲撃したのか?列車よりもサーカスを襲撃した方が、明らかに大きな戦果を期待できたのではないか?など、腑に落ちない点も多い。
ラストで、ようやく4人が揃ってナチスと戦う場面が訪れるのだが、パルチザンとナチスとの戦闘が激し過ぎて、超能力者たちの活躍が霞んでしまうし、その一方で、覚醒した少女の能力は「AKIRA」や「炎の少女チャーリー」みたいに強力過ぎるしで、もう少し超能力の発揮の仕方をバランス良く描けなかったものだろうか?
何よりも、フリークスたちに対する差別や偏見、あるいは迫害のようなものが殆ど描かれていないのは物足りなく、それだけに、彼らが居場所を見つけるエンディングにも感動することができなかったのは残念だった。
スクリーンが光で焼きつく?
ラスト20分は、フリークス達が大暴れするし、ナチ対パルチザンの戦闘は、耳をつんざく爆音の連続。もっとテンポ良くここまで来てほしかった。
冒頭の大道芸メドレーであっという間に引き込まれる。だけど、ここからがイマイチ。わちゃわちゃしながら、物語が進んでいくから、どうも退屈してしまう。
ベルリン・サーカス団の団長フランツがは、予知能力があり、ピアノの名手。こいつが6本指で鍵盤を叩くピアノ演奏シーンが、ややらといい。ダレた気分が覚め、スクリーンに引きつけられる。
このシーンが終わると、またもやスローダウン。
この内容で、141分は、ちとキツかったでございます。
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