「救いがない」あのこと アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
救いがない
中絶が法律で禁止されていた頃のフランス1960年代の、妊娠してしまった女子大生の話。
全く産む気のない主人公がなんとか中絶しようと必死になる話。なんの罪の意識もない主人公に、相手の男性も真剣に考えていない様子。友達にも関わらないほうがいいと突き放される。誰にも共感できないし、同情もできない。救いがない映画。
ガムちょうだい。もうないと言って、自分のかんでるガムをあげる。それをもらう主人公。ヒエ〜
仲のいい友だちだって、かんでたガムはもらえないよー。
中絶してトイレで産み落とした時、友達にハサミを持ってきてもらい、自分できれないから切って、と頼む主人公。友だち可哀想。いやよねえ。私なら頼まれても切れないかも。
あまり観ていて気持ちのいい映画ではない。
あと、本作は結局男女問わず、精神的に未熟なのにもかかわらず性的には成熟してしまったがための愚かさも描いてますね。私は男目線で女性は大変だなあというレビューを書いてしまいましたが、主人公も性に奔放で無責任なんですよね。やはりそうならないための性教育はほんとに重要だと思います。この時代はそういった性教育がタブー視されていて、子供たちに行き届いていなかったことからの悲劇とも言えますね。
おはようございます。コメントありがとうございます。そうですね、中学生にはちょっときつすぎますよね。私なら間違いなく女性に対して不能になりそうです(笑)。
ただ仰る通り、欲望のはけ口としての行為がどれだけ重い責任を負うことになるのかは教えるべきでしょうね。有名大学の学生が酔った勢いで女性に乱暴を働いたという事件を見るたびにそう思わされます。
確かに!
愛情は感じられないのでどの様子もみてい辛い。母になることを〝病〟と言ってるあたりの彼女たちには嫌悪感も湧いたほど。。。
そしておっしゃるいやな男も然り。
どよーんとした鑑賞後を思い出しています😢
苦しい作品でしたね。力が入るというか抜けるというか、終始不安定でした。
でも、確かにだいじなことがおりこまれている。
今朝は寝起き一番に梅毒患者の急激な増加についてのニュースを耳にしましたが、色々な意味で知識としての教育がもっと必要なのだろうとは思いました。