パワー・オブ・ザ・ドッグのレビュー・感想・評価
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評論家向けのつまらない映画
まあ、この映画を今の時点で映画館で観ようなんてのは、そこそこマニアが多いだろうから平均採点高めですど、普通の人に勧めたらぶっ飛ばされることは保証します。マニアに、観た?どうだった?って聞いてみる程度です。
アメリカ映画というよヨーロッパ映画の雰囲気です。ジトーとした盛り上がない話が、ドラマもサスペンスもなくダラダラ続きます。
最後の30分で話が展開しますが、なんでそうなるのか、何を言いたいのかサッパリわからず、評論家はわかるみたいだけど、「はぁー?」ってカンジですね。
まあ、なんとなく独特の味わいはあるので、好きな人は好きなんでしょうけど、こういう面倒くさいの私には無理です。
空虚で微妙な作品
今や売れまくってるベネディクト・カンバーバッチが主演の西部劇という事で期待して見てきました。
最初から最後まで意味深でシリアスな雰囲気が続く微妙な作品でした。音楽も緊迫感はあり、必ずこの後何か起こるという期待をしてましたが見終わってみると空虚感しか残らない残念な作品。
ダメ嫁に大切な弟をとられて苦悩する兄の話がメインで兄弟愛や同性愛もほのめかしてはいますが・・・。
やっとラストに盛り上がってきたと思ってたら親子のあまりに非道な展開について行けず。
Netflixで自宅で見てたら絶対早送りしてしまうお勧めしにくい作品でした。
よくわからなかった
•主人公が誰かわからず、どう観ていいのか全くわからなかった。ピーターがフィルを多分、殺してようやく始まったと感じたら終わった。ブロンコビリーはフィルと恋仲だったのかな?とか何で皮を先住民の人たちにあげたのか?何でフィルは急にピーターに優しくなったのかとか諸々、謎のままでモヤモヤした。
•弟から兄に風呂に入ってくれ、って言わないといけないのはしんどいなぁと思った。
簡単な映画ではない
最初のナレーションが表すように、子供が母親を守るために間接的に殺人を犯す物語だ。ではそれは何を表現しようとしているのか?
タイトルは旧約聖書からの引用で、「剣から命を守り給え。犬の力から魂を守り給え。」から来ていて、ここで「犬の力」は邪悪な心を表しているらしい。確かに母親を守るためとはいえ、その解決方法が間接的な殺人というのは邪悪ではある。
ここからは想像だが、監督が描こうとしたのは男性原理と女性原理の対立ということだろう。20世紀初頭の米国の西部を支配していたのは暴力や知性に象徴される男性原理であったが、時代の流れなどにより女性の社会的地位は徐々に上昇しつつあった。20世紀は女性原理が社会の表に現れた時代だ。そうなると当然男性原理と女性原理は対立することになる。それが主人公による弟の妻に対するいじめとして表現されている。
一方、主人公は男性原理のみで生きているようで実は内心女性原理への憧れを隠し持っている。それがやや女性的な雰囲気を持つ義理の甥に当たる青年への好意として表されている。ただ、この女性的な雰囲気を持つ青年は医学の知識と、母親を守るという強い意志を持っていた。一見犬のように従順に見えながら、その内面は目的のためであれば殺人もためらわない邪悪な心の持ち主でもあったのだ。
映画において男性原理の主人公は炭疽菌で死に、母親は主人公の弟と幸せになることが暗示され、それを窓から見守り、炭疽菌による殺人の道具として使ったロープを手袋で慎重に扱いベッドの下に隠すシーンで終わる。
21世紀は女性原理が勝利を収めつつある世紀であり、それは必ずしも優しさや愛情だけによって象徴されるのではなく、男性原理と同様に邪悪さを持つこともある。その邪悪さは水面下に隠す必要があるというのが監督の結論ということだろうか。
心を締めつけられる映画だった
本作品でベネディクト・カンバーバッチが演じたフィル・バーバンクは「本物の男」という言葉を使った。しかし多分「本物の男」は「本物の男」という言葉は使わないと思う。「本物の男」には「本物の男」という概念がないからだ。
主人公フィルはエール大学を卒業した秀才だが、牧場経営者として汗臭いカウボーイの仕事を率先して行なっている。弟のジョージは管理が仕事で、兄弟でそこそこ上手くやっている。
フィルは秀才であるが故に、強さや勇敢さに憧れている。しかし彼にできるのは勇敢なフリだけだ。本当は臆病で繊細な人間である。粗野な振舞いや乱暴な言葉遣いは、弱さを見せないための精一杯の自己演出なのだ。
彼が出逢った「本物の男」ヘンリーは、彼の最初で最後の男だった。フィルはそれ以来、ヘンリーの面影が頭から離れない。それはある意味「乙女心」かもしれない。フィルは自分の中の「乙女心」を隠し、無慈悲で冷酷な人間を演じる。知性的な人間が反知性的な人間のフリをすることは可能である。逆は不可能だ。フィルは自分の中の二面性に引き裂かれそうになりながら、あくまでも豪胆さを演じ続ける。この複雑な役柄をカンバーバッチはいとも容易く演じてみせた。凄い演技力だと思う。
不幸のはじまりは弟のジョージが未亡人ローズと結婚したことである。ローズはアル中だが性根は腐っていない。気のいいジョージはローズを救い出したかったのだ。そして第二の主人公とも言うべきローズの息子ピーター。医学生でひょろっとしたピーターは、外見からはいかにも弱そうに見えるが、夏休みにフィルの牧場に来たとき、その本当の姿を見せる。
タイトルの「パワー・オブ・ザ・ドッグ」は解釈がいろいろあるだろうが、フィルとピーターの会話の中で言われるのは、岩山が犬に見えるという話だ。フィルにとっては岩山が犬に見えるのが「本物の男」だ。フィルは犬に見えるまでに長い時間を要したが、ピーターは初見で見えてしまう。フィルが驚いたのはこれだけではない。ピーターの生命に対する無慈悲にも驚く。もしかしたらピーターこそ「本物の男」なのか。
一方のピーターは母ローズに向かって「ボクがママを守る」と約束する。フィルはローズを依存症呼ばわりし、人格を否定する。フィルはママの敵だ。ピーターは馬に乗れるようになると単身で岩山に入り、死んだ野牛の皮膚を採取する。野牛の死因は炭疽菌だ。医学生のピーターにはすぐに解る。
ピーターはフィルと違って能書きを言わない。話すのは事実だけだ。フィルを真っ直ぐに見つめる眼の力強さは、平凡な男のそれではない。いつの間にかピーターはフィルに対して心理的に優位に立っている。フィルは微かな怯えを覚えるとともに、心の奥底にしまってあった「乙女心」がうごめくのを感じる。
本作品は広大な大牧場と牧場主の大邸宅を舞台にしているが、どちらかと言えば自然と人間の関わりよりも、人間同士の関わりあいを表現する心理劇だ。主人公フィルの心の揺れを全身で表現したカンバーバッチはやはり大したものである。観ているこちらの心も揺れっぱなしで、あっという間に終わってしまった。「本物の男」に憧れたフィルと、そんな概念を持ったこともないピーター。心を締めつけられる映画だった。
【「見えないのは、いないも同じ」/映像だからこそ伝わるもの】
Netflixで12月1日から配信となるので、レビュー・タイトルに、映像云々と書いてしまったが、可能であれば是非映画館の大画面で観ていただきたいと思う作品だ。
それほど、カンバーバッジをはじめ、俳優陣の表情を中心にした微妙な感情の揺らぎが、作品に重厚感を持たせていて、大画面で観る方が良いと思うからだ。
映画.comのあらすじには、"無慈悲な牧場主"という表現が使用されていたが、そんな簡単な言い回しでは語れない人間ドラマが、ここにはある。
個人的には、今、賞レースの中心にいるのではないかとさえ感じる。
(以下ネタバレ)
「見えないのは、いないも同じ」
果たして、そうだろうか。
フィルの序盤でのこのセリフが、ストーリー全体を通して、画面から目を離せなくする。
見ようとして見えてないのか。
初めから見てないのか。
言われて、案外、なーんだと気が付くこともあるかもしれない。
よく近づいてみたり、俯瞰してみたり、観察して見えてくるものもあるはずだ。
それは、対象が人でも同じではないのか。
様々な人の感情には、それぞれ理由があるはずだ。
そして、中には逃れようにも逃れられないものもあるはずだ。
それを見て見ぬふりをするのか。
理解を拒絶するのか。
また、自分を見つめることも同じだ。
実は、他者を見つめ、理解することも、自分自身を見つめ、理解することも同じではないのか。
虐げられ、孤独で抑圧に苦悩し、アルコールに逃れようとするローズ。
典型的な家父長制社会の中で、女性を蔑視することによって、かろうじて自我を保ち、同性愛をひた隠しにするフィル。
心優しいローズの幸福を願うピーター。
ピーターの密かに、単独で実行に移される冷静で且つ冷酷な計画。
フィルとの交流、牛の死骸、ロープ、牛の皮、炭疽症、フィルの死。
ピーター自身の復讐心もあるのか。
ローズはやっと抑圧から解放されると信じているかのようなピーターの表情。
きっと、この後も、ずっと隠されることになる事実。
映し出される場面のピースと、微妙な表情を逐一読み解いていく、人間ドラマの、実は重厚なミステリー作品でもある。
粗暴で妖艶なカンバーバッチと犬の力。
フィル、ジョージ、ピーター、ローズの主要な登場人物それぞれのキャラが立ってるから、どうかすると単調になりがちな作品の進行も背景も全く退屈しません。
美しいモンタナの荒野を舞台に、荒々しさと引き換えにどこか脆さもあるフィルというキャラを目線や仕草ひとつまで完璧に演じたカンバーバッチの好演にいつの間にか魅入られてました。
フィルのブロンコ・ヘンリーに対する敬愛を超えたあの「秘密」はたぶんそういう事なのかなと途中で予想はしてましたが、まさかあんな黒いエンディングが待ってるとは。。
乗馬を覚えて炭疽菌まで使って自らの「障害物」を乗り越えたピーターの決意たるや、(彼の表情が変わらなさすぎて…)あの覚悟(≒殺意)は冒頭で大切な花を燃やされた事をキッカケに芽生えていったのですかね。
そんなピーターを見守りつつも精神的にどんどん病んでくローズと反対に、常に冷静なジョージの良心のバランスさが劇中唯一の救いだったような。
ネトフリ作品を劇場で観るのは2019年の「アイリッシュマン」以来かな。
想像以上に重い作品でしたがやはり今回も劇場で観れて良かった(12月にはネトフリで観れるらしい)
これは切ない悲劇だった
お久しぶり過ぎるジェーン・カンピオン監督。
そしてこれは今年の外国映画のベストの一本となる傑作。
1920年代のモンタナ、クソ田舎とか僻地とかいった言葉では足りない辺境の地だった。彼の地で牧場を営む兄フィルと弟ジョージ、そして弟の妻となる未亡人ローズとその息子ピーターの物語。
牧場主として、男としてプライドの高いフィルの抱える秘密。当時としては決して口にすることができない禁断の秘密。
ローズは心を許さないフィルを恐れた。
耐えられずアルコールに溺れた。
ピーターには母親がすべてだった。
フィルとピーターの対峙。
ホント緊張した。
父性に目覚めたのか優しくなっていくフィルの幸せを手を合わせて祈ったのだが。
動き出した悲劇を止めることはできなかった。
【”動物の生皮を剥いで、綱を編む・・。”脳内フル回転で観る映画。今作をミステリーとして観るか、青年の成長物語として観るか、は観る側の感性次第である作品。】
ー 舞台は、1925年 モンタナ州。大牧場を営むフィル(ベネディクト・カンバーバッチ:最近の活躍は凄い。)は横柄で、尊大な態度のカウボーイ。
弟のジョージ(ジェシー・プレモンス)は対照的に、温和な男として描かれる。
◆感想
・フィルとジョージ達が、放牧の途中に寄った、未亡人ローズ(キルスティン・ダンスト)が経営する食堂&宿屋。
卓上に置かれた紙で作った精巧な花。それは、ローズの息子ピーター(コディ・スミット・マクフィー:華奢で、白く、無表情なのが、印象的である。)が作ったモノだった。
だが、フィルはそれを見つけ、火をつけ煙草に火をつける。更には、華奢なジョージの給仕姿も揶揄う。
- 調理場で涙するローズ。慰めるジョージ。だが、ピーターはフィルを冷たい目で見ている。-
・結婚したジョージとローズ。幸せそうである。だが、フィルはローズに対し”俺はお前の兄ではない!女狐め!”と尋常でない罵りの言葉を浴びせる。
- 嫉妬か? だが、違う気がする・・。-
・ローズは、日々のフィルの嫌がらせに憔悴し、アルコールに頼る様になる。そこへ夏季休暇で、戻って来たピーター。口にした言葉【ここには、嫌な奴がいる・・。】
- フィルは当初、ピーターを揶揄うが、ある日、雄大なモンタナの山脈を見てピーターに問う。
”アレは何に見える。”
”犬が大きな口を開けているように見える。”
”お前もか!”
徐々にフィルのピーターに対する接し方が変わって来る。
立派な男にするために、彼が且つて命を助けられた”ブロンコ・ヘンリー”の鞍にピーターを乗せたり・・。そして、そこに掛けられた綱。-
・風呂に入らないフィルだが、自分だけの秘密の土地があり、そこで水浴びをする。そして、フィルをつけて来たピーターが叢の中で見つけた”ブロンコ・ヘンリー”と書かれた木箱に入っていた冊子。冊子には、数々の写真が・・。
ー 更に、ピーターに”ブロンコ・ヘンリー”に助けられた時のことを問われて・・。
ピーターの”裸で抱き合って、寒さを凌いだの・・?という言葉”
そういう事だったのか・・。-
・フィルは、ブロンコ・ヘンリーの様に、馬の生皮を干し、綱を編む。それを見ていたピーターは、ある日、独りで馬に乗り、山に分け入り、途中”死んだ”動物の皮を剥ぐ。
- ピーターが、独りで小動物を解剖している姿。酒に溺れる母の姿。その母を揶揄うフィル。フィルは更に、亡き父の事をピーターに聞く。
ピーターは、冷静な顔で
”父はアル中で、自分で首を吊った。それを抱えて下ろしたのは僕。”
と答える・・。ー
・酒に酔った、ローズはフィルの生皮を勝手に売ってしまう。怒るフィル。だが、ピーターは”大丈夫、僕が”皮””を持っているから・・、と冷徹な目でフィルを見る。
そして、二人で出かけた先で、フィルは手に怪我をし・・。
終幕、彼は”炭疽症”で、急死する事が告げられる、酷い発作を発しながら、息絶えたと・・。
<真の”パワー・オブ・ザ・ドッグ”は誰であったのか。
私には、か細き身体ながら、笑顔無き、動物解体を淡々と行う”人物”に思えたのだが・・。
2時間強、完全に魅入られた作品であった。>
ピーターの覚悟
人生や人間関係といったものの難解さを切り取って観せられたような作品でした。
フィルとジョージの関係性、フィルのブロンコ•ヘンリーに対する敬愛、ローズ、フィル、ジョージそれぞれの対立、そしてピーターが3人に対して抱く感情。どれも簡単に説明できるものではありませんでした。橋田壽賀子の「渡る世間は鬼ばかり」を思わせるような。
そして、全ては冒頭のピーターの覚悟に集約されました。ただそれもスカッとするものではありませんでした。
でも、28年前に観た「ピアノ•レッスン」で受けた衝撃からの期待には応えてもらえました。
いずれも理屈では説明できない人間の感情がつくるドラマ。それが人生そのものなのか、なんて考えさせてもらいました。
ちなみに、本作のキーとなる、人と動物の共通感染症「炭疽」が傷口から感染する病気だっていう情報をもっていたりすると、より楽しめるでしょうか。
余韻が素晴らしい
大牧場主のフィルと弟ジョージの兄弟は地元の未亡人ローズとその息子ピーターと出会い、フィルは女々しいピーターをからかった。しかし、ジョージはローズに惚れ彼女と結婚し家に迎え入れた。よく思わないフィルは、2人に対して嫌がらせをした。しかし、残忍だったフィルが夏休みで大学から帰って来たピーターに乗馬を教え、丘に連れて行き、ロープを作ってやり、と可愛がるようになっていった。めでたしめでたし・・・ではなく・・・え、って話。
牧場、丘、川、森、空、自然の美しさを満喫できる。
馬の皮膚をここまで拡大してみたのは初めてかも。良かった。
ピーターの怖さを知ることになるストーリーも驚きとともに凄いと思った。
フィル役のカンバーバッチが心の変化を上手く演じてた。肉体美も含めて素晴らしかった。
余韻がすごくて、ピーターはもしかしたら父親も・・・なんて想像してしまった。
私の魂を剣から、私の命を犬の力から救い出してください
私の魂を剣から、私の命を犬の力から救い出してください
原作も未読、聖書よく分からない勢で(聖書分からないと理解できる!となる作品が減ってしまいますよね)なかなか理解できなかった部分も多かったと思いますが、備忘録で…
新しい世代と旧時代のおじさんという構図?と一見思いますが、作品で出てくる「障害」があるということで、お互いに本質は変わらないのかなという作品?です。
カウボーイのことは本質なことが分からないので、文化的にイメージが固定している、日本だと忍者的な感じが自分の中であるのですが、とても感銘を受けた作品であるブロークバックマウンテンを今回は思い出していました…
障害と、秘密と孤独を感じるなかで、犬の力から抜け出す力を持っていたのは、彼なのですね。
これさー、最後はピアノとギターでセッションして終わるんじゃないのぉ...
これさー、最後はピアノとギターでセッションして終わるんじゃないのぉぉー?
なんて真逆な想像をしてしまった自分が恥ずかしい。
主要キャラの表の顔と裏の顔どこにも感情移入することが難しいくらい皆さん壊れていらっしゃる。
怖い方に想像しだすとどこまでも恐ろしくなっていくのが凄い。
ピーターがフラフープしてる姿をローズが見たのはいつ何をした後以来なんだろうか。。。とか。
黒い。どす黒い。
殺意の発意は何時だったのか。母を守るため、っての嘘だよね。母親のために作ったペーパークラフトのバラに火が点けられた時に芽生えたどす黒い殺意は、しばし眠りについたかに見えて。
慣れない馬に跨り危険を冒してまでも、炭疽菌を採取に裸山に入って行くのは、殺人への動機付けの強さの表れとしか。
アメリカ文学はNetflixに任せろ。みたいになって来ましたけど。良いんですかね?この風潮。我が国も、そうなりつつあったりしてw
メイJ役の時から、もう十分に「大人のオンナ感」を漂わせてた、キルステン・ダンスト。なんか、老けるの遅くないですか?
伝説のカウボーイに憧れる無骨な男がよく似合ってたカンバーバッチ。今回は哀れな役回りでしたが、コレも上手く演じ切ってて良かった。
良かった。
好き嫌いが出そうな一本だとは思うけど。
モンタナの山々、牛、馬、男たちが美しい
モンタナの雄大な山々をバックに牛の群れを追うカウボーイたち、背筋をピンと伸ばして歩くカンバーバッチ。
大きなスクリーンで観ることができる幸せ。
ネトフリ配信前の劇場公開作品、予備知識なしで鑑賞。
ジェーン・カンピオン作品と知らずに、エンタメを期待して観に行ったのが悪かった。
第一章までは面白そうだったけど、期待していたものとは違った。こっちのミス。
キース・キャラダイン気づかなかった。
全裸で川遊びする男たち、珍しい。
女性監督ならではかな?
今まであまり良い役で見たことなかったけど、ジョージ役の俳優さん、いい役で良かったです。
俳優さんて役でこんなに変わるんだ。変わんない人もいるけど。良い役が回ってくるかどうかでキャリア違ってくるだろうな。
劇場で観るべき作品。
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