劇場公開日 2022年11月18日

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ある男のレビュー・感想・評価

全528件中、141~160件目を表示

3.5知らないほうがいいことは、知らないほうが良い

2023年9月30日
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脚本が向井さんで、カメラが近藤さん。そう来たかとという感じで、熊切さんとか山下さんとか含めて同時期に同じ学校で出会っていた才能にただ驚きますね(鬼畜大宴会)。

安藤サクラさんの後半のセリフ「知らなくても良かった。あの楽しい時間は確かにあった」。わたしも、そう思います。今を此処で生きていることなんて偶然みたいなものなんだから、余計な過去を気にしたり、ひけらかしたり、また知ろうとしたりする必要はありません。

映画は、去年のキネマ旬報2位ですよね?正直、それ程の感銘はなかったです。

エンディングは好きです。

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ウルスアベイユ

4.0深く、重い

2023年9月25日
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アンディぴっと

3.0出会って親しくなったかと思えば、次のシーンでいきなり結婚して娘が生...

2023年9月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

出会って親しくなったかと思えば、次のシーンでいきなり結婚して娘が生まれて数年経っている。
あまりの展開の速さにのけ反ってしまったが、本題はここからだった。
事故死した夫が素性を偽っていたことが判明。
夫は一体誰なのか、という展開は興味深い。
弁護士が探偵のように人探しなどする暇があるのかは疑問だが。
ただ、ラストがよく分からなかった。
弁護士の男も他人と入れ替わっていたのか?

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省二

4.0本当のことを明かさない

2023年9月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

4.0結婚して亡くなった相手が別人だった。 原作は未読。自分の存在自体が...

2023年9月24日
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結婚して亡くなった相手が別人だった。
原作は未読。自分の存在自体が嫌になる人だっている。戸籍を捨ててほど変わりたい人だっている。戸籍が変わっても、その人がどのように生きるかで人生が変わる。ある男である窪田くんは幸せだったんじゃないかと。一緒にいた家族が誰がは関係なく、誰であっても幸せだと感じた時点で救われていたのだ。妻夫木くんの視点も重なると、暗い内容ながらもおもしろく観ることができた。うまく出来ている。
安藤サクラは平凡な女性を演じるに抜群にうまいなと再認識。窪田正孝、妻夫木くん、柄本明、キャストも良かった。

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よっしー

4.0自分を偽ること

2023年9月24日
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泣ける

悲しい

知的

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ぽよん

4.5家族のかたちとは

2023年9月23日
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良い映画でした!

家族とは何か、人生とは何かを考えさせられました。

役者陣もGOOD!

最後まで飽きることなく観れました。

ルーツや隠したい過去、みんなそれぞれあるよね。
それでも前を向いて生きられるか。

血の繋がらない家族でも深い絆があるんだね。

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もふもふ

4.5鏡のなかにいる自分が心の闇を映し出していた作品

2023年9月18日
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悲しい過去がある心の壊れた男性、窪田正孝
演じる大祐が、事故で亡くなったことにより
判明した事実!

安藤サクラ演じる谷口里枝と、結婚して
前妻の長男、娘の花と幸せに暮らしていた
家庭に見えました。
他人の戸籍になる偽りの人生。
成り済まし。

アイデンティティー、自分の存在証明が
問われるストーリーでした。

妻夫木聡演じる、弁護士の城戸が
調査していくうちに自分の名前と違って
いても、自分自身が家族を愛していた
揺るぎない気持ちが伝わってきました。

『また、名前が変わるの?』

里枝の息子が嫌な気持ちで母親に質問していたけれど、

大祐が里枝と結婚してからの人生が
彼のすべてだった。
そんな台詞が心に響きました。

本物の谷口も美涼に会えて良かったと思いました。
名前が違っていても、新しい自分を取り戻して
いく、家族の愛情が通じ合うように
思えたストーリーでした。

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美紅

4.0対面にいる人はだれ?

2023年9月13日
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とても考えさせられた作品ですね。
名前とは何?
生まれとは何?
親とは?
しいては
自分はだれ?
と考えさせられた作品。
スローテンポではあるが、グイグイと引き込まれた。
ラストは自分としては不要だったと思うが、全体的には良いと感じました。

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A1_Godzilla

3.0窪田くんが素晴らしい

2023年9月6日
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愚行録と同じ監督さんだからでしょうか、
妻夫木くん、なんか、雰囲気がかぶっちゃいましたね。

というか、有名な役者さんが多すぎて、
誰が主人公?
仲野太賀さんなんて、台詞ほとんどなかったけど…

窪田正孝さん、素晴らしかったです。
眼の表情だけで違う役を演じ切るという。
ストイックな役者さんてちょっと苦手なんですが、さすがだと思いました。
妻夫木くんは、シリアスな役もコミカルな役も上手だけど、次回はマジックアワーのようなはじけたやつが観たいです。
あとは、結構小藪好き笑

内容としては、
原作平野啓一郎なので、ミステリーとして見ると期待外れ。
映像2時間では描き切れないだろうから、原作を読んでみたいですね。

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おんこ

4.0ラストが素晴らしい

2023年8月23日
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みる

3.5重たいなあ… サスペンスを装った(?)社会派メッセージの強いタイプ...

2023年8月17日
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重たいなあ…
サスペンスを装った(?)社会派メッセージの強いタイプの作品でした。

”ある男”が誰だったのか?
確かにここは大切なのですが、”なぜある男になったのか?”が重要な感じ。

何かに似てるな~~と思ったのですが「凶悪」ですね。
第三者が当事者と関わることにより、大きく影響を受けてしまうというプロット。

この作品をただの物語として見るか、考えさせられる”テーマ”としてみるかで評価も変わるし難しい…

何度も見たい作品では全くないのですが、1度でおもしろい!と理解できるような作品じゃないんですよな~

こどもにとっての”苗字が変わる”という出来事がいかに苦しいか、愛した男のことを本当に理解していたのか?自分の築いた人格は、結局出生には抗えないのか、犯罪者の人権は?

語るべきことは沢山あるのでしょうが、私にはまだ消化しきれない部分が多い。

サブスクに見放題出来たらもう一回見ようかな。

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二ノ前

4.0安物のワインにヴィンテージのラベル

2023年8月7日
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小籔の一言にドキッとしてしまった
愚行論での演技も良かったけど、妻夫木聡の爽やかな笑顔にジトッとした内面が垣間見える目が良かった。サスペンスなのに終わってほしくない、まだ見ていたくなる、そんな映画でした。

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農民一揆

3.5より3者の深掘りを期待した

2023年7月30日
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2022年劇場鑑賞92本目 秀作 67点

2022年日本アカデミー賞を各部門総なめにした作品

正直箔がある風に並べて固めて持ち上げてヨイショした感が凄いし、名誉に見合ってないと思う

役者陣の演技派揃いの具合は頷けるんだけど、んー数十年後にに振り返った時に名前だけ残って、これに席を奪われた他の名作が語り継がれないのをその当時にちゃんと足を運んで見てた人間からするとなんとも不甲斐ない

別にそこまで悪くはないけど、絶妙に響かない
こちらの骨まで震えてこないんですよね、1年通して上映のタイミングもいい時に出来たし、演技派揃えてそれっぽいポーズした題材だから恵まれましたねって感じ

日本アカデミー賞に相応しいかは置いておいて、個人的に2022年邦画ベストは川っぺりムコリッタか猫は逃げたです

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サスペンス西島

4.5名刺も戸籍も公信力はない?

2023年7月28日
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本作は別人に成りすました「ある男」の正体と過去をたどる物語。
戸籍の売買により、別人に成りすまし、己に巣食う過去やトラウマからは逃れようとする男はこう思ったはずだ。「酸味」の強すぎる自身の人生を変えたい。せめてラベルや名札だけでも。ただ、鏡に映る自分の姿がそれを許さない。

「ある男」の経歴をたどる物語をとおして
「別人の人生を生きられたなら」、「人生をリセットできたら」と思う心に共感するとともに、「真」の人生だろうが、「偽」の人生だろうが、その歩み方次第なのだと感じた。

今回の真相を追う弁護士城戸にもとあるコンプレックスを抱えており、
物語ラストにまさかの展開が待っている。
ミイラ取りはミイラになったのか?

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スモーキー石井

4.0どんな男なの❓

2023年7月15日
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泣ける

悲しい

怖い

夫と死別したヒロインが、夫がまったくの別人と判明、知り合いの弁護士とともに夫の過去を探り始める・・・結論としては夫が他人と戸籍を交換(?)していたという事ですが、夫は父が死刑囚だったため、交換した相手は家業の跡継ぎをめぐる兄との確執のため‼️日本アカデミー賞の作品賞を受賞した作品とのことで、期待してたのですが、窪田正孝と仲野太賀のキャラが戸籍を交換するくだりで、ドラマ的に深みというか説得力と、もう一捻り工夫が欲しかったです‼️なんか全然胸に迫ってきません‼️ただラスト、妻の裏切りを知った妻夫木聡の弁護士の顛末は戦慄を感じましたので、☆一つオマケです‼️

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活動写真愛好家

4.5あなたは、あなた自身は、自分を名乗れますか…?

2023年7月13日
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悲しい

知的

幸せ

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近大

4.5窪田正孝に胸を鷲掴みにされました

2023年7月13日
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里枝の手を握り「りょうくん、りょうくん」とやさしく声に出す大祐。窓ガラスに映った自分の顔に反応し取り乱す彼をやさしく抱きしめ「大丈夫、大丈夫」となだめる里枝。
これからの二人の温かい人生を物語る大事なやりとりだった。

幸せとは、人生にこういう相手がそばに居てくれること。賑やかな朝食シーンが見事に語っていた。

親に似た自分の肉体とルーツに苦悩を抱えて生きてきた彼にとって、里枝と子どもたちと過ごした幸せな時間だけが、誰の複写でもない、彼自身の人生だった。

マグリットの「不許複製」。戸籍は複写可能だけど、愛は複写不可能だ。外面の幻ではなく内面の愛をもらったからこそ悠人は寂しい。

一方。立派な職業、上質な暮らし、美しい妻子を得た城戸の未来は順風満帆のはずだ。しかし、外面を整えることに懸命に生きてきた彼も、不安定な苦悩を抱えて生きている。差別主義の下衆親に抗議しない妻も、外面が大事な彼と似た者同志かもしれない。本音で繋がっていないような夫婦。

果たして今の自分の人生は本当に望んだ人生?

そこでラストを想像してみる。バーで通りすがりの人物に、城戸は、田口の人生を自分の人生として語る。

城戸は長期出張とかなんとか言って失踪するんじゃなかろうか。
自分の肩書きや過去に関係なく、里枝と大祐のように、ありのままの自分が惚れ合える相手と、明るい未来を歩みたいんじゃないかな。

和製レクター博士、最高だった。

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Raspberry

3.5「ある男」とは誰か

2023年7月13日
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鑑賞方法:映画館

難しい

冒頭、そしてエンディングに映される、シュールレアリスムの画家:ルネ・マグリットの絵「王様の美術館」が本作を見事に象徴しています。
人は日常の中で知らず知らずのうちに、一定の固定観念に縛られて物事を見聞きしてしまっていて、ほんの少し視点をずらすと、実は全く異なる世界が広がっている、その危ういほどの微妙なバランスの上を綱渡りのように歩んでいるのが人生である、ということを感じさせる作品です。

本作は、芥川賞作家・平野啓一郎のベストセラー小説の映画化ですが、原作にはマグリットの絵は引用されておらず、このカットを入れる、而もファーストシーンとラストシーンに挿入することで、本作に世の中の不条理感と不可思議で無気味な空気感を漂わせることに成功しています。特にラストは奇怪さがより増幅され、背筋が凍る思いで慄然とさせられ、観終えた後、あまり愉快な思いはしませんでした。

前半は、安藤サクラ扮する武本里枝の視点でホームドラマ風に緩く進み、窪田正孝扮する谷口の事故死から、物語は一気にサスペンス調に切り替わります。ただサスペンスドラマのような体裁を取りながら、冒頭に述べましたように、本作は謎を解くことが主たるテーマではありません。それは窪田正孝の目に終始生気がなく、まるで生きている人でない、一種の亡霊のような感覚がするのが、後々への伏線になっていることにつながります。

そして、物語の転機では常に雨が降っているのも象徴的です。またアクションも美しい自然描写も一切ない、人と人との会話により進行する本作のようなストーリー展開では、つい人物の顔の極端な寄せアップを交互に映し、やたらと無意味に緊張感を強調するようなカット割りにしがちなのが、本作では寄せアップは殆どなく、やや引いた落ち着いたカットでつながれます。観客は寛いで観賞できながら、それゆえにいつの間にかスパイラルに社会の不条理性・不可解性の泥濘に取り込まれていきます。
ただむやみに手持ちカメラを多用しますが、これはあまり意味がありません。画面を揺らして不安感と緊張感を高めようとしているのでしょうが、本作に限っては不要です。私は手持ちカメラのカットのたびに平常心に戻り、却って興醒めしていました。

独特の怪しい空気感が漂う、不思議な趣の本作ですが、率直に言って社会問題を余りにも多く揃え広げて見せ過ぎており、その結果焦点がぼけてしまっています。人種差別・夫婦間の不信・親による差別/虐待・仮面夫婦・戸籍交換・・・、深刻で重篤な問題ばかりで、小説なら読みこなせても、2時間の映像にまとめねばならない映画では明らかに盛り込み過ぎており、脚色に大いに難ありと思います。

さて、タイトルにある「ある男」とは一体誰のことか、脚本通りに捉えれば、その正体を追い求めた、自称・谷口大祐のことなのでしょうが、実は主人公である、妻夫木聡扮する城戸章良のことのようにも、或いは柄本明扮する謎の囚人・小見浦憲男にも思えます。
そう、きっと世の人々は遍く仮面を被った日常と他人には見せない裏の顔を持った、“ある男”なのではないでしょうか。

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KeithKH

2.5お箸であんな風に食事を勧める人がいるかな?悩む人にあんな風に怒る人...

2023年7月7日
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お箸であんな風に食事を勧める人がいるかな?悩む人にあんな風に怒る人いるかな?突然道に寝転がって悲しむ人いるかな?刑務所での接見で、あんな対応あるかね?
演出が自己満足的で、安っぽく、折角のテーマが届かない。

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J417