「橋本環奈がハブられ陰キャの世界線」カラダ探し サイレンスさんの映画レビュー(感想・評価)
橋本環奈がハブられ陰キャの世界線
「日本映画の悪い所」としてお馴染み、
『陰キャからイジメられっ子まで、とにかく美男美女しかいないクラス』。
…という「もう学校じゃなくて芸能事務所舞台でいいだろ」な学園モノ。
せめてそれっぽいメイクとか、
野暮ったい格好とかさせればいいのに
橋本環奈はあの顔面のままで、
同じ学校の男子から「アイツは無いわ~」とか言われます。
さすがに無理がある。
橋本環奈こと主人公が
何故かクラスからハブられており、
その理由が途中で明かされるのですが…
あまりに薄すぎる。
小学校低学年みたいな理由です。
そんな事でこんな美人をハブってんのかと。
いじめられている男子がいるのですが
その子もパーマとメガネかけてるだけで
普通にイケメンです。
どうやら顔面偏差値はプラスにならない世界だそうです。
ネタバレにチェックはしないので
あまり内容に関しては言いませんが
個人的には結構ツッコミどころがありました。
「早すぎじゃね?」「バカすぎじゃね?」「トロすぎじゃね?」など色々思いましたが
それがどこなのかはご自身でお確かめ下さい。
エンディング後にCパートがありましたが
何が伝えたかったのか理解不能です。
ホラーの定石でいうと「恐怖はまだ終わっていない」的なCパートを持ってくるのかと思ったら、何故アレを入れたのか。
終わった後に色んなところから「え?」と聞こえてきました。
たまたま連日で映画を観に行き、
前日は貞子DXを観賞したのですが
「どちらかをもう一回見に行け」と言われたら迷わず貞子に行きます。
貞子は「怖くはないけど楽しめる」でしたが
こちらは「怖くないし面白くないし、何よりモヤモヤする」と感じました。
どちらも怖くない作品ですが
『どちらかといえば』カラダ探しの方が少しだけ怖さは上です。少しだけです。
今回襲ってくる元凶が
バリバリのフィジカル系なので
そこは面白かったです。